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ワンピース*海賊と海軍、七武海と白髭。

作者:斎藤海月
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第一部
縮まる距離。
  大好きな人。2

ギガル『リノ!その他!』


マール『その他ってなんだゴルァ!!』


ギガル『見たか?!』


マール『無視してんじゃねェーぞォォォ!!!』


蛆虫熊を吹き飛ばした事で森の中に大きな通り道が出来ると


そこで喧嘩をしている二人を置いといて歩き出す


ラフュー『置いてくぞ!!』


二人『待ってくれェェェ!!!』


ミファル『・・・リノ』


リノ「ん?」


ミファル『アイツ、移動してる、そこ、連れてく』


リノ「お願いね」


ミファル『うん』


後ろでラフューに気付かれないように喧嘩している奴らの事なんか気にせずに、


ミファルがあたしの横にいながら目を閉じて意識を集中させると


視界の中に黒いモヤが掛かり始める


ミファル『<時渡り>・・・始め』


蛆虫熊のように身体が消え始めると、


ミファルがあたしたちを連れて行ったのはモリアらしき気色の悪いゾンビが前にいて


影を取られたらしいゾンビたちの集団、見覚えのある蛆虫ども・・・


皆「「「えええええ∑∑!?」」」


リノ「・・・どこだここ」


ミィル『リノ!』


チョッパー「えええ!?」


ウソップ「お、お前・・・見た事あるぞ・・・!!」


ゾロ「まさか・・・!?」


サンジ「リノさんか!?」


・・・・・・・何でここに来た途端、この展開になるんだよ←


ナミ「アンタたちうっさいわよ!!」


・・・あ、ナミナイス。その青い棒でそいつらの頭を叩くとかまじでナイスだわ


ルフィ「お前ひっさしぶりだな~!!」


目の前にデッカイ怪物がいるっていうのにあたしの元に走り寄って来た蛆虫船長だったけど


ラフューが足元に数個の氷の槍を落とすと蛆虫船長は後ろに高くジャンプした


ルフィ「おいそこの獣!何すんだよ?!」


ラフュー『何すんだはこっちの台詞だ!リノに馴れ馴れしく触れるな!!』


チョッパー「レオン久しぶりだなっ!」


レオン『見ない間にボロボロになりやがって』


マール『オメェーらダサ(笑)』


ベガルス『お前らもか!?』


・・・何だこのゴチャゴチャした空気←


リノ「ミファルどういう事?あのクソ野郎いないんだけど」


ミファル『アイツ、ここにいる。隠れてる』


リノ「・・・逃げ隠れが好きな熊め」←


モリア「あァん?・・・おいお前、お前はオレの味方なんじゃねェーのかァ?」


リノ「仲間・・・?・・・あたしがいつから・・・テメェーの仲間になったんだボケェェェェェ!!!!!」


モリア「うわぉおぁぁぁぁ!!!!」


奇妙な声で、奇妙なといよりも気色の悪い姿でモリアがあたしの落とした落雷で


気絶をするかと思いきや口の中から何かを思い切り出していた


ラフュー『・・・あれは、何だ・・・?』


ミィル『この島のゾンビたちから奪った影だよ。

ああやって・・・持ち主に帰って行くんだね・・・うん』


『『・・・・・』』


・・・ミィル、何があったの?


行き成りどうしちゃったんだよミィル←


家に帰ったら相手になってあげるからさ←←


ラフュー『わあミィル。あなたの影も消えていくわよ』


ミィル『え∑!?何で?!?私、取られてないよ!?』


ベガルス『・・・・嘘に決まってんだろーが』


ミィル『なあ!?ラフュー騙したの!?騙したのねえちょっと!!』


ラフュー『うるっさい!!そんな事言ってる暇あるなら戦闘準備しなさい!!』


チョッパー「・・・・・」←


オイトナカイ((


そんな目で見てあげんなよもっと暖かい目で見てやれよ((


リノ「ていうか・・・黙れ」


『はい』←


ルフィ「おおすっげ・・・一瞬で静かになった」


リノ「お前も黙って前にいる奴倒せ」


ルフィ「会って命令形って変わらねーなーお前も」


リノ「うっせー黙れ」


ブルック「何だか頼もしい方ですね~」


ロビン「あの子、誰なのかしら」


フランキー「顔見知りなんじゃねーのか?」


ロビン「いえ。一度もあった事無いわ」


・・・盗み聞きするのはあまり好きじゃないけど←


まあそりゃーニコ・ロビンとはユバの街に着く前に・・・


エースと・・・別れて・・・


リノ「ぅぅっ・・・もうこうなったら早く終わらせるだけ。」


エルノ「行き成りどうした」


ルフィ「んお!?コイツ喋れんのかぁ~!?」


エルノ「それ以上近づいたら・・・」


一匹狼に近いエルノに近付こうとした蛆虫船長だったけど、


ミファルが動きを止めるとエルノが蛆虫船長を睨んだ


エルノ「殺すぞ」


ルフィ「あい」←


お前らマジで何なんだよ・・・


リノ「・・・雷、落とすぞ」


「「『『・・・・・』』」」


・・・ようやく黙ったか。←


ルフィ「・・・まあ話もこれぐらいにして・・・お前、力を貸せよ」


ラフュー『なっ・・・!?』


ギガル『男が普通に喋ってる・・・』


リノ「ここから抜け出す為に力を貸してやる」


ベガルス『そうでもないようだ。』


レオン『・・・・・』


あたしの前にいた蛆虫船長の横に立つと、


隣で地面に手を着いたかと思うと行き成り煙の中から出て来た蛆虫船長は


明らかにさっきとは違う雰囲気を漂わせていた


ルフィ「・・・ギアセカンド・・・」


リノ「レオン、ギガル、ラフュー、エルノ」


レオン『任せろ』


ギガル『おうよォォォ!!!』


ラフュー『氷の世界で殺してやる』


エルノ「・・・・」


モリアが蛆虫船長に狙いを定めた事に逸早く気付いたレオンが、


高く飛んでモリアの顔面直撃で火の玉を連打でぶち当てると背中から倒れそうになる所を


エルノとラフューが走り出した


ルフィ「ゴムゴムのォォ!!ジェットロケットォ!!!」


リノ「エルノ!!ラフュー!!」


『「氷水の槍ッ!!」』


二人が作り出した水と氷の槍がモリアのお腹に直撃すると、


さっき落雷を落とした時と同じように口の中から黒い何かが出て来た


マール『っしゃああぁぁ!!』


リノ「ギガル!!腹を狙え」


ギガル『あいよォォ!!』


ルフィ「ゴムゴムのォォジェットバズーカーッ!!」


ギガル『くらえッッ!!』


蛆虫船長と、ギガルの爆弾がモリアの腹に命中すると気絶したモリアの口からどんどん影が抜き去っていく


ミファル『リノ、奴が起きる。男、狙われる』


リノ「了解。レオン!モリアの意識が戻ったら火で奴の攻撃を防げ!!」


レオン『ああ!!』


ギガルと蛆虫船長のランダム攻撃が続くと、


壁に張り付いた蛆虫船長の元に普段はメリーサが先読みをするのに


ミファルの先読みが明確に当たるとモリアの口内から出て来たコウモリたちが消されていく


モリア「貴様ァァァ!!!邪魔しやがってェェェ!!」


リノ「エルノ!ラフュー!レオン!!」


ルフィ「ギアサードッ」


モリア「ぐはッッ」


エルノ、ラフュー、レオンたちの口から玉がモリアぐらいの大きさの玉が三つ出ると


三人の横で蛆虫船長の身体が風船みたいに膨れ上がる


ギガル『俺は?』


リノ「ギガルは最後の攻撃に準備してて」


ギガル『分かった』


ルフィ「おぉォォォォりゃああああああああ!!!!」


モリア「ぐぁッ・・・」


肉弾のような姿をした蛆虫船長がモリアの腹に突進した後ですぐに退くと、


エルノ、ラフュー、レオンたちの技がモリアの腹に直撃してさっきとは比べ物にならないぐらいの勢いで影が帰って行く


ルフィ「海賊王になるのはァァァ!!!俺だァァァァ!!!!」


・・・行き成りどうしてそうなった←


ミファル『リノ!』


リノ「ギガル!!」


ギガル『くらえェェェェ!!!!!』


レオンたちの攻撃と、蛆虫船長の最後の攻撃でモリアは後ろにあった塔にぶつかると


下敷きになりそうな勢いでギガルの大爆破が城ごとを吹き飛ばした


リノ「おーいつになくド派手だー」


ギガル『だろだろ~♪』


・・・・・・・ようやく全て、片付いたか。 
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