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ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!

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一番好きなポケモン映画はミュウツーの逆襲と水の都

ポケモンリーグ制覇を目指して旅立ったジン一行は、一同、ポケモンジムのあるサンヨウシティへと向かっていた。が今はランチを作っている真っ最中のようだ。

「はぁ~・・・空気が旨いな~♪」
「さっきからそれしか言ってねぇじゃねぇか。何回目だよユウヤ」

本当にユウヤはさっきからそれしか言っていないから困る、他に思いつく言葉は無いのだろうか。おっとっと、しっかり鍋を見ておかないとな。因みに今作っているのはシチュー。シチューは美味しいし栄養もあるからね、でも皆計画性無さ過ぎだったのは驚いた・・・。

※十数分前の会話

「ふぅ~・・・なあフウロ、サンヨウシティってどのぐらいで着くんだ?」
「え~っと・・・タウンマップによると・・・ゲッ、まだまだ先よ・・・このままのペースで行ったら3日掛かるわよ・・・」
「はいぃぃいいいい!?マジかよ!?」
「マジよマジ・・・。ペース上げる?」
「あ~駄目・・・今の聞いたらやる気が無くなった・・・そして疲れた。もう3時間は歩きっ放しじゃ無いか・・・」
「あ~もう・・・私も駄目・・・」

「ったくだらしないなユウヤ、フウロ」
「ジ、ジンとカミツレは大丈夫なのかよ・・・?」
「ええ、私はジンと一緒にエミヤさんのトレーニング受けてたから体力には自信あるわ」
「そういう事だ。まっ良いタイミングではあるな、ご飯にするか」
「やったぁぁぁぁあああああ!!!」
「よし!ってご飯、誰か持ってるの?」
「俺持ってないぞ」
「自慢げに言うな、っと言う私もだけど」
「非常用の缶詰なら・・・」
「・・・大丈夫かこの旅」


っと言う事があったのだ、結局食料を持ってきていたのは俺とカミツレのみ。まあカミツレは缶詰だけだが・・・。しかも缶切りを忘れるといううっかりなカミツレ、どうやって明ける気なんだか・・・。んで今、持って来ていた材料でシチューも作っている。・・・ゴクッ・・・ん~・・・なんか味が調和しないな~・・・。

「な~ジン~まだ~?」
「んなこと言えるんなら手伝ったらどうだ?てかなんだお前ら、まとも野菜も切れないとか俺が居なかったらどうする気だったんだよ!?」
「「「面目ない・・・」」」
「だったら静かにしてろ!」

ったく・・・。ん~・・・あっそうか、スパイスのアクセントが無いせいか、でもこのシチューに合うスパイスのストック今無いし・・・そだ。

「シャルズ(シャワーズ)、出て来てくれ」
『なんだジン、僕にしか出来ない事かい?』
「確かシャルズってスパイスの香りに敏感だったよな?確かこの近くにスパイスがなってる木があると思うから悪いけど取ってきてくれないかい?」
『うん解った、僕に任せて。いってきま~す』

いってらっしゃ~い。さてと、それじゃシャルズが戻ってきてくれるまでシチューをもうちょっと煮詰めておきますか。

「ヘイ、そこのボーイズ&ガールズ!」

ん?

「ユー達はポケモントレーナーでOKかな!?」
「そうだけど?」

ユウヤがそう答えると外人の男はモンスターボールを出して構える。

「ポケモンバトル!できるかな!?」

ポケモンバトルという単語が出た途端にユウヤは元気になって立ち上がり、自分もボールを構える。

「OK!売られた勝負は買うっきゃないぜ!!」
「ちょっとユウヤ?全く動けないんじゃなかったの~?」
「ポケモンバトルの一つや二つ、朝飯前だ!それに売られたバトルは受けるのトレーナーだ!」
「調子が良いんだから・・・ねえジン?」

ジンは丁度戻ってきたシャルズからスパイスを受け取って、適度に砕いてシチューに加える。

「そうだな、それに所でこれはランチ、昼飯前だねぇ」
『何の話なんだろう?』

「いけぇ!ジャノビー!!」

ユウヤはくさへびポケモンのジャノビーを繰り出し、外人のレオハルトは繰り出したのさばくワニ ポケモンのワルビルであった。

「ワルビル、かみつく!」
「ワァァァアアアア!!!」

ワルビルは大きな口をあけてそのままとっしんするように走ってジャノビーに向かっていく。

「ジャノビー!つるのムチ!」
「ッジャ!!」

ジャノビーはつるのムチを伸ばし、ワルビルへと振う。かなりの勢いで突進していたワルビルは避ける事が出来ずにまともムチで叩かれる。

「よし!どんどんやれ!」
「ジャジャジャジャジャ!!!」

ジャノビーはどんどん調子に乗ったのかワルビルの側面をムチで叩き続ける。そしてワルビルはまるで駒のような高速回転をしてしまう。それが収まったときには目を回して倒れこんでしまう。

「ックウゥゥウウウウ!!戻れワルビル!!次は!ダゲキGO!!」
「ゲッキッ!!!」

次に繰り出されたのはからてポケモンのダゲキ。

「ダゲキ!ビルドアップからからてチョップ!」
「ゲッキ!ギィィイダァァアア!!」

ダゲキはボディービルダーのようなポーズを取ると同時に筋肉が盛り上がり、膨れ上がる。ビルドアップは攻撃と防御力を上昇させる事が出来るかくとうタイプの技。そしてダゲキはまるでバネのようにジャンプして上空からジャノビーに向かって拳を振り下ろす。ジャノビーをそれをいなすように受け流して避けるが、ダゲキの攻撃は終わらない。連続でチョップを繰り出され、ジャノビーはそれを避けて行くが遂にそれを食らってしまう。

「ジャノゥ!!」
「ジャノビー負けるな!エナジーボール!」

ジャノビーは口にエネルギーを集めて、収束させ緑色の球体を作り出しそれをダゲキ目掛けて発射する。エナジーボールをダゲキはからてチョップで打ち返そうとするが、それは叶わず、触れた瞬間に爆発を起こした。ダゲキは目を回してこげた状態で倒れこむ

「オーマイガー!アイルーバック!!またいつかユーにバトルを挑むぜ!!」

そう言ってレオハルトは走って去って行く。

「良くやったぞジャノビー!」
「ジャノォ♪」

ジャノビーはユウヤに思いっきり甘えるように擦り寄る。

「お~いシチューの準備できたぞ~!昼飯にするぞ~!!」
「「「は~い!!!」」」 
 

 
後書き
次回、サンヨウシティ目前というところで、ジン達はマメパトとハトーボーの群れに遭遇する。がその群れにエアームドが襲い掛かる!そんなエアームドにフウロが挑む! 
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