ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
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初めてのダブルバトルは衝撃的だった
「ポケモンバトル?それはどういうルールでだ?シングル?それともダブル?」
「ダブルに決まってる!!」
「そうこなくちゃな、なっカミツレ?」
「ええ、私とジンのペアに勝てると思ってるのかしらね?」
俺とカミツレは公園近くにあるバトルフィールドにやってきていた、ポケモンバトルは何処でも出来るが流石に公園では迷惑が掛かるので、近くにあるバトルフィールド設備にやってきたのだ。流石に広いな、テニスコートより一回り大きいって所か。
「んじゃ行くぞ!いけぇ、イワーク!!」
「いけい!ヨーテリー!」
ガキ大将はイワーク、その連れヨーテリーか。、ヨーテリーは問題無しとして問題はイワークかな?カミツレは電気ポケモンの使い手の筈だし、地面タイプのイワークはきついな。あっやっぱり少し苦い顔してる。んじゃ・・・俺はどうするかな、たぶんカミツレはシママかエモンガだろうし、こっちはどうするかな・・・。よし決めた。
「準備は良いカミツレ?」
「うんいつでも!お願いシママ!!」
「行け、イファ!!」
カミツレのボールからはシママが、俺が投げたボールからはロコンのイファが飛び出した。
『?あ~!ジ~ンッ!!』
イファは周囲をキョロキョロと見回してからジンの姿を見ると勢い良くジンに飛びついた。
「おっとっと、良い子良い子イファ。さてとイファ、今回はカミツレとの共同戦線だ、相手はイワークにヨーテリー。行けるかい?」
『任せといてよジン!タマモ姉さんには劣るけど岩タイプとの戦い方はバッチリだから!』
「良しGO~!!」
フィールドではカミツレのシママ、ジンのイファ、ガキ大将のイワーク、その連れのヨーテリーが睨みになっている。晴天の明るい光が周囲を照らしている。そして、戦いが切って落とされた。
「一気に片付けてやる!!イワーク、いわおとし!!」
「イワァァァアアアア!!!」
ガキ大将の指示を聞いたイワークは巨大な尻尾で地面を叩きつけた、その衝撃で地面は抉れて地面は大きな岩の塊となって、そのままイファ達に襲い掛かる。
「カミツレ、いわおとしはこっちで何とかする。イファ!かえんほうしゃ!!」
「解った。シママ、こっちはじゅうでんよ!!」
カミツレはいわおとしが来ると解っていてもジンの言葉を信用してシママにじゅうでんの指示を飛ばした。シママは一瞬驚きながらも指示に従って、じゅうでんを行った。バチバチと空気が音を立てるのが解るほど、激しい充電だった。対するイファはイワークが飛ばしてきた岩に向かってかえんほうしゃを発射した。
『はぁぁあああああ!!』
イファの口から灼熱の炎が発射され、真直ぐと岩に向かっていく。炎は岩とぶつかり合った。相性で考えるのであればかえんほうしゃは不利、だが単なる尻尾の叩きつけで飛ばしただけの岩とイファによってパワーが自在に変更出来るかえんほうしゃ、どちらが強いだろうか。それはいとも簡単だった。
凄まじいかえんほうしゃは周囲の空気も水分を一気に蒸発させながら岩にぶつかり続ける。が岩はかえんほうしゃの勢いに適わずに、勢いを殺されてそのまま地面へと没した。イワークは悔しげだが何処か執念を燃やしているようにも見えた。
「なにくっそ!おいなにやってるんだよ、さっさとヨーテリーを突っ込ませろよ!」
「え、はい!ヨーテリーたいあたり!」
ガキ大将に言われて若干ヤケクソになりながら連れはヨーテリーをたいあたりさせた。ヨーテリーは可愛らしい声を上げながらシママに向かっていく。が
「シママ!でんげきは!!」
「シィィマァァアア!!!」
シママの身体青白く光り始めたかと思った瞬間、自分の身体の倍近い巨大な青い電流が迸ってヨーテリーへと向かっていく。ヨーテリーはそれに驚いて、右にステップを踏んで回避しようとするが
「リィィィイイイイイイ!!」
避ける事は叶わずにヨーテリーは電撃の餌食となった。でんげきはを回避する事は不可能なのだ。でんげきはは放った瞬間に敵に命中する事が決定しているような技だ、放てば必中する技なのだ。更にじゅうでんの効果はじゅうでんしてから放った電気タイプの技の威力を倍増させる物。じゅうでんより威力が上がっているでんげきはを食らってヨーテリーは
「きゅうぅ・・・」
「ヨ、ヨーテリー!?」
戦闘不能となった。連れは必死に声を掛けるが、既に戦闘は出来ない。連れは悔しがりながらボールにヨーテリーを戻す。ガキ大将は使えないなと呟いているのを、ジンの耳は逃さなかった。
「・・・。イファ、あなをほる」
『うん!いってきま~す!!』
イファは地面にダイブするように地面に突っ込むと、そこには穴が開けられておりイファの姿は無かった。
「な!?消えた!?卑怯だぞお前!!」
「何処が卑怯なんだよ、ポケモンの技としてしっかりあるんだ。ジムリーダーだって使う技だぞこれ」
「それとさ、イファばかり探して良いのかしら?シママ!メロメロ!!」
「シィィマァァン♪」
ウィンクをすると、シママの周囲をハートが飛び回ってイワークへと向かっていく。イワークにハートがぶつかると、イワークの目がハートになって動くがとまる。メロメロは使用したポケモンと、受けたポケモンが異性であった場合には受けたポケモンは相手のポケモンの魅力に取り付かれて行動が制限される。イワークがメロメロになっているとき、イワークの下の地面が我、そこからイファが飛び出し、イワークの下あご部分にパンチを決める。
「イワァァアアアアアクッ!!」
「イ、イワーク!?」
イワークはぐらりと揺れて、そのまま地面へと倒れた。ガキ大将はイワークの元に駆け寄るが、イワークは既に戦闘不能になっていた。
「おっしゃ!」
「やったわねジン!」
ヘ~イ!っと良いながらハイタッチをするジンとカミツレ、二人は頑張ってくれたシママとイファを褒め、それ終わるとボールに戻して仲良く手を繋いでその場を去ろうとしたが。
「絶対ゆるさねぇ・・・出て来いコロモリ!!」
ガキ大将が繰り出したはこうもりポケモンのコロモリだった。コロモリを出しながらフィールドを去って行くジンとカミツレを睨みつけるガキ大将。そしてなんと・・・。
「コロモリ!あいつらにかぜおこしだ!!」
なんという事か、完全に敗北しているのにも拘らずトレーナーに直接攻撃を指示したのだ。コロモリは一瞬躊躇したが、コロモリは攻撃の態勢に入った。
「シャドーボール!!」
その時、コロモリがかぜおこしをしようとした瞬間、コロモリへ紫色の球体が射出され激突した。コロモリは爆発して、こげて地面に落ちた。
「こ、コロモリ!?誰だ!!!」
「俺だ」
その時、白い体毛をしたポケモンの背に乗った黒髪で蒼い瞳をした少年がフィールドに降り立った。
「誰だてめぇ!!」
「俺の名前はユウヤ、友達に手を出さないで貰おう。アブソル、お仕置きしてやれ」
「シャァァアアア!!!」
この後、ガキ大将はアブソルに咥えられた上でグルングルンと振り回されるというお仕置きをされた
後書き
次回は、ポケモンスクールでのお話
最後に登場したユウヤは、ルカさんから頂いたオリキャラです。次回、ユウヤが深く絡んできます
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