ハーデスは転生者!?
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第三話 俺、冥衣を造りました
前書き
また、遅くなってしまった・・・・・
やぁどうも。ハーデスこと黒羽零士だ。
今俺たちは造った冥衣をどうやって超次元を越えさせようかと話し合っているんだ、が・・・・・
「いけません! 零士様が血を流すなんて! 仮にもあなたは神なんですよ!?」
今ヒュプノスと軽い口論をしている。
原因は、超次元を越えさせるのに『俺の血をかけたらいいんじゃね?』っと言ったら、ヒュプノスが猛反対をしだしたんだよ。
「別にいいじゃないかヒュプノス。俺の血で超次元を渡れるんだから、それに装着者の小宇宙が極限に高まったら"神衣に最も近いもの"になるかもしれんしさぁ」
星矢たち青銅聖闘士は、アテナの血によって神しか通れない超次元を越え、聖衣は神衣に最も近い存在の"神聖衣"になったんだから、同じ理屈で現在ハーデスである俺の血で冥衣は超次元をこえ神衣に最も近い存在、この場合は"神冥衣"になるかもしれないし・・・
「ですがそれでも・・・・・」
「大丈夫だって、それにほんの少しだからいいだろう?」
青銅聖衣だって数滴だけだったし・・・・・
「・・・・・・・・・・・ハァ~、分かりました。少しだけですよ」
よし、ヒュプノスが許してくれた
「ありがとうヒュプノス。さてやってみるか」
取り敢えず俺は自分の人差し指を歯で軽く切った
「痛ッ・・・・・・、よし血が出た」
人差し指から軽く血が流れ、それを三つある冥衣一個一個に指を当てて塗っていった。血はすぐに蒸発したかのように無くなって、それを確認して俺は止血をした。
「よし、これで超次元を渡れるな」
これで冥衣の装着者の小宇宙によって"神冥衣"に進化する‥‥‥‥‥・かもなぁ
「・・・・・・あれ? そういやタナトスは何処行ったんだ?」
いつの間にかタナトスが居なくなっていた
「えっ? ・・・・・本当ですね、何処に行ったんでしょうかタナトスは?」
ヒュプノスも周りを見て、初めて気がついたみたいだな
「ヒュプノスも気づいてなかったのか?」
「すみません、タナトスが居なくなってることに全く気づきませんでした」
「いや、丁度いいさ。さっきの冥衣造りで二人共疲れたろうから少し休憩にしようかと思ってたから」
タナトスとヒュプノスはさっきの冥衣造りでかなり疲れてたからな
「よろしいのですか?」
「別にいいさ、少し休憩したらまた冥衣造りを再開しよう」
他にも色々な冥衣を造らなくちゃな
「わかりました。では私はここで休憩させてもらいます・・・・・・あっ! タナトスはどうしますか?」
「タナトスは俺が探して休憩するよう言ってくるから、ヒュプノスはここで休憩してかまわないよ」
「すみません、ではお願いします」
「あぁ、任された」
そう言って俺はタナトスを探し始めた、取り敢えずタナトスの小宇宙を探してみるか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おっ!見つけた、こっちか?
俺は今タナトスの小宇宙見つけて辿って行くと神殿の近くの川に出てきた
「なんでタナトスは川に居るんだ?、・・・・・・・・この近くだな」
取り敢えず俺はそのままタナトスの小宇宙辿っていった。
「あっ!居た、おーいタナト・・・・・・ス!?」
「えっ!?・・・・・・・」
俺とタナトスは目と目を合わせたまま固まった、タナトスは"裸"で
「あ、ああ・・・・・・」
俺は言葉が出ない、無理もない、俺はタナトスは中性的だが"少年"だと思ってたんだが、今目の前にいるのはタナトスという名の"少女"がそこに居た
「い・・・・、いやぁーーーーー!!!!!!////////」
タナトスは思っきし悲鳴をあげた
「ご、ごめんなさーーーーーい!!!!!!」
その場で俺は謝って逃げ出した
そして俺はタナトスに追いかけらることになった
で、俺は今タナトスに追いかけられている最中だ。
「タナトスごめんって!!!」
「うるさい!!、この変態零士!!!!!!////////」
タナトスはめちゃくちゃ怒っていた、顔を真っ赤にしながら
「だから本当にごめんって、あそこで水浴びしてるなんて思ってなかったから・・・・・・ってちょっ!? やめろよ!? それ撃つなよ!!??」
タナトスは小宇宙を高めて、掌から光球を生み出した。あの技は、原作でもタナトスが使っていたあの・・・・・・
「うるさいうるさい!!! テリブルプロビデンス!!!!!」
「ちょっ待っ、うわーーーーーーーー?!?!!?!!?!!?」
ここで俺の意識が途絶えた
「うっ・・・・・・・・、知らない天井だ」
「何を言ってるんですか零士様?」
ヒュプノスが俺の隣に居た
「あれヒュプノスか? 俺なんでここで寝ていたんだ?」
全然思い出せん。何でだ?
「覚えてないのですか? 零士様はタナトスのテリブルプロビデンスをくらって気を失ってたんですよ」
「タナトス・・・・・・・・・、あっーーー!!! 思い出した!!!。俺タナトスの裸を見てしまって、それからタナトスに追いかけられてテリブルプロビデンスをくらったんだった」
よく生きてたな俺。テリブルプロビデンスは確かあれだろ、神の力で放たれた光球が相手の五体を粉々に引きちぎり、宇宙の果てにバラまく・・・・って技だったよな。マジなんで生きてるんだ俺? あれか、ギャグ補正だとでも言うのか!?
「へぇー、タナトスの"ハダカ"を見たのですか?」
あれなんでだろう・・・・・ヒュプノスの後ろに般若が見えるのは・・・・・・
「・・・・もしかしてヒュプノスも怒ってるの?」
「いいえ、全然、えぇ、怒ってませんよ」
今度はヒュプノスの小宇宙が高まるの感じる
「嘘だッ!!」
ヒュプノスは"笑顔"で左手を下に、右手を上にしようとしている。そうあの構えは"エターナルドラウジネス"を殺る気だ!?
「ちょっ!? やめろよ!? あれは事故だって!? 俺もあそこでタナトスが水浴びしてるとは思わなかったんだって!?」
「・・・・・・はぁ~、冗談ですよ」
「いやいや冗談に見えなかったから」
マジでヒュプノスは"エターナルドラウジネス"を殺る気だったって
「まぁ私が探すのをお願いしたせいもありますから怒らないんですけど」
やっぱ怒ってたんだ・・・・・
「何か思いましたか零士様?」
「イイエ、ナニモオモッテマセンヨ」
妙に感のいいヒュプノス
「まぁいいでしょう。それよりタナトスなんですが」
「そ、そうだタナトスは? タナトスに謝らないといけないんだけど」
取り敢えずタナトスには謝罪をしないと
「タナトスならそこにいますよ」
「えッ!?」
俺は後ろを振り向くとタナトスが立っていた
「タ、タナトス!? さっきは本当にごめん」
取り敢えず頭を下げた
「・・・・・った・・・・・」
「・・・は?」
小声で何言ってるか分からん
「・・・よかった零士! 僕こそごめんなさい!」
うん??? なんでタナトスが謝るんだ? 謝るのは普通俺の方でしょう?
「僕、頭に血が上っちゃって零士にテリブルプロビデンスを"本気"で撃っちゃたから、それで・・・・・本当にごめんなさい!!!」
タナトスが頭を下げた
「なんでタナトスが謝るんだ? 悪いのは俺だろ?」
「・・・・だって僕、零士に"本気"でテリブルプロビデンスを撃ったせいで10年近く寝ていたんだよ」
「・・・・・・・・なんだってーーーーーー!!!!!」
エッ!? マジか、俺10年近くも寝ていたのか!?
「当たり前ですよ零士様。神の本格的な眠りは大体100年近くは眠るものですよ。今回はタナトスのテリブルプロビデンスで気を失っただけですが、それでも約10年は眠ってましたよ」
おいおい約10年って・・・・・・。あれ?
「じゃあ、俺が探し疲れて眠った時は?」
あの時も結構時間が経ったのか?
「零士様が外で眠っていた時は私達が無理やりに起こしてしまったので割と時間はたってません」
「そうなんだ・・・。じゃあなんで今回は起こしてくれなかったんだ?」
無理やり起こせば10年近くも寝なくて済んだんじゃ・・・・
「私も起こそうとしましたが、体にダメージがあったせいか起きなかったのですよ」
「そうか・・・・・・・・・、タナトス謝らなくてもいいよ、むしろこれは自業自得みたいなものだから別にいいよ」
「でも・・・・」
「いいって、俺も悪かったんだから、ごめんなタナトス」
「謝らないでいいよ、別に僕そんなに怒ってなかったし・・・・」
「じゃあ、これで謝りあいは終わりなタナトス」
「うん分かったよ零士」
取り敢えずタナトスとも仲直りもできたしこれでいいか、しかし10年かぁ・・・・・・・・あれ?
「10年ってことは・・・・・・・・、そろそろアテナが生誕するんじゃないのか!?」
おいおいもうサガが教皇を殺す時期なのか?
「それなんですが・・・・・・どうもまだアテナが生誕する兆しがないのですよ。私もそろそろアテナが生誕するだろうと思っていたんですが」
「まだなのか・・・・。おかしいな、俺が原作開始・・・・と言ってもサガが教皇を殺すのは、1970年代だと思ってたんだが・・・・なんでだ?」
聖闘士星矢の明確な時代背景はなかったが、銀河戦争が開催されるのは1980年代の後半だと思ってたんだがな
「僕もこの前聖域に行ってみたんだけど・・・・まだアテナの小宇宙も感じなかったし、サガの心にもまだ邪悪は見えなかったよ」
「ふ~んそうか、聖域に・・・・・・聖域!?。タナトス!・・・・お前聖域に行ったのか!?」
「私も聖域に行ったなんて聞いてませんよタナトス!」
タナトスが爆弾発言をした
「うん行ったよ。その時は僕も人間に化けて行ったから気づかれなかったよ」
「いやいや普通バレるだろうが」
あそこってアテナの結界もあるし、まだ教皇シオンが健在なら確実にバレるはず
「全然バレなかったよ。最初はロドリオ村を見て回ってから次に聖域に行ってみたんだ」
この神は何やってるだろうか
「本当に気づかれてないのですねタナトス?」
「うん、全然気づかれなかったよヒュプノス」
「・・・・・・ハァー、この子は本当にもう・・・」
「まぁいい、気づかれていないんだったらそれでいい、それより10年も眠っていたんだ、冥衣造りをさっさと済ますか」
10年の眠ってたからかなり遅れてしまった、原作までには108の冥闘士を揃えないとな
「分かりました、タナトスあなたも手伝いなさい」
「分かった」
俺たちは再び・・・・・・・と言っても俺は実感がないんだが、10年ぶりに冥衣を造った場所へと移動をした。
「よし、これで36個目の冥衣で、天星三十六星の完成だ」
俺たちはあれから色々な冥衣を造った。前世の記憶から色々なものをイメージして冥衣にしてみてた。この場所で造ったのは108の魔星の内、"天"の文字が入る魔星を宿星にする冥衣を造った。
「お疲れ様です零士様。後はこの冥衣に零士様の血と宿星を付けるだけです」
「僕も疲れたよ・・・・」
タナトスとヒュプノスも若干疲れ気味だった。
「お疲れ二人共・・・・。しかし冥衣造りの時の"アレ"は色んなのが起きたな」
冥衣造りの"アレ"とは、ワイバーンとグリフォンとガルーダの冥衣を造る時に発生した、竜巻とか火柱が起きた事象のことである。
俺は、久しぶり?の冥衣造りで、原作では出てこないオリジナルの冥衣を造ってみることにした。その冥衣とは、テイルズオブシリーズに出てくる四大精霊の、イフリート、ウンディーネ、シルフ、ノームの4体をイメージして造ったんだ。すると、イフリートは火柱が起き、ウンディーネは水球が現れたり、シルフは風がものすごく吹き荒れたり、ノームは土の塊が現れたり、と様々な事象が発生した。
このことから、冥衣造りの時に発生する事象は、イメージしたモノの属性とか、それに縁のある事象が起きるようだ。ただ、四大精霊の冥衣を造った後、序でに精霊の主のマクスウェルを造ったのだが、この時の事象がよく分からん。そう言うのも、イメージ(ミラ・マクスウェルじゃないぞ、ちゃんとジジイのほうな)をし、小宇宙を込めたら、いつの間にか出来ていたんだ。しかもイメージと何か違う冥衣で、見方によっては"悪魔"にもまた"聖人"にも見えそんな物が出来た。
他にも四神と黄龍(五行説の属性が事象がおきた)、リヴァイアサン(エリシオンが軽く海になりかけた)の冥衣造り、またテイルズから後ゼクンドゥス(これもマクスウェルと同じでいつの間にかできていた)とセルシウス(危うく氷漬けになりそうだった)を造った。後Fate/からアサシン(これは、なんというか黒い塊が現れた)をの冥衣造った。アサシンは主に隠密系の仕事のために造ってみた。他にも色々造ったがそれはまたいつかの機会に・・・・
「そうですね。危うくエリシオンが海なりそうになったり、コキュートス顔負けな冷気が発生したり・・・・・大変でしたね」
「そうだね~、他のも結構ヤバイことが起きそうな奴もあったからね」
「取り敢えず、これで108の冥衣の内の上位の冥衣は出来たから、次の地星七十二星の冥衣は、エリシオンじゃなく"あっち"の方で造るよ」
「"あっち"と言うと地獄界ですか?」
「ああ、流石に108個の冥衣全部に俺の血はないだろうから、残りの72個の冥衣は地獄界で造る。それに地獄界を(魔)改造をしないとな」
「それ賛成。僕もあそこは早く変えたほうがいいと思う、僕嫌いなんだあそこは・・・・」
「分かりました、では今すぐ移動を・・・・・」
「待った。今度こそ二人は休憩しなさい。移動はその後だ」
「フフッ、分かりました。ではタナトス少し休憩しますよ」
「分かった、僕もヘトヘトだからね」
俺たちは天星三十六星の冥衣を造って、今度こそ三人そろって休憩した。
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