FAIRY TAIL~神々のドラゴン~
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4話
前書き
今回オリジナルです!
エリーゴールの件が片付き、平和な日常が戻ってきた。ということで…
「海だ~~~~~~~~」
ナツとグレイは大はしゃぎ。水は俺も好きだが、俺が泳ぐと周りに迷惑がかかる為、泳げない。
「ロスト!俺と勝負しろ!」
「だから泳げないって」
「俺と負けるのが怖いのか?」
プチン!ドラゴンスレイヤーだけあって売られた喧嘩は買う。
「いいだろう」
「あの島まで言って往復する。早いほうが勝ちだ。」
「よーい、どん!」
ナツは颯爽とスタートしたが、俺は動かない。なぜならどんなにハンデをあげても俺は負けないからだ。
「水龍の壁!」
俺はナツの前に巨大な壁を作り、動きを封じる。そして、俺はゆっくり泳ぐ。そうでもしないと、周り
の人が俺の泳ぎで飛んでしまうからだ。
「ずるいぞロスト!まじめにやれ~!」
「ルール上関係ね~よ」
「こんな壁ぶち破ってやる!火竜の翼激!」
「無理だよ、火は水に勝てない」
「ウオォォォォォ」
「なに!」
俺の作った水の壁が蒸発していく。だが問題ない。俺は再び水の壁を作った。しかも今度の壁の厚さは
半端じゃない。10メートルはある。さすがのナツもこれは無理だろう。
「滅竜奥義!」
ウソだろ!?そんなの使ったら周りに被害が出るぞ
「紅蓮爆炎刃!!」
「水龍のドーム」
あぶねぇドームの中なら被害は出ない。それにしてもやりすぎだぞナツ!早いとこ決着をつけないとあ
ぶねぇ。こうなったら本気モードだ!
ロストが本気になると、大波が発生する。そして周りに被害が出る。そしてエルザに怒られる。
「ナツがゴール!」
「ヨッシャー!」
「負けた…」
・・・
「すごーい!大波を作っちゃった」
見知らぬ少女が話しかけてきた。悪い奴じゃなさそうだな…
「わたし、ユウナ!」
「俺はロストだ」
「その紋章ってFAIRY TAILでしょ?私憧れているんだ~」
「君は魔導師なのか?」
「そうだよ。私も水の魔法なんだ」
「同じ魔法か…だが俺はドラゴンスレイヤーだ」
「ドラゴンスレイヤーってあの古代の魔法?すごーい」
思ったより天然だ。天然さでいえばミラを超えるかもしれない。
「私ね、小さい頃に両親を亡くしてひとりなんだ。だからこうゆう時間が一番好き。」
「俺も親がいない。7年前にどこかへ消えた。」
「お互い一人ぼっちだね…」
「いや、俺には仲間がいる。家族同然のな。良かったらうちに来るか?マスターに交渉してやるからフ
ェアリーテイルに入れるかもよ」
「いいの!ありがと~」
・・・
「ということでユウナをギルドに入れてほしいんだ」
「珍しいの~お前さんが推薦するなど…。」
「そうかな」
「まぁOKじゃ」
「ヤッタァァおりがとうマカロフさん。うわ~憧れのミラさんがいる~」
緊張して周りに目がいかなかったのか…かわいいな
「惚れたのかロスト」
「何言ってんだグレイ!」
「顔赤いじゃないか」
「………」
「かわいいじゃん大切にしてやれよ」
「わかってらぁ」
・・・
「それじゃぁ今日は帰るよ。」
「待って私も行く」
「今度いろいろ紹介してやるよ。」
「うん!」
・・・
さて、布団はっと…俺の家は3LDK。一人暮らしにしてはちょっと大きい家。いや、大きすぎる。水道
代がかからないから便利。何もかも水道は俺の魔法で済ませている。修行にもなるし…。
「さて、飯にするか!」
「それなら私にやらせて。一人暮らししていたから得意なんだ」
「じゃああるもの適当に使ってくれ。よろしく頼む」
「了解」
待っている間、俺はユウナの布団を敷き、荷物を整理していた。
・・・
「できた~」
「おっスゲーうまそうじゃん。なんていう料理?」
「カンガルーのカルパッチョ!」
マニアックすぎる…
「料理教室で学んだの」
「料理教室行っていたんだ~実は俺も行っていたんだけどセンスがなくて…7年やってたのにこんな料
理知らないもん。」
「今度の料理はロストが作ってよ」
「いいぜ」
「いただきまーす。」
「どうぞ食べて。口に合うかどうか…」
「まずは一口」
「パクリッ」
「!!!!」
口に入れた瞬間にとろける程の柔らかい肉。そして広がるハーモニー。これは、これは神の料理だ~~
~~~~~~~~~~~~~~~。
「どう?」
「すごくおいしいよ!こんなうまい料理初めてだ!」
「よかった~気に入ってくれて。」
「また作ってな」
「任せといて!でもその前にロストが作ってよね」
「わかったよ」
俺は食事を終え、修行をする。魔力を使い切ってから寝る。これが毎日の日課だった。
「私にも手伝わせて!実力は全然違うけど、できることがあると思うの」
「構わんが…」
「じゃあ出発」
・・・
俺たちは広い空き地にやってきた。夜遅いから人はいない。
「よし修行始めるぞ!」
「はーい」
「とりあえず試合してみるか?」
「とりあえずじゃない!?」
「いつでもいいぞ」
「とりあえず頑張ってみるよ。あと本気出しちゃだめだよ~」
「分かってる、分かってる」
「ウォーターブレス!」
「!!!」
ウソだろ…いきなりあんなの繰り出すなんて…あれが序の口だったらまずいぞ!
「あ~あ、よけられちゃった…もう一回やってみよ!」
「マジかよ…」
「ウォーターブレス!」
「水龍の咆哮!!」
「ドーン!!!!!!」
俺の咆哮と同等の魔力だぞ…
「何もんだよ…」
「ウォーター…
「ちょっと待て、続きは明日にしないか?」
「なんで?」
「こんなに強いと思わなかったし…明日の分も取っておかないとな」
「そっか~」
「天然で助かった」
・・・
「そろそろ寝るか…」
「そうだね」
「じゃあ明日な」
「うん!」
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