SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド 明日無き未来へ
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第1-3 新たなガンダム
前書き
間違いを訂正しました。
弦達のモニターの前に3機のザクが見えてきた。敵は隊列を組んでガンダムに向かって進んでいたが弦達のMSの接近に気付くとそちらを警戒するように展開した。
デニムが率いるザク偵察部隊は、連邦軍が進行させているV作戦の詳細を偵察するために侵入していたが部下のジーンが功を焦り先行してしまい連邦軍の最新鋭MSと戦闘する事になってしまった。こうなってしまってはどうにもならないので、最悪盧獲しようと1人を母艦に帰艦させ自分達が調査した内容を伝えさせて残りのメンバーを率いてジーンの援護へ向かっている途中。
「曹長!レーダーに反応!数3!」
「何い!!」
接近する3機は種類がバラバラで統一性が無かったため戸惑ってしまったが、2機は連邦軍のMSと類似している部分があり連邦軍のMSだと認識する事でどうにか落ち着くことができた。
「恐らく、連邦軍のMS部隊だ!各機!攻撃開始しろ!」
デニムの合図で、ザク達は一斉にマシンガンで射撃行動に入った。しかし、ザク達の攻撃は弦の搭乗するヴィクトリーガンダムは高い機動力を生かしてその攻撃を避けていった。
「な、なんてスピードだ!!」
「余所見してると危ないよ!」
「未央。援護するよ!」
ヴィクトリーガンダムの性能に圧倒されて動きが止まった1機に対して未央は、陸戦型ジムの近づこうとしていた。それを凛が搭乗する陸戦型リーオーのマシンガンで援護射撃をしていきザクの足を止めた。
「しまった!」
「ナイス!凛!この距離なら外さないよ!!」
凛の援護で十分に接近できた未央は、そのままマシンガンを構えて発砲した。足を止められて接近された状態では避けることも出来ずにザクはマシンガンによって蜂の巣にされて爆発した。
「2番機応答しろ!・・・クソゥ!!!」
仲間をやられて激情した1機は、マシンガンを乱射していった。しかし、まともに狙いが定まってない弾は当たることもなかった。
「そんなんじゃ、当たらない!射撃ってのはこうするのさ!!」
弦は、狙いをしっかり定めて乱射しているザクに向かってビームライフルを放った。ビームは、そのままザクに命中して爆発した。
「ザクを一撃で!?あのMS、メガ粒子砲並の火力があるのか!!だが、只では倒されんぞ!」
デニムは、近くにいた未央に向かってマシンガンを放った。マシンガンは、着実に命中して未央にダメージを与えた。
「こ、コイツ!」
「未央!凛!2人で弾幕を張れ!止めは俺がやる!」
「「了解!」」
未央と凛は、一斉にマシンガンで弾幕を張りデニムの足止めをする。デニムは、2人の射撃によって動きを封じられてしまう。そこへ、弦が一気に接近していきビームサーベルを取り出してデニムに向けて突き出した。
「これ以上、コロニー内で暴れさせない!」
「バ、バカな!」
ビームサーベルは、正確にコックピットを貫いて爆発させずに沈黙させた。
「これで、終了。ついでにザク確保。さて、戻ると・・・」
「待って!次元干渉数値が急激に上昇してるよ!!また、ジェネレーションブレイクが起きる!」
当然、キャリーベースから通信が入り弦達は、ジェネレーションブレイクによる新たな勢力の警戒をしていった。
弦達が、デニム達と戦闘を開始する前、アムロとジーンの戦闘は続いていた。アムロは、ガンダムのマニュアルを読みながら何とか動かしていた。
「や、やれるのか?アムロ・・・!」
「ヘヘヘッ!怯えてやがるぜ!このMSはよ!」
ジーンは、マシンガンが効かないと知るとヒートホークを取り出して接近戦へと持ち込もうとするが、アムロがバルカンで牽制して接近を許さない。
「な、何か他に武器はないのか!」
「この程度で止められると思うなよ!」
ジーンは、バルカンの中再度接近を試みた。それに対してアムロは、ビームサーベルを見つけることができ咄嗟にビームサーベルを取り出した。
「ビームサーベル・・・これなら!」
「な、なにぃ!?デニム曹長!うわぁぁぁぁぁ!!」
ジーンは、突然振りかざされたビームサーベルを避けることが出来ずそのままビームサーベルによって斬られて爆発した。
「はぁ、はぁ、はぁ。お、終わった。」
安心するアムロであったが、ガンダムのレーダーが新たな反応を感知すると警報音を鳴り響かせる。
「こ、今度は一体なんなんだ!?」
キャリーベースでは、アムロがジーンを撃破してから慌ただしくなっていた。楓は、直ぐ様観測士である中野有香に確認した。
「有香!状況を報告して!」
「押、押忍!次元干渉数値が急激に上昇してます!」
「また、ジェネレーションブレイクが起きるのね。李衣菜!直ぐに天宮隊に連絡を!!次なるジェネレーションブレイクに備えると!」
「了解!」
楓の指示で李衣菜は直ぐに通信がを繋げる。すると、鷺ノ宮隊の前方で爆発が起きた。
「コロニーに直接攻撃!?」
すると、新たに3機の敵機が現れた。次に現れたのはMSのようにみえるが見た目が怪獣の様な姿をしていた。
「な、何だ!あのMSは!?でも、あんなタイプのMSは・・・」
「か、怪獣?」
弦達も流石に動揺してしまった。すると、サイド7の格納庫から更なるMSが現れた。
「違う!あれはMSなんかじゃない!」
現れたMSは、オープンチャンネルで通信してきた。そのMSのパイロットはまだ子供であった。
「こ、子供!?」
「それに、あの機体・・・ガンダムなの?」
そう、新たに現れた機体は、ガンダムの姿をしていた。その胸には、Aの文字が施されていた。
「あの時と同じだ・・・!ただ破壊を繰り返す・・・!ヤツらはモンスターなんだ!」
「モンスター!?」
「このままじゃ、みんな死ぬ。敵はそういうヤツらなんだ!だから戦わなきゃいけないんだ!」
新たなガンダムは、ビームサーベルに似た銃を持ち戦闘体制に入った。
「さあ行こう!ガンダム・・・僕らがみんなを救うんだ!」
「お取り込み中失礼します。」さ
すると、楓も同じチャンネルで通信に入ってきた。
「私は、近くに待機してるキャリーベースの艦長。高垣楓と言います。急に申し訳ないのですが私たちに協力してもらえないかしら?」
「協力?」
「私達は、共通の敵を持っている。ここはお互いに協力しあっていくのがいいと思うのだけど。どうかしら?そちらの、ガンダムのパイロットさんも。」
楓は、アムロにも協力の依頼をしていった。アムロは、少し考えて答えを出した。
「確かに、ここは協力した方がいいと思います。分かりました。協力しましょう!」
「僕も協力します!ヤツらを倒すためなら!」
そして、2人の了解をとり迎撃を開始しようとすると。
「艦長!!更に、近付く熱源体確認!その数3!」
「何ですって!?」
彼女達に更なる敵が迫っていた。
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