SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド 明日無き未来へ
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第1-1話 出会い
前書き
これから、モビルスーツ=MS。モビルアーマー=MA。としていこうと思います。
目を覚ますと白い天井が目に入った。そして、自分がベットに寝かされてることに気付くのはそんなに時間はかからなかった。
「あ!目を覚ましたんですね。」
すると、目の前に少女が顔を見せた。彼女は安心した顔をすると部屋隅の通信機を使って何処かと連絡しておるのを見た。その間、周りを見渡すとベットが他にもう1つあり他には戸棚がありそこには薬や包帯などの医療器具が置いてあった。どうやらここは医務室なのであろう。
「もう少し待っててくださいね。もう少ししたら、艦長が来ますから。」
「ここは、何処ですか?」
「ここは、キャリーベースと言う船でここは医務室です。貴方は宇宙でさ迷ってる所を救助されたんです。」
「キャリー・・・ベース?」
すると、部屋の扉が開き入ってきたのは1人の女性と少女が入ってきた。船医の少女は2つ椅子を用意して和也のベットの置き2人はその椅子へと座った。
「初めまして。私は、この艦の艦長をさせてもらってる高垣楓と言います。そして、この子が貴方を見つけた小日向美穂ちゃんです。」
女性の方が自己紹介をしてくれた。そして、美穂と言う少女は小さく会釈した。和也は、体を起こして座りながらではあるが敬礼をして自己紹介をした。
「楓艦長。救助していただきありがとございます。自分は、地球統合軍第4艦隊所属。ファイヤーウルフ隊の天宮和也少尉であります。」
「地球・・・統合軍?」
彼女達は、何やら不思議そうな顔をしたが和也は自身の報告を続けた。
「自分達は、定期哨戒の最中謎の勢力と交戦し部隊は壊滅。自分は、隊長の命でこの事を報告するため艦隊に向かう最中でありました。ですので速くこの事を統合軍上層部にご報告を・・・」
「ちょっと待って下さい。」
報告のと途中、楓が割って入ってきた。
「ごめんなさい。私達は、その統合軍と言う所と連絡することが出来ないの。」
「出来ない・・・どういうことですか!?この艦は、統合軍所属の船ではないのですか!?」
「はい。そして、私達は統合軍と言う組織を知らないのです。」
和也は、彼女の言うことを最初理解できなかった。統合軍所属の艦でなければレジスタンスかと思ったが統合軍を知らないと言うのが理解出来なかったのである。
「知らないって、何を馬鹿な。統合軍は、地球唯一の軍隊。それを知らない人なんているはずがない!」
「・・・落ち着いて下さい。そして、私の話を聞いてくれますか?」
少し混乱した和也を楓は宥めて言葉を紡いだ。
「落ち着いて聞いてください。貴方は、この世界の住人ではありません。」
「は?」
「いえ、正確には半分住人であって住人ではないのです。今、この世界はジェネレーションシステムと言うシステムよった様々な世界が入り乱れた世界なのです。」
そして、楓は説明してくれた。ジェネレーションシステムと言うのは何時造られたか分からないが太古の昔に造られた世界を監視して管理するシステム。しかし、そのシステムが異常をきたして本来結ばれる筈のない世界同士が繋がりあい現在様々な世界が同じ時間を共有している常態であると説明してくれた。しかし、和也はその事を信じることが出来なかった。
「何を馬鹿な。そんなシステム、聞いたことも見たこともない。」
「信じられないのも分かります。しかし、それが現実なのです。更に、その事は日に日に被害を増しています。そして、貴方は・・・貴方の世界はジェネレーションシステムによって新たに繋がれたんです。」
楓の顔は嘘を言うような顔には見えなかった。しかし、それを信じることが出来はしなかった。
「まあ、今は信じることが出来ないのは当たり前です。一応、その統合軍と言う組織を探してみます。そして、見つかり次第ご連絡します。今は、体を休ませることだけを考えてください。」
すると、艦内に非常警戒体制のアラームが鳴り響く。楓は直ぐに通信機を使い連絡を取った。
「李衣菜。状況を報告して。」
「今、急速な次元干渉数値が上がってきてるよ。まるで、ロックみたいに。」
「分かりました。直ぐに私もブリッジに戻ります。鷺ノ宮隊には直ぐにでも出撃出来るように準備させておいて下さい。ジェネレーションブレイクが起きます。」
そして、通信を終えた楓は直ぐ様和也の方を向く。それは、先程の優しそうな顔ではなく1人の責任者の顔となっていた。
「美穂は、格納庫に直ぐに向かって下さい。そして、MS内で命令があるまで待機。」
「はい!」
美穂は、楓の命令があると直ぐに医務室から出ていった。
「それと、和也さん。もし、問題なければ一緒にブリッジまで来てくれませんか?」
「良かったら、理由を聞いていいか?」
「先程の私の説明を実際に見てもらった方が信じてもらえるかと思いまして。」
「・・・分かった。」
そして、和也はベットから降りて楓に着いていった。真実を知るために。
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