神は碌な奴がいない
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神は人の話を聞かない
目が覚めたら真っ白な空間でうつぶせに倒れていた。辺りを見回すと明らかに意識の無い状態で倒れている少女と少女の顔を覗き込んでる神の姿が在った。
「おまえまた殺しやがったのか。面白半分で殺すとかほんと人でなし、もといろくでなしだな・・・今度はどんなふざけた殺し方をしたんだ? 」
「お主を殺したのはわしではないぞ。確かに彼女を殺したのはわしじゃがそれは手違いで死なせてしまっただけで決して面白半分で殺したわけではない」
「なんだ神違いか。で、俺を呼んだわけは? 」
「彼女が転生した後寿命を迎えるまで生きれるように協力して欲しいのじゃ」
どうせ神から貰った何回新でも転生できる能力があることだし受けることによるデメリットは無いな・・・うまくいけば神と彼女の能力も使えるようになるし。
「わかった、引き受けてやるよ。神の被害者としては同じ経験をする奴は減らしたいしな」
とっとと起こして状況説明でもするとしよう
揺すりながら声をかけると少女はあっさりと目を覚ました。と同時に神は少女に向かって土下座しだした。
目の前の状況に混乱しているようで声もなく唖然としている・・・目が覚めたら見覚えの無い真っ白な部屋にいて見知らぬ老人が土下座してたら誰だって驚くか。とりあえず状況説明だけでもしておこう。
「俺は桐生棗でそこでどけ座してる奴は神。何故お前がこんな所にいるかというと、こいつが手違いで70年くらい残っているお前の寿命を0にしてしまったから罪滅ぼししたいんだとよ」
説明をしおわる前に意識がかすんできた。
「第二の人生楽しんでくれ」
手違いで殺したの罪滅ぼしなのに能力どころか転生先すら決めさせないとか俺を殺した奴よりたちが悪いぞ。
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