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闇と炎の蓬莱伝

作者:捜し者
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紅魔ーscarlet devilー
  act10

御影「なんで死ねないんだよ…………あんなのくらっても死なないのかよ………」

妹紅「御影?」

御影「じゃあどうすれば死ねるんだ?…………………そうだ、この闇に喰われればいいんだ」

その時、御影の足元に闇の大穴が現れた。
それは口のようにも見える。
御影はその中に何の抵抗も無く落ちていった。

妹紅「御影!!!!!」

大穴が閉じる寸前、妹紅も躊躇い無く飛び込んだ。

龍牙「御影!妹紅!」

パチュリー「龍牙、もう無理よ」

二人を助けに入ろうとする龍牙をパチュリーが静止させる。

龍牙「師匠、この穴開けられないんですか?」

パチュリー「流石の私もこれは無理ね、これは御影が能力で作ったものだから」

小悪魔「それじゃあ一体、どうすれば……………」

パチュリー「妹紅がなんとかするか、あいつが自分から開けるかしか無いわね。しばらく様子を見ましょう」

3人は、大穴の跡を再び見た。
無事生還するか、このまま喰われるか、それは中の二人にかかっていた。 
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