阿修羅 無罪の擬態実験。
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放浪編
ただいま、順調・・・?
「はい。おまちどうさま。」
「へへっ…!ありがと!おばちゃん。」
頼んだ団子を食べながらおばちゃんと話す。
「しっかしまぁ…アンタいい食べっぷりだねえ…もう一個あげるよ」
「本当か!?ありがとう!おばちゃん」
「こんな小さい体にどうやったら入るんだかねぇ。」
「これでも11だよ!おばちゃん!」
「そうかい…かわいいねぇ…こんな息子欲しいよ。」
「・・・また、食べにくるよ。おばちゃん!美味しかった。」
「はいよ。またおいで歓迎するよ。」
「じゃーねー。」
「ああ、またね。」
_…ボフン!
団子屋から離れた所で元の姿に戻る。
成り代わりの術よりも最強じゃん?
術だって使えるんだよね。
「・・・さて、何処に行こうかな。湯の国とか?資金をつくるかなー・・・?
・・・とまあ、そのまえに」
ガサっ、…
追っ手を追い払わなきゃ。
「・・・上忍なのに殺気は消そうよ。」
「・・・木の葉の抜け忍だな。里に戻ってもらおうか。」
「嫌だね。なんであんな堅苦しい所に戻らなきゃいけないんだよ。」
「ならば、手荒くなるな。」
「あっそ、好きなすれば。私もやり返すだけだ。」
「よくもまぁ、抜け抜けと・・・」
上忍がクナイを自分の肩めがけて投げつけてくる。
ムカつくがそれを、わざと受ける。
「フン…!やはり、たかが下忍。力量はこっちだな。」
「・・・ふーん。これ毒塗っていないんだね。
あくまでも連れ戻すなんだ。里に戻るきないし、クナイだってわざと受けたんだしもう、
やっちゃってもいいよね。…うん。」
正当防衛ってやつだよ。
ということで、サバイバル演習で使った術を使う。
この術は発動しやすいし、経験を積めば大きくなる。
「火遁、豪火球の術!」
「なに!?ぐっ!熱い!」
サバイバル演習の時より大きくなった豪火球が上忍を襲う。
・・・もえる。燃える。もえる…私の術に避けきれなかった上忍が。
まあ、上忍と言えどこの前中忍となった奴だもんな。
見るだけでグロイ…。肉が燃えるにおいは臭い。水遁でテキトーに消すか。
てかこの死体見つかったら私もう犯罪者扱いだよね…?
うわっ。ダメじゃん。いい証拠隠滅はないかな…。
ちょっと考える。
あっ・・・!
「忘れてた。こうすればいいじゃん。
・・・阿修羅一族秘伝“擬態:成り代わり術”」
…ボフン!
「・・・モデル。うちは マダラ」
やはり、このうちはマダラの鎧は重いな…
手早くすませる。オレもあまり人は殺したくないのでな。
「・・・アマテラス」
アマテラスを発動させ上忍だったものを燃やす。
黒い炎が肉を焦がす。
ドコまでも…ドコまでも…
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「・・・擬態;成り代わりの術 解。」
ボフン!
「・・・つかれた。チャクラ喰われた。マダラに成り代わるのはよそう。
なんでコイツだけこんなにチャクラ喰うんだよ。」
・・・まあ、何はともあれ
「平和だなー。やっぱりこのまま湯の国に行こう疲れたし。」
ある失態に気づくのは後少し。
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一方木の葉では
ナルト達7班は火影室に集まっていた。
「阿修羅 無罪に追い忍をつけた。もう暫くしたら木の葉に帰ってくるじゃろう・・・
さて!カカシ隊第七班の次の任務はと……隣町までのおつかい、イモほりの手伝いか……」
「ダメ―――!!そんなのノーサンキュー!!俺ってばもっとこうスゲェー任務がやりてーの!他のにしてぇ!!」
「(…一理ある)」
「(もーめんどいヤツ!!)」
「(ハー…そろそろダダこねる頃だと思った)」
七班それぞれのことを思っていると
「バカヤロー!!お前はまだぺーぺーの新米だろーが!誰でも初めは簡単な任務から場数を踏んで繰り上がってくんだ!」
三代目火影の隣にいたイルカが怒鳴る。
「だってだって!この前からずっとショボイ任務ばっかじゃん!」
怒鳴ったイルカに対してナルトは口答えする。
「いい加減にしとけ、こら!」
カカシがゴチンとナルトの頭を叩いた。・・・痛そうだ。
「ナルト!お前には任務がどういうものか説明しておく必要があるな…」
三代目火影は続ける。
「いいか!里には毎日多くの依頼が舞い込んでくる。子守りから暗殺まで。依頼リストには、多種多様な依頼が記されておって…難易度の高い順にA・B・C・Dとランク分けされておる。里では、大まかに分けてワシから順に、上・中・下忍と能力的に分けてあって…依頼はワシ達上層部がその能力に合った忍者に任務として振り分ける。で…任務を成功させれば、依頼主から報酬金が入ってくるというわけじゃ…とは言っても、お前らはまだ下忍になったばかり…Dランクがせいぜいいいとこじゃ」
「昨日の昼はとんこつだったから今日はミソだな」
火影が説明してくれているのにどうでもいいような感じで、無視するナルト。
「きけェェェイ!!」
それに対してキレる火影。・・・当たり前だ。
「ど…どーもすみません」
カカシは申し訳なさそうに言う。
きっと後で怒られると考えているのだろう。
問題児を受け持つと大変だ。
「あーあ!そうやってじいちゃんはいつも説教ばっかりだ。けど俺ってばもう…いつまでもじいちゃんが思ってるようなイタズラ小僧じゃねェんだぞ!!」
そう言い、ふてくされたように背を向けるナルト。
そんなナルトの姿…成長に火影とイルカは微笑んだ。
「…分かった。お前がそこまで言うなら…」
「!」
「Cランクの任務をやってもらう。…ある人物の護衛任務だ」
まさかの火影からの許可に、一同は驚く。
一方ナルトは嬉しそうにはしゃいだ。
「誰?誰?大名様!?それともお姫様!?」
「そう慌てるな。今から紹介する!入ってもらえますかな…」
三代目がそう言うと、入り口の扉が開いた。そこには髭のはえた老人が立っていた。
その手には、酒瓶。酒臭いだろう・・・。
「なんだぁ?超ガキばっかじゃねーかよ!」
あろうことかその依頼人は昼間から酒を飲み始めた。
体に悪いと思う。
「…特にそこの一番ちっこい超アホ面。お前、それ本当に忍者かぁ!?お前ェ!」
「アハハ、誰だ。一番ちっこいアホ面って…」
ナルトはその人物をバカにするように言う。
だが、他の三人と比べてみると。
サスケ>サクラ>ナルト
「…ぶっ殺す!!」
ようやく気づいたナルトは、酒飲みのおっさんに殴りかかろうとする。
「これから護衛するじいさん殺してどうする、アホ」
そんなナルトを抑えるカカシ。
冗談も程々にしないと本当に間違えてコロっと…おおっと失礼。
「ワシは、橋作りの超有名人のタズナというもんじゃわい。ワシが国に帰って橋を完成させるまでの間、命をかけて超護衛してもらう!」
原作が本格的に始まろうとしていた。
後書き
誤字脱字ありましたらご報告をお願いいたします!
あと、そのモデルになったら口調もモデルそっくりになります。
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