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ソードアート・オンライン ~無刀の冒険者~

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SAO編
  SAO、各エピソード裏話

 
前書き
 読まなくてもいい裏話。

 物語を書くときにごちゃごちゃ考えていたこととか、「このポイントは押さえておきたいなー」とかそういうのが書かれています。SAOの物語の考察だったり、システムの抜け穴や面白さを語ったり。あるいはボツになったシーンだったり、失敗したなーと思う点だったり。にじファン様に投稿していたころはキャラ図鑑という形での紹介だったので、今回はエピソード別に書いてみました。

 最初に注意を。この考察はあくまで一個人である自分が、書くときに悩んだ点や考えた点を考察したものであって、決して原作様、そしてほかの全ての二次創作を批判するものではありません。その点ご了承をお願いします。 

 
 《エピソード1 ゴブリンの塔とソロプレイヤー》

 さて、第一章。SAOで鬼門ともいえる「第一話」或いは「導入」にあたる部分ですね。
 SAOに限らず導入で読者の皆さんの興味を引き付けるというのは非常に大切で、これが面白くなければやはり継続的に読んではもらえないものです。名だたるラノベの多くが破天荒で他に類を見ないボーイミーツガールだったり、驚きの導入だったりが用いられるのはこのためでしょうね。

 SAO二次創作の場合、導入のパターンは大きく三つ。

●パターン1「第一層から開始される」
 かなり難しい導入だと思います。このスタイルで書いている二次創作が暁にも多数ありますが、本当に尊敬いたします。自分には到底無理です。その大きな理由は、「ステータスに差がない」。この一言に尽きます。
 基本的にゲームである以上、初期ステータスというものは原則差がありません。つまり、「他とは違う」という物語の主人公にとって重要と言える感じを出そうと思えば、ステータスやビルド、特殊な装備に頼らないものである必要があります。
 これをクリアする方法としては、「1.中の人のスキルが異常に高い(アスナ型)」、「2.ゲームに関して特殊な知識を多く持っている(βテスター型)」、「3.一層で特殊なアイテム、あるいはスキルを取得した」「4.そもそもステータス的に異常がある」くらいでしょうか。
 「1」、「2」は既に原作中にいくつか描かれている(リーファとか)=キャラかぶりが存在。「3」の場合はそのアイテムやスキルが「一層で獲得できるようでありながらそれを長く使い続けられる」というゲームとしては難しさを伴う設定が必要になります。また、そのアイテムが強すぎればそれはそれで不公平感がでてしまい、「こんなんチートや!」状態になって微妙な空気が生まれかねません。「4」もそうですね。このあたりは原作への矛盾云々以上に「それが原作に組み込まれて、あまりに強力すぎるため浮いてしまう」ということにならないか、という調整が難しいです。
 とまあ、いろいろ書いてみましたが、どのパターンでもこの暁、面白い物語がたくさん書かれていますね。機会があれば読まれてみてはどうでしょう?

●パターン2「第七十四層から開始」
 原作一巻と同じ部分から回収するものですね。この場合であればキリト先生のように特殊なスキルや装備を多数所持していたとしても特に違和感はないです。ですがその分それ以前の物語を描くのが難しくなってしまう(リズやシリカとの絡みが難しい)という欠点があります。最終層の物語を描くのであればこれでもいいのですが、やはり二次創作者としてはなるべく多くの原作キャラに絡んでいきたいなー、という思いは強い方も多いのではないでしょうか?

●パターン3「原作で描かれなかった他の層からの開始」
 という形で上記の二つをボツにして、この「無刀」はパターン3を採用しています。
 これであれば、プレイヤーがどのくらいのステータスやスキルを持っているかを作者の好きに設定できます。ただしこの場合は原作から大きく離れてしまうため、あまりにもこれの展開を続けてしまうと「SAOの二次創作」という読者のニーズからずれてしまうことがありますね。それをごまかすために今回はキリト先生に登場していただくことで「これはSAOだよー!」感を出してみました。ちなみに話別評価ではこのエピソード1の最終話が長らくトップでございました。やはりキリト大先生のギャグシーンは一番稼ぎの筆頭シーンですね。



 《エピソード2 冒険の奏でる歌》

 第二章。メインヒロインであるソラちゃん、そしてシドの「背景」といえる存在であるギルドの登場ですね。物語におけるヒロインを誰にするか、というのはかなり二次創作において難しい選択だと思うのですが、今回はオリヒロインにしてみました。
 SAOでは物語が進むと「MORE DEBAN」に代表されるように、メインヒロイン以外の出番がそう多くはなくなっていく(失礼)上に女の子キャラも増えていくため、原作キャラの中からヒロインを選ぶとしても比較的扱いやすいのではないでしょうか? イメージとしては「キリトさんがあこがれの人、好きな人ではあるけれど、恋愛対象ではない男友達はいる」って感じで。特にリズは性格上、「もーあんなにいちゃいちゃしちゃってさー」みたいな愚痴を言う男友達がいるのがイメージしやすい点がありますね。

●メインヒロインの性格。
 シド君が斜に構えた系主人公になったので、ソラはそれを補うようにチャキチャキ明るい系ヒロインにしてみました。性格的なイメージとしては「ログ・ホライ●ン」の『彼女』をイメージしていましたが、読んだ方からの感想の中では「ハ●ヒっぽい」というものがありましたね。振り回し系ヒロインとしては確かに無意識に参考にした部分があったのかもしれませんね。基本的に自分はキャラや物語を作る際には参考にしたものが必ず存在します。
 ソラに関するイメージとしては、「いい子」を絵にかいたような子ですね。表すワードとしては「理想主義者」「いい人」「優等生」なんかですかね。物語を進めながら彼女の行動を考える際には、「こんなとき、一番最善の『理想』を追うなら?」と考えればいいので、とても書きやすかった記憶があります。

●メインヒロインの戦闘。
 これは前ににじファン時代に「キャラ図鑑」で書いたこともありますが、ここではそれ以外を。
 今回は思いっきり「闘うヒロイン」をしてみました。SAOではヒロイン枠がそれぞれアスナ、リーファ、シノン、ユウキ、ユージオ(!?)と完全に戦闘キャラですので、それにしたがってソラも極端に戦闘力を高く設定してみました。ちなみに一言に戦闘力といってもその内容は様々なのは言うまでもないですが、ソラの戦闘力の形は「万能のオールラウンダー」です。ここも性格面の対比と同じように、シドの「絶対の一極化された力」との対比になりますね。



 《エピソード3 白と黒と紅と紫》

 ボス戦。このエピソードは今後の展開的にも必要なものでしたが、そんなものよりもなによりも「ボス戦」を書いておきたいという作者の思いから生まれました。いかがだったでしょうか?

●原作キャラとの戦闘力の比較評価。
 この戦闘で描きたかったのは、「原作メンバーを超えない、しかし突出した強さの描写」でした。キリト達の強さは、ヒースクリフと並んでゲーム内一であってほしい、しかしだからといって主人公であるシドには他の攻略組の有象無象よりも活躍してほしい。そんな矛盾をなんとかしてどうにかできないかと。
 このボス戦闘では「シドが有利な状況を作る」ことで攻略組と比較すると突出した「ように見える」ようにしています。そしてそんなシドが圧倒的に有利な状況でなお喰らいついていくキリトさんまじパネェっす、という形式をとってみました。アスナに関しては「そもそも戦う(担当する)ステージが違う」という描写にして直接の比較を避けています。

 自分の完全な趣味ですが、この「SAO」という物語はやはりキリトとアスナが主人公の物語であり、この「無刀」はそんな輝かしい活躍をする彼らの陰で、苦しみながら、悩みながら、そして取り返しのつかない失敗を犯してしまったりもしながらもそれでも前へ進んでいく、そんなキャラの物語にしたかったのです。その物語が皆さんの心に何か響くものがあったならうれしいですね。

●原作との細かな絡み
 そしてこのエピソード3はかなり小ネタを詰め込んでいますね。アスナの料理ネタ。キリトの心の中に宿る陰の部分。ヒースクリフのゲームマスターとギルドリーダーの狭間での視点、そして楽しみ。最後の、アスナの「攻略の鬼」の側面と、徐々にキリトに惹かれていく描写。原作を読みこんだ人であれば、「なるほど、ここのこれか!」と思える…ようにかけたのかなあ? まあ、なるべく頑張って描いてみましたが。



 《エピソード4 走れ、風よりも速く》

 前回が戦闘を描きたくて書いたとすれば、今回は「日常的なギャグパート」を書きたくて書いた回でした。というか、キャラ達全員集合(リズ、シリカ無念…)を描きたかった。ちなみに「みんなであそびてー」って思った瞬間にだいたい大筋の流れがすぐに頭に浮かびました。特にアスナのラストシーンとヒースクリフの「!?」シーンは、もう一瞬でした。

●どのキャラをどこで使うか。
 今回のように登場キャラが多い場合は上手く使わないと「その他大勢」のような扱いになってしまうんですよね。この回ではそうならないように、原作キャラたちにはそれぞれわりと個別に近い形での登場にしてみました。最初にエギル、次にクライン、そしてヒースクリフ、最後のオチにアスナ。順番に出すことでそれぞれの良さをうまく表せるかな、と。

●敏捷対決シーン。
 ありがたいことに主人公のシドはその立場上「負けてもいい」或いは「負けたほうがいい」というポジションのキャラです。最強、とは言わないまでも強い系主人公…いわゆる「勇者」のポジションのキャラの場合はどうしても負けるのに理由が必要になります。本気を出せない環境だったとか、武器が本気の装備でなかったとか、あるいは気分が乗らなかった、とか。まさにそのポジションであるキリトさんとの対決なので、今回のような実力対実力でならやはりキリトの勝利でしょう、という作者の思いによってシドさんの敗北となりました。

●キャラクター同士のバカ話。
 やはり物語としてはネタエピソードの一つくらいは入れたいという思いがあったのですが、ストーリーの流れ上ここが一番自然かなあ、と。物語を書くときは自分は「その話は何のためにあったのか」という点を必ず考えるようにしています。エピソード1では「主人公の紹介(技能、ポジション、人脈)」、2では「冒険合奏団の登場」、3では「アスナはじめ『攻略組』中心とのコネクション」。そういった意味ではこの4は「無ければ無いで困らない」エピソードでした。あえて言うなら「シドのポジションの再確認」といったところでしょうか。
 これはこの先も考えてあることで、「このエピソードは何のためにあるのか」、あるいは「そのエピソードを通じてどのキャラがどう成長(あるいは変質)したのか」を考えるというのはとても重要だと思います。一番読んでいて「うーん…」となるのは「なんやかんやあったけど、なんとかなりました!」で、それがエピソードごとの単発で続くものですかね。どこかで読んだものでしたが、物語を作る際の名言に「最高の物語は、付け足すところがなくなったものではない。削るところがなくなったもののことを言うのだ」というのがあったような無かったような。…まあ、そんな言えばこのエピソードだって削れまくりなんですが(笑)



 《エピソード5 二人を繋ぐ、血色の絆》

 これもまた省こうと思えばいくらでも省けたエピソードなんですが…。まあコンセプトとしては「ラブコメ」というやつをいっちょう書いてやるか、と。…結果はご覧の有様ですが。ご覧の有様ですが。大事なことなので二回言いました。

●押せ押せ女子VSそれなり男子。
 ラブコメの王道はやはり「女の子のほうが押せ押せなら男は超絶鈍感」がセオリーというかトレンドというかなのですが、それはどうにもシドさんには似合わないかな、と。そもそも次のエピソード的にだらだら伸ばすのもアレですし、スパッと決めてみようかと思いまして。今にして思えばラブコメを一エピソードで書こうという点そのものが無理しかなかった…。
 結論。これからラブコメを書くときにはもっと長い物語で、ストーリーに絡めつつ書こう。



 《エピソード6 空が消えた日》

 さてさて、問題のエピソード6。こちらでもそれなりの反応が感想で見られて、作者としても一喜一憂でした。もっとぼこぼこにされるかも…なんてのも考えていたんですがね。

●なぜころした
 このエピソードを書いたのは、「物語としての整合性、一貫性」のためでした。
 原作様の描かれた舞台をパラレルワールドとするのではなく、その描かれなかった裏側を舞台とするうえで、「シドさんこれくらい仲良かったら原作のALOクリアの飲み会だったりGGOの酒場だったりに呼ばれないのって不自然じゃない?」という疑問が自分の中でどうしても消えず。自分はどうしてもそういった気持ち悪さをそのまま放置できないんですよね(汗)。あれくらい仲良くなりながらも、なにか(ALOやGGO、MRといった事件の時)には連絡を取らないくらいの距離感を保ち続けられる関係。その一つの答えとして出したのが、「ソラの事件とシドの崩壊によって連絡が取りづらくなってしまい、その後そのまま行方知れず」というものでした。

●ソラ事件。
 これはキリトさんで言うところのサチのポジションの事件なので、かなり「赤鼻のトナカイ」と話の流れがかぶる部分は多い(油断→別れ→ぽっかりと気持ちの空白→死にたがりの死闘→一応の区切り)です。ただしシド君の場合はキリトで言うところのアスナのように、「その傷を一緒に抱えて、ともに歩んでくれる仲間」という真ヒロインの登場はありませんでした。それはあくまでキリトさんが「勇者」であった故に得られた仲間であって、彼らの「大きな意味でのハッピーエンド」の陰には、シドさんのような脇役の、やりきれない悲劇もたくさんあったと思うのです。そしてこの物語がデスゲームであり彼らが『攻略組』の近くにいる以上、「近しい者の不幸」とは無縁ではいられないでしょうし、それがなくてはこのデスゲームが「楽しいゲームだった」で終わってしまう気がしたのです。…まあ、この辺りは、人の暗い部分を書きたがる自分の悪い癖かもしれませんね。

●VSアスナ戦。
 実はストーリーよりも多くの時間をかけて推敲、書き上げたのは、バトルパートのほうでした(笑)。これは本当に本当にしんどかった…。しかしその甲斐あって、VSアスナ戦はこの「無刀」全体でみても屈指の出来だったと思っています(逆に言えばこの先あれ以上の戦闘はなかなかないような…泣)。シドの特性を最大限に生かしてアスナを驚愕させる(追い詰める、ではないところがポイントです)ものの、それはあくまで見せかけの強さ。実質的なデータではどうしようもない差が厳然としてシドの前にあり、その言い切れない空しさ、悲しさをアスナは知る…。一極化型がどうしても突き当たる壁を、ここで再現してみました。

●リズベット。
 満を持しての登場でしたね。初めて書いた時は、「これはこの先リズベットヒロインか!?」みたいな声もあったのですが、それもやっぱり「原作との整合性」的に自分の中でボツ。いや、書こうと思えば「ソラを失ったシドを心配していろいろと世話を焼くリズとの間に徐々に芽生えていく恋慕」みたいなのもいけたかも、と今になってみれば思うのですが、やっぱりヒロインがいなくなったから次のヒロイン、みたいなのもちょっとあれかなー、とも思います。この先どうなるかは…そういえばあんまり書いてないな、コレ。

●ラフコフ戦。
 いずれかならず原作でも描かれるだろうこの場面を描写するのは自分としては避けたかった。…のですが、この「無刀」、ただでさえオリジナルストーリーばっかりなのに、なんとかして原作に絡ませないと…とか、シドさんを圧倒するような敵ならやっぱり原作でも悪名高い奴に…とか考えた結果、このようになりました。原作で描かれるのとどれくらい違っているでしょうね。
 いちおう今現在ラフコフ戦を描いた描写(ザザと最初にキリトが切りあっただとか、そのあとスルスルと後方へ引っ込んでいっただとか、『攻略組』に犠牲者がでてから続いてラフコフからも死者がでただとか、あの場にはPoHはいなかっただとか)には矛盾しないようには書いたつもりです。…まあ、実際に描かれたときはどれだけ違うかわかりませんが(笑)。しかしまあ、そのような点を考えて先をわくわくしながら待つのもまた楽しいものです。


●閑話、エピソード6.5。一応書下ろし。
 やっぱり暗い…。そして大原則「このエピソードを書くことで何が変わるのか?」をこれも無視しちゃってるような…。こういう短編話って、意外と難しいもんですね。いちおうヒースクリフがソラのことをどう考えていたかだったり、垣間見えるプレイヤーとしての思いとゲームマスターとしての葛藤が、少しでも再現できていればいいですね。茅場さん、実は一番好きなキャラの一人でして。ただ彼のような人間は書くのは非常に難しく、しかしうまく描きたいなーと思わせるキャラです。もっと精進せねばのう…。



 《エピソード7 結末 ~Bad End~》

●そしてあの前回にしてこの結末である。
 まさに外道。このエピソード前半を書くにあたって、当時原作様の圏内事件をひたすらに、ページが擦り切れそうになるほどに読み込んだものです。あんまり集中しすぎて鼻血が本に一滴ついちゃったのは内緒。しかしそうやって読み込んだ結果、「ああいう解釈もできる」というくらいにはグリセルダさんが元気だったのは確認しました(だって笑顔で手ぇ握ってたし)。まあ実際ほんとに茅場さんがそんな機能をつくるかだったり発言との整合性が合わなかったりもあるんですが。この辺の考察はまた、ALOの編でも書いてたような気がするのでこのへんで。リヴァイブリング、これはすごく「ありそう」な効果だと自分でもうぬぼれています(笑)。

●ラストバトル。
 原作ではバッサリカットだったあの骸骨百足さんとの激戦を描いてみました。アニメ版ではもっといろいろ描かれてたらしいですが、自分はあんまりアニメは見れないんですよねえ…。まあシドさんはラストアタックをとったわけではない(砕いたのはあくまで「尻尾」であって、百足さんのラストアタックはまた別です)ので、問題ない…のか?

●カタストロフ…こんなんチートや! チーターや!
 ラフコフ戦でもですが、この戦闘でも大活躍の「カタストロフ」。まあ武器破壊ボーナスはキリト先生の技なんでそのお株を奪うのは若干気が引けたのですが、非力でありながら戦闘で役に立つ、という矛盾はこれで解決するのが一番かなあ、と思いこのようになりました。ちなみにその効果は、「デスゲームにおいては命>武器」なのでその効果はさほど目立ちませんが、一般ゲームでは最凶最悪な技能ですね。自分はネットゲームにはさほどなじみがないのですが、こういう「武器破壊」のアイテムや効果ってどうなってるんだろう。ちなみに今原稿書いてるTRPGには酸の攻撃で武器を溶かしちゃう極悪敵がいますね。その場合は「消滅」。……うん、えぐい効果だ。涙目ってレベルじゃねえぞ。

●伏線っていつ張ったっけ…?
 それにしても今思えばどのあたりから考えたんだっけ、コレ…。カタストロフが登場した当初からこれがシドさんの最終装備になるのは考えてたような気がするし、カタストロフが必要だって考えたときには先のバトルの展開考えてたし…。こんなことしてるからこんがらがるんでしょうね。まったく、困ったもんです。



 さて。

 あの世界の結末は?
 皆はどうなったのか?
 そして、ソラはどうなったのか?

 多くの疑問を残したままの、シドさんの現実世界生還。最初に投稿したときのキャッチフレーズは「極上のバッドエンドを」でしたね。「勇者」であるキリトさんが大勢の命を救いだしたのに対して、「脇役」である彼は何を為すこともできずに、「その他大勢」としてこのゲームの最後を迎える。
 そんなやりきれなさを抱えたシドさんのALO編、乞うご期待!!!……していただけるように、これからもがんばります。次回はまた、もう少ししたら投稿再開したいと思いますので、気長にお待ちいただければ幸いです。
 
 

 
後書き
 長い長い無駄話にここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。ここで描いたことに関して質問や意見、感想などございましたらいつでもどうぞ。感想でもメッセでもつぶやき返信でも、いつでもお待ちしております。 
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