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ソードアート・オンライン~ニ人目の双剣使い~

作者:蕾姫
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狩りに行こうぜ!④

嵐龍アマツガツチ。モンスターハンター3rdにおいて集会所クエスト最後の緊急クエストで戦うことになるモンスターであり、古より生息する古龍の一柱だ
その存在はまさしく自然災害そのモノであり、普通の人間が立ち向かえるモノではない
たとえ歴戦のハンターであっても油断はできない。どんなに防御を固めたとしても一撃で死に至らしめる巨大な竜巻。天から降る地を割るブレス
挑むなら覚悟せよ

「懐かしいわね……珠が出なくて何回狩ったことか……」

「俺は初めて狩った時に三つ出たぞ。むしろ角が出なくて……」

注:作者の実話です

「結局、最強の敵は物欲センサーってことだな」

「ユカは昔からモンハンに関連する運は滅茶苦茶悪かったもんな」

「あんたが良すぎなのよ……」

陸也と優香の二人は幼なじみでモンハンも一緒にやった経験があるらしい

「さてと、支給されたアイテムでも確認しますかね」

錬金釜、回復薬、回復薬G、携帯食料、砥石、打ち消しの実、蜂蜜、投げナイフ

「今回は少ないんだな……」

「まあ、少ないこと自体は問題はないが戻り玉がないのは痛いか……」

「天からのブレスは怖い……」

「それで今回の作戦はどうする?」

リョウコウは目を閉じて熟考していたリンに作戦を尋ねる
リョウコウに問われてリンは目を開くと言った

「今回は作戦なしでいいだろう」

「おいおい……」

「仕方がないだろ?全員モンハン経験者でアマツ狩りの経験はいやというほどあるんだ。臨機応変に各自で対処した方が指示をするよりも素早く対処できる」

敵が小さいのならローテーションを指示することもできるのだが、今回の相手は巨大な体躯を持つ古龍アマツガツチ。全員が囲んで殴ってもなお余りある大きさを持っている

「まあ、そうだな。強いて言うなら……全員、生き残れよ」

「はっ、分かりやすいじゃねぇか」

「いいね。なんだか最終決戦って感じがする」

「当たり前じゃない」

その簡潔にして至高の作戦。それを聞いた三人は身から沸き立つ闘争心を抑え切れずに嗤う

バトルジャンキー共め

さて武器の点検やアイテムの確認などを一通り終えた四人はアマツガツチの待つ戦場へと足を踏み入れた

「……実際に見るとここまで大きいものだとは思わなかった」

「怖気付いたのか?」

「まさか。逆に闘争心が湧いたよ」

リンの唇が緩いカーブを描いていることからもその言葉が真実であることがわかる

「よく我の前に来た。歴戦のハンター達よ!」

……空耳か

「閃空剣!」

リクヤが剣を振るとそこから真空波が発生し、アマツガツチを斬り裂こうとした
しかし、アマツガツチはほぼ常に風を纏っており今回も例に漏れず纏っていた
故に真空波はその風の鎧に弾かれ、アマツガツチにダメージを与えることはできなかった

「げっ、マジか……」

「次は俺だ」

「え、ちょ……」

アマツガツチが何か不快な雑音を発しているが気にせずリョウコウは剣をアマツガツチの体へと叩きつける
鉄と鉄がぶつかったような鈍い音とともにアマツガツチの体に傷がつくが、全体の大きさからするとかすり傷程度

「風で微妙に勢いを止められるな」

「風を失う時って攻撃の直前から直後までだったよな?」

「おう、確かな」

「じゃあ、少し危険だがその時を狙うか……」

リョウコウやリクヤはまだいい。重量のある武器で風による影響は最小限で済む。しかし、リンのような速さを優先した軽い剣はその速さを殺される上に全くダメージを与えられないことになる
ユカの投剣は論外

「話を聞いて欲しいんだけど!」

「突進くるぞ!」

聞き覚えのある声とともに身をよじり、一瞬の溜めの後ユカに向かって突進する
もちろん、そんな見え見えの攻撃など当たるわけがなくユカは投げナイフを投げると横へ跳んだ

「痛い! ……君たち、酷くない?」

自身の速度プラス、ユカの投擲速度。その二つが合わさり、リョウコウの刃をも弾き返したアマツガツチの表皮を貫通し顔面に突き刺さる

「へぇ、そっちも痛みを感じるんだな」

「日頃の鬱憤を晴らすチャンスじゃないか?」

「菊岡さんよ。年貢の納め時だな」

「あらら。菊岡さん、頑張って生きてくださいね」

先程から響くアマツガツチの声。その特徴からアマツガツチを操作しているのは菊岡だと断定していた全員
リョウコウ、リクヤ、リンの殺る気に満ちあふれた様子を見てユカは苦笑いを浮かべるものの、彼女もやはりやる気満々だ

「僕は菊岡なんて名前じゃ……」

「諦めて細切れになれ!」

「なんか悪役っぽいわよ、リクヤ」

ユカの吐いた毒も慣れているのかあっさりとスルーし、リクヤは突進を終え動きを止めたアマツガツチに剣を上段から振り下ろした

それからワンテンポ遅れてリンがアマツガツチに接近。二本の剣を突き刺しアマツガツチの身体を蹴って瞬時に離脱した

「風はどうにかならねぇのか……」

「さすがに風をどうやって発生させているのかわからないからどうしようもない」

再びアマツガツチの身体を風の鎧が覆うとリョウコウは忌々しそうに舌打ちする

「とはいえダメージそのものは入ってる。そのまま攻撃しててもらって構わない」

「当たらなければどうってことないしな……ってどわっ!?」

アマツガツチの尻尾がリクヤを捉えた。リクヤは寸でのところで大剣を二本クロスさせて防ぐことに成功する。受けとめた衝撃からリクヤは雨によって少しぬかるんだ地面に後を残しながら地面を滑る

「リクヤ、大丈夫か?」

「っ……手が痺れたけど、大丈夫。……お返しだ! 獅子戦吼!」

リクヤに向けて放った尻尾を元の位置に戻そうとしていたアマツガツチにリクヤの放った獅子の形をした闘気が襲いかかる
体勢を崩していたアマツガツチに躱す術なとなく直撃。菊岡の悲痛な声が響く

「さらにこれでも食らえ! 空蓮双旋華!」

「っ、リクヤ! それは悪手だ!」

「残念だったね、リクヤ君」

「へ?」

リンが制止の声を出すが、リクヤの動き始めた身体は止まらない。三連続でアマツガツチを蹴り上げた後、左手に持った剣を叩きつける
後は斬り上げをして、さらに空中で一度斬るのだがリクヤはアマツガツチの口腔に大量の水が含まれているのを見た

「ちょっと待っ……」

水球は空中にいたリクヤに見事着段しリクヤを弾き飛ばした

「リクヤは深追いし過ぎだ。技の最中は動きを止めてくれるような親切なシステムはモンハンにはないぞ」

「NPCじゃなくてPCだから技の選択が適切だな。リンもユカも深追いはするなよ?」

「心得てるさ」

「私は深追いのしようがないんだけどね」

「おえっ……打ち消し不味い……」

水ヤラレを治すために打ち消しの実にかぶりついたリクヤは顔をしかめながら起き上がってきた

「そんなに不味いのか?」

「味はないんだけど食感がゴム」

「それは……食べたくないな」

「飲み込むのが大変だったから回復薬Gで流し込んだっとアマツガツチが来てるぞ」

リン、リクヤ、ユカが固まってる所を目がけてアマツガツチは突進してくるが全員危なげなく回避に成功する

「甘いですね!」

「どっちがだよ」

「見慣れてるって」

フィールドギリギリで止まったアマツガツチは折り返し再び突進を仕掛けてくるが普通に読まれ、躱される
そして、待ち構えていたリョウコウに数回殴られていた

「なら、これならどうかな?」

アマツガツチは身体を捻るとその場に静止する。そして、その身に纏っていた風が徐々に徐々に大きくなる

「大竜巻か」

リョウコウは地面を蹴ってある程度距離を取ると、凄まじい重量を持つ冷裂を地面に深々と刺し、吸い寄せられないようにした
元から距離を取っていたリンとリクヤはその場に二本の剣を刺し、壁とする
一方、地面に刺すものがないユカは距離があるからといって慢心せずアマツガツチのいる方向とは逆に走りだした

「キャッ……」

「ユカ!?」

しかし、強くなる風に足をとられ転倒してしまう。そして、そのままアマツガツチの方向へズルズルとかなりの速さで引き寄せられていく

「うお……届かないか……」

地面に刺した剣を支えにしているため手を伸ばせる範囲は非常に狭い。目一杯伸ばしてもユカが通るであろう経路には手が届かない

「くそっ、ユカ!」

「ばっ、バカじゃないの!?リクヤまで死んだら余裕が無くなるのよ?」

リクヤは安全な足場を放棄して横を抜けようとしていたユカに飛び付き、抱き締める

「バカでもいい! ユカが死ぬのをただ見てるだけなんて俺にはできない!」

「リクヤ……」

二人一緒にズルズルとアマツガツチの方向へ滑っていく動きが突然止まる

「いい雰囲気のところ申し訳ないが、リクヤは余計なことしかしてないぞ?」

止まった原因。リクヤの襟首を掴んでいるのはリンだった

「お前がユカと一緒に滑ってこなければ俺が受けとめられたしな。助けに行くなら行くで剣の一本でも抜いてこればそれを地面に刺せば済む話だろう」

「……あ……」

「結局、そのせいで俺は少々無理せざるを得なかったわけだが……」

リンはユカの通ったであろう経路の真ん中にいた。そればリクヤが飛び付いたせいで経路が変わり、結果的に無理せざるを得なかったわけだ

「……ごめん」

「わかればよろしい。さて、一人ならともかく二人を抑えておくとそろそろ剣が地面から抜けそうだな。……リョウ!」

「なんだ?」

「リクヤを投げるから受け取ってくれないか?」

「おう、わかった」

リンたちがいる場所からリョウコウのいる場所へは少々距離があるが、投げればギリギリ届くだろう

「じゃあ、逝ってこい」

「なんか字が違う気が……」

浮かぬ顔をしながら飛んでいったリクヤはリョウコウに受けとめられ、無事に風をしのいでいる

「さて、ユカ」

「なに?」

「抱き締められて嬉しかったか?」

「っ?!り、リンには関係ないでしょ!」

瞬時に顔を赤らめるユカ
リンはニヤニヤとユカを見ている

「まあ、それはさておき一つ頼みたい」

「……なによ」

「次からで構わない。大竜巻中に投剣を投げてくれないか?」

「そういうことね。わかったわ」

風はアマツガツチに向かって吹いている。これが近くにいるプレイヤーを即死させる攻撃への前準備であることを考えると非常に迷惑だ
しかし、離れて攻撃のできる方法、しかも風の影響を受けやすいものだと逆に好都合である
なぜなら風によって加速し、威力が高まるのだから

「さてと……反撃といきますか」

僕だって彼女が欲しいんだ、とか叫びながらぐるぐる回っていた
もちろん誰も巻き込まれているわけがなかった








††††









それから十数分後。アマツガツチの体色はとっくに黒ずみ怒り狂って暴れていたが、全員が躱し方を知っているためは全くダメージを受けていない

「くくっ、ならこれはどうします!」

「なんかクリスハイトがヒートアップしてやがるな……」

「完全に魔王的なノリになってるよ……」

縦横無尽に暴れ回るアマツガツチ。プレイヤーが操作しているだけあってハンターの動きを予測し、適切で無駄の少ない攻撃を仕掛けてくる
技のクールタイムという絶対的な壁に守られているからこそ攻撃はできているが、少しでも退避のタイミングが遅れるとまるでゴミの如く地面を転がるハメになる

「このアマツガツチ、質が悪いな!」

「しょうがねぇだろ。頭だけはいいクリスハイトが操作してんだからよ」

空気を読む能力は最悪だけど……
そんな呑気な会話とは裏腹にリンやリョウコウの顔は暗い
攻撃は見知ったものばかりで回避自体は簡単だ。個々の攻撃ならば
全員を窮地に陥れた技の名前は小竜巻。自律性のある複数の竜巻を発生させ、フィールドを蹂躙する技で、突進やブレスと併用されることでとても躱し辛くなるのだ

幸い一度使うと次に使うまでの期間は長いのだが、使われるとまず確実に誰かがダメージを受けてしまう
回復薬Gでその都度回復はしているがアマツガツチの残り体力を考えると少々残量が厳しい

「リン、どうする?」

「ちょっと試してみたいことがある。すまないがアマツガツチの注意を引いておいてくれないか?」


「了解。任せろ」

リョウコウはそう言葉を残すとアマツガツチに接近していく。リンは少し後ろでアマツガツチの様子を見ていた

「なにを企んでいようともその小細工ごとたたきつぶしてあげよう!」

「もう、誰だよ……」

リクヤが呆れたようにつぶやくと同時に小竜巻を複数発生させるアマツガツチ
今までリンたちを苦戦させてきた必殺のコンボ

ブレスのために口腔へ水を蓄めつつあるアマツガツチを尻目にリンは一つの小竜巻に向かって走る

一本の剣を鞘に納め、もう一本の剣を両手で握る
そして竜巻が発生させている風に乗せて剣をフルスイングした

「え……」

「さすがはリン。常識はずれにも程があるな」

竜巻をぶった斬ったリンに驚きアマツガツチは放とうと集めていた水を吐き出し(涎みたいに)リクヤとユカは硬直した
ちなみにリョウコウは予想していたのかアマツガツチに剣を振っている

「ど、どうやったの?!」

「竜巻ってのは上空の気圧と地上の気圧の違いから発生するものだ」

空気は気圧の高い方から低い方に流れる
その流れが螺旋を描き、速度を上げたものが竜巻や台風だ

「だから竜巻の下の部分の空気を打ち払った」

リンの剣速によって竜巻の下の空気が一瞬だが消え去り真空となった
これにより竜巻を支える上空と地上の気圧差のバランスが崩壊
土台が崩されたことにより竜巻は消えたというわけだ

ちなみに現実で良い子は真似しないでね
悪い子は最低でも刃渡り数キロの刃物を振って風斬り音が聞こえるなら挑戦してみてくれ
命の保証はしかねるが

「相変わらず無茶苦茶だな」

「そうか?」

「剣を振るタイミングが少しでもズレていたら宙を舞っていただろ」

「あの竜巻が自然の法則ではなく超常現実で作られていましたってのでもアウトだった」

リンが全ての竜巻を抑えられるわけではないが、アマツガツチのコンボをほぼ抑えた形となった

「さてと、そろそろトドメと行くか……」

「リン、リョウコウ、ユカ。最後は俺が!」

「ま、いいか」

「死亡フラグね」

「え、ちょ、ユカ?!」

「逝ってらっしゃい」

微笑みを浮かべてリクヤを見るユカ。文字にしなければわからない微妙なニュアンスは知らない方が幸せだろう

「とりあえず俺たちは道を作るかね」

「そういう役割になるか……」

剣を構えてアマツガツチに向かって走るリンとリョウコウ

対するアマツガツチは尻尾を大きく振り上げ、リンとリョウコウに向かって振り下ろした

「はっ、こんなの効くか……」

「右だ、リョウ!」

尻尾を冷裂で受け止め、弾き返そうと力を込める
しかし、リンの声を耳にしたリョウコウは咄嗟に尻尾を抑えることを放棄し、右の方向を冷裂の幅広い刃で固めた

そこにアマツガツチの手が直撃した

「ふっ、食らえ!」

「やらせん!」

弾き飛ばされ体勢を崩しているリョウコウに素早く口に水を溜めたアマツガツチが追撃の水球を撃った

しかし、リョウコウの前にリンが飛び出し剣を使って水球を受け流す
水球は軌道を逸らされフィールドの端にある岩を粉々に砕いた

「すまんな、リン」

「ああ。……なんかアマツガツチの動きが良くなってないか?」

「死にかけでの強化ってやつじゃないか?モンハンにはないシステムだが、もう一つの現実を謳うVRMMOならあり得なくもない」

アマツガツチの素早い攻撃をかわすリクヤを見ながらリンとリョウコウを話をしている

「逆にいえば強力なのを一撃、撃ち込めば終わりってことか」

「まあな。俺たちの中で最も一撃のダメージ量が多いのは残念ながらリクヤなんだよな……」

なぜか使えるテイルズの技。生憎と使い手は一人しかいない

「問題は使っている間、いかにしてアマツガツチの動きを止めるか……だな」

「それは俺たちがやるしかないだろ」

回復薬Gを嚥下し口を拭ったリンはアマツガツチを見据える
リクヤは回避に専念していてとても攻撃できる余地がないように見えた

「じゃあやるか。行くぞ、リン」

「了解。……はしゃぎ過ぎて墜ちないようにな」

「お前こそ、な」

リンとリョウコウはほぼ同時に地面を蹴ってアマツガツチに向かって走りだす
アマツガツチはそれに気付くと顔をリンとリョウコウの方へと向けた

「ユカは援護。リクヤはデカいのを頼む」

「わかったわ」

「よし、待ってたぜ!」

「さて、ちょっと付き合ってもらうとするか菊岡さんよ」

「僕がそんな目の前で作戦を話し合われてなんの対策もしないとでも?」

リンとリョウコウの方へ向いていた顔をリクヤの方へ向けなおすアマツガツチ

「作戦の要さへ潰せば僕の勝ちだね」

「全く……わざと聞こえるように言っていたのがわからないのか?」

リクヤへの突進攻撃は間に割り込んだリョウコウに止められた
横薙ぎに振られた冷裂は凄まじい破壊力となって質量では勝るアマツガツチの巨体を受けとめる

すかさずアマツガツチは激突の反動を利用して尻尾を振り上げた

「リン、スイッチだ!」

「了解」

後ろに下がったリョウコウとアマツガツチの間にリンは身体を滑り込ませ、剣を水平に構える
振り下ろされた尻尾に沿って剣を引きつつ軌道を変更させた

地面に突き刺さった尻尾を引き戻すのもそこそこにアマツガツチは手を一閃、しようとした

しかしリンとリョウコウのいる場所よりさらに後ろから飛来した投剣によりそれは中断される

「やりなさい、リクヤ!」

「瞬け、明星の光! うおおおおぉぉッ! 喰らいやがれ!」

「しまっ……」

リンとリョウコウを排除することに夢中になっていたアマツガツチはいつの間にか後ろに回り込んでいたリクヤに気が付けなかった
ユカの声でリクヤが視界の中にいないことに気付いた時にはもう遅い

「天翔、光翼剣ッ!」

リクヤの持つ二本の双大剣の周りに光の粒子が溢れ、一つの羽根を形作る
そして、振り下ろされたその剣はアマツガツチの表皮を裂き、肉を断ち、骨を砕いた
アマツガツチは断末魔(台詞はスルー)の声をあげ、ゆっくりとその巨体を地面に横たえさせた 
 

 
後書き
これでコラボは終了です

割と不憫だったリクヤに花を持たせてっと……全員まんべんなく活躍させれたかな?

さて最後のアマツガツチ戦でしたが、珍しく最後がギャグで終わらなかった!(ぉぃ
毎回ギャグで始まりギャグで終わらせてしまうのは私の悪い癖ですね……後悔はしてないですが(笑)

キャラを貸して頂いた涙カノさん、及び鳩麦さん。ありがとうございました。キャラ崩壊してないかとても心配ですがこれでコラボは完結とさせていただきます。この場を借りてお礼を申し上げます

では、次回から本編に戻りますよ

よければ感想をお願いしますね
ではでは 
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