IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光
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蹴散らせ!歴代最強霊奈の力!
霊夢、霊奈、魔理沙、闇夜、閃輝の5人は邪悪な気配を察知し、その原因が嘗て霊奈が退治した邪神だと判明し、これを異変と位置付けて邪神『魔鎧邪神・闇ノ核』の殲滅の為に博麗神社を出発した。霊奈が先頭で皆を先導する形になっている
「・・・。にしてもあの死にぞこないの邪神、今度は何をするつもりよ?前は覇狼に振られたからって理由で異変起こして自分の力を示して一つになろうとした。でも私がそれを倒した。それが私が以前に解決した邪姫異変よ」
霊奈は移動しながら以前に起きた異変の事を話していた。魔鎧邪神・闇ノ核牙が起こした異変を、それを聞いていた4人は呆れていた。まずは異変を起こした理由、振られたから
「・・・。振られたからってそんな異変起こしたのかよ・・・」
「言葉も無い」
「でもそんな事しても一つになれる訳ないぜ」
「そうよ、お父さんはお母さんと私の物だし」
「その発言はどうかと思うわよ霊夢」
そのような会話を続けていると目の前を埋め尽くすかのような数の妖精と毛玉が現れる。その妖精も毛玉は明らかに可笑しい。目に光が無く、ガタガタと震えている。そして異様な黒い妖力を纏っている
「何のかしらこいつら・・・」
「でも様子が可笑しくないか?顔色も眼も可笑しい」
「それに纏っている妖力も変だぜ。悪寒がするぜ」
「これって・・・」
「はぁ・・・あいつの神力に影響されて浸食されてしまったのね。もうこいつらはあの邪神の駒よ。倒せば正気に戻るわ」
霊奈は妖精達を見ながら確信したように頷きながら言う。そして腕を構えて武道の型を取る
「恐らく目的は奴の孵化までの時間稼ぎね。これだけの数なら時間稼ぎも簡単だわ、人海戦術とはよく言った物ね」
「人海戦術は時間稼ぎには持って来いですもんね、それと閃輝。お前先行して時間稼いで来い」
「って俺かよ!!?」
閃輝は冥神剣で弾幕を切りながらそう言う、だが閃輝が一番の適任だろう。この中では最も早い。霊夢も弾幕を放って妖精と毛玉を一掃するが、その背後から次々と湧いてきて進みようがない
「ああもう解ったよ。じゃディルスと融合するからちょっち時間稼いで」
そう言うと閃輝は光に包まれて行く。そして守る様に闇夜と魔理沙は閃輝の上に位置取る
「了解だ、魔理沙!久しぶりにぶっ放すぞ!!」
「おうともさ兄ちゃん!!」
「行くぞ!霧雨兄妹魔技!」
「螺旋砲!!」
魔理沙は八卦炉を前に突き出す体勢を取って、闇夜は目の前に魔方陣を形成し、霊力を充填する。異常な密度の霊力を感じたのか妖精達は闇夜達を狙うが、その時には八卦炉と魔方陣に光が満ちていた
「「スパイラル!!マスタァァアアスパァァァアアアア!!!」」
八卦炉と魔方陣からはマスタースパークよりも一回り大きいレーザーが放射され、それがお互いを引き合うように螺旋状に前方に放たれて行く。螺旋上のレーザーに巻き込まれた妖精や毛玉は一瞬で消し飛び、数で作っていた闇夜達の包囲網に巨大な穴を空けた。だがそれだけでは終わらずに二人はそのまま回転し、スパイラルマスタースパークを放射したまま周囲の敵を焼き始めた。そんな魔法を見た霊奈は口笛を吹いた
「ひゅう♪やるわねあの子たち。私も負けちゃ」
その時、後ろから40程の妖精が霊奈に襲い掛かった。が霊奈は思いっきり肘を後ろに吹き抜くと凄まじい衝撃波が発生し、妖精達は消えた。これが剛腕脚巫女と言われた霊奈が発案した博麗式戦闘体術の威力である
「いられないわね」
「ああもう!邪魔よ!!」
霊夢は母の強さを見て負けてらないと張り切りって妖精に攻撃を続ける。立て続けに符と針を投げ続ける。時には近寄って奴に針を思いっきり突き刺している、霊夢も霊奈に憧れて博麗式戦闘体術を学び、まだ免許皆伝までは行かないがお墨付きを貰っている。霊夢の場合は霊奈のように力が無い為、霊力で身体能力をある程度上昇させてから技で攻めるタイプの体術をしている。4人が迎撃をしていると閃輝を包んでいた光が四散して、そこに竜と一体化をした閃輝の姿があった
「良いよ闇兄、準備OK!!」
「おっし!でもまず道を作らねぇとな!!!」
そう言いながら妖精を殴り飛ばしながら毒づく。目の前には数で壁の様な物を作っている妖精達が居る。それを何とかしなければ突破には時間が掛かる
「よし、闇夜君。協力してやるわよ」
「え?ああなるほど、了解です!」
闇夜と霊奈は並んで、闇夜は目の前に再び魔方陣を展開する。霊奈は右足をずらしてそこへ霊力を集中させる
「打ち抜け!スターダストスパーク!!!」
「夢想封印・脚!!!」
闇夜の声と共に魔方陣から、膨大な霊力を用いて作られた星の形をした光を纏ったレーザーが放たれる。それは広範囲に達して、多くの妖精と毛玉を呑みこんでいく。例えに避けてもレーザーが纏っていた星の光が弾幕となり周囲に放たれていき逃げようとした妖精や毛玉を焼いて行く。
それと並走する様に一筋の極太の斬撃が妖精や毛玉を蹴散らしていた。霊奈が放った蹴りが刃として放たれて闇夜の攻撃と共に敵を薙ぎ倒しているのだ。そして二つの攻撃が止むと敵の陣営に大きな穴が穴が開いていた。それを閃輝が
「行くぞォォォオオ!!」
翼から白い光を放ちながら急速に加速し、その穴へと飛び込んでいく。勿論妖精達はそれを良しとしなかったが、竜騎士と化した閃輝に叶う筈もない
「退けやがれってんだ!!」
閃輝は猛スピードで突貫しながら急回転を始めた、その回転と速度が相まって異常な強風を巻き起こして、閃輝は巨大な竜巻と化しながら前進していく。そのまま強風に巻き込まれて毛玉や妖精達の大半は吸い込まれて行き、そのまま閃輝と共に前進してしまうが、あまりの強風に目を回して意識を失ってしまうか、そのまま消えていくかのどちらかだった。それを見届けた霊奈は左腕に力を込めて胸の前に置いた
「さぁてと、こっちも終わらせましょうか?」
その言葉に霊夢も反応して、霊奈の隣に陣取り右腕に力を込めて胸の前に置いた、霊奈は霊夢と視線を合わせた
「行くわよ霊夢」
「うん!」
「「博麗式戦闘体術!天地夢想爆符!!」」
二人は胸の前に置いていた腕を思いっきり振り抜いた。その腕はなんと本来は捉える事が出来る筈が無い空間を捉えたのだ。闇夜と魔理沙は驚いたが、あの親子なら出来て当然かっと妙に納得してしまった。そして空間はバキバキと凄まじい音を立てながら割れて行き、そして大爆発を起こした。その爆発は霊奈達を囲っていた妖精を一瞬で消し去り、爆発が晴れるとそこには霊奈達、4人の姿しかなかった。
魔理沙はあまりの威力に呆れていた
「本当あれが体術なのかよ・・・可笑しい程の破壊力だぜ・・・」
「それには同感だ・・・博麗の巫女ってのは何でもありなのか?」
「さぁ行くわよ皆」
霊奈は周りに敵がいない事を確認すると霊夢と共に先に進んだ。闇夜達は呆れながらもそれに続いた
―――――――――――――――――――――???――――――――――――――――――――――――
「な、なんだこれ・・・」
到着した閃輝は目の前に光景にただただ驚いていた。目の前には巨大な繭の様な物があり、それが大地に根を降ろしているようにも見える。その繭の周囲の大地の色は無くなっており、白い岩と茶色の岩石の様になっていた。草も木も、全てが
「おいおい・・・成長が止まっている?・・・いやこれは成長はしてるけど・・・寧ろ逆成長している!?どう言うこった・・・」
「ギャァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
「うおっ!?」
その時、その繭の上からまるで化け物の咆哮が響いた。閃輝は思わず耳を塞いでしまった
「んだぁこりゃ・・・!!!」
轟音に耐えながら上を向くとそこには体が細い女性の様な物が立っていた。嫌浮いていたと言うべきだろう
「マホウセンシ・・・キリサメセンキ・・・」
「俺の事は知ってるみたいだな、おい。だったらこいつをさっさと消せってそんな事を聞き入れてくれないか」
閃輝はその女が周りにおよそ全長8メートル程の化け物が5体程が突然出現し、こちらに敵意を向けている
のに気付く。閃輝は肩を竦めて剣を握った
「ったくしょうがないな。行くぞ!!」
後書き
ゆ「さあ、ハイパー次回予告タイムだよ!
障害を突破し先へと進む霊奈一行。順調に見えたが
その前に巨大な妖怪がISを纏って立ち塞がる!!
その大きさはなんと7メートル!!霊奈達はどう立ち向かうのか!!?
そして先行した閃輝は!?」
覇狼「次回、次回、IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光
敵はIS? 戦慄!無空妖獣!!!
・・・。あれ、私の出番は・・・?」
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