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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光

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異変発生!悪姫異変!!

「「あ~・・・良い陽気ね~」」

博麗神社

博麗神社の縁側に座り込んで二人してお茶を啜っている博麗親子、博麗 霊奈と霊夢。霊夢は今まで母に甘える事が出来なかったからか霊奈に良く甘えている。普段は縁側で並んで座り、お茶を飲む事を楽しみにしている、その手元には覇狼手作りの和菓子が置いてあった。ちょっとずつ摘みながらお茶を啜る、至極の幸せの時である

「あ”~・・・こうして娘とお茶を飲めるなんて最高だわ~・・・こうやって親子でのんびりするのに憧れてたのよ~」
「私もお母さんとこうしてお茶出来て嬉しいわ~」
「そういえば覇狼は人里で甘味処なんだっけ?」
「ええ、この和菓子も売ってる奴だし。他にもお饅頭とか団子とか色んな和菓子売ってるのよ」

そんな和気藹々とした会話をしていると、突然二人に悪寒が走る

「・・・何かしら、この妙に邪気に満ちた気配は・・・」
「悪霊ってレベルじゃないわね・・・。これは・・・昔に感じた事がある物ね・・・」

霊奈の言葉に霊夢は霊奈の顔を見た。霊奈は非常に険しい顔をしている、普段優しくのんびりとした顔ではなく臨戦態勢を取る様な雰囲気を漂わせている

「私の勘が正しければ・・・こいつはやっかいね。それに何これ?ドロドロとした女の執念みたいな気配は?何かを求めてるみたい」
「お母さん、心当たりがあるの?」
「ええあるわ、それでいて非常に厄介な奴よ」

霊奈は懐から一つの巻物を出してそれを広げた。それは宙に浮いて中身が見えるように気遣うように霊奈に浮いている

「博麗の巫女、博麗 霊奈がここに命じる。この邪気を持ちし存在をここに示せ」

そう言うと巻物が光だし、書かれた文字が一斉に動き出して線の様に動き出していく。霊夢は余りの光景に
口を開けて驚いた

「お、お母さんこの巻物って・・・」
「これは私の4代前の博麗の巫女が作り出した博麗の宝具に私の霊力を込めて改良した物よ。これの巻物には歴代の巫女の記憶とも言える情報が全て詰まっているの。その情報を引き出せるのは博麗の巫女のみ」

そして巻物の激しい動きが止まり、絵と夥しい程の文字が書かれていた

「そして、巻物は博麗の巫女が求める情報を忠実に映し出す」

霊夢は巻物に書かれている文字を読み上げた

「『魔鎧邪神・闇ノ核』?」
「そう、人間達の絶望と恐怖心を餌にして育つ厄介な神。こいつは繭の状態から成長を繰り返して行く邪神
でね、あっでも絶望とかなら妖怪とか妖精のでも良かったわね。だからこそ厄介なのよねぇ・・・。こいつには本当に手を焼いたわ、あの時は数日は徹夜して戦ったわね」
「お、お母さんが!?」

霊夢は本当に驚いた、歴代最強と名高い母が数日もの間も戦い続けなければ倒せない化け物がいる。しかもそれだけではない物が力を与えてる可能性がある

「あの時もね、覇狼の力と一体化してね、全力で戦ったわ。最終的には私も重傷になっちゃってね、それでなんとか完全体になる前に倒せたのよ」
「そんな邪神が・・・」
「でも、恐らくまだ奴は繭の状態。それなら幾らでもやり様はあるし。っていうか私って異変解決しに行って良いのかしら?」
「良いんじゃないですか?霊奈さん博麗の巫女なんですし」

言葉が巻物の奥から聞こえたので、霊奈は巻物をしまってみるそこには、閃輝と闇夜、魔理沙が立っていた

「どうもです霊奈さん、霊夢」
「ちょいとお邪魔しますよ」
「霊夢に霊夢のお袋さん、こんにちわだぜ!」
「はい皆こんにちわ。それで異変解決を手伝ってくれるの?」
「ええまあ、正直こんな気味が悪い気配が放たれ続けられたら子供に悪影響ですし」

そう言いながら閃輝は懐から煙草の箱を取り出して、そこから一本の煙草を出して火を付けた

「お前は子供も優先か、まあ俺も紫の睡眠時間に妙な事をしやがる奴をぶちのめすのが目的だ。魔理沙は俺に負けたら連れてきた。勝ったら取り合えず紫に例の事を相談しといてやるよ」
「頼むんだぜ兄ちゃん!!」

そんなやり取りをしている3人を見た霊奈は笑って縁側から立ちあがって、身体を伸ばす

「それじゃ行きましょうか?ちょっと邪神を懲らしめに?」
「行きましょうお母さん」

そう言って5人は邪悪な気配を放つ中心地へと向かって行く。
向かうは楽園の素敵な巫女、博麗 霊夢。普通の魔法使い、霧雨 魔理沙。魔法戦士、霧雨 閃輝
人賢者、八雲 闇夜。そして歴代最強巫女、剛腕脚巫女、博麗 霊奈。彼らが異変解決に乗り出した。

―――――――――――――――――――――???――――――――――――――――――――――――

「ハァァァァァア・・・グゴォォォォォォォォ」

不気味な声と共に、黒い波動の様な物が放たれている。その中心地には赤黒い異常なほどに巨大な繭の様な物が鎮座していた

「モウスグダ・・・。マッテイロ・・・×××ヨ・・・キサマノコドウヲコンドコソトメテヤル・・・」 
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