武で語るがよい!
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修行そして月日が経過するのは早い
オス! オラ誠! いっちょやってm、ゲフン、ゲフン
改めまして【神田 誠】だ。
え? 転生前と苗字が変わってる? ……ちっちゃい事は気にするな
てか…名前だけじゃなく、苗字まで前世と同じだったらそっちの方が焦るわ。
あ、ちなみに転生してから5年が経過している。
え? 時間飛ばすな? ……ちっちゃいk「誠~ご飯できたわよ~」
俺が渾身のボケを決めようとした時、一階から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
どうやら夜ご飯が出来たようである、ちなみに母さんの名前は【神田 智子】だ。
―――スタスタ……
と…階段を降り、一階の台所を目指す。
「誠、遅かったな。 何かやってたのか?」
この人は【神田 雄二】俺の父さんだ。
父さんは母さんが作ってくれた、料理の数々が置いてあるテーブルに着席している
「うん! 絵本見てた!」
正直言えば電波の受信、送信をしてんだが……言ったら病院連れて行かれる。
だって…自分の子供がそんな思考に走ったら、俺でも病院に連れて行くもん。
「そうか! もう一人で絵本を読むことができるのか! 凄いぞ母さん誠は天才だ!」
「もう貴方たら、当然ですよ! 貴方と私の子ですもの」
そう言って母さんは、自分の両手を頬に置き顔を赤らめている。
そして、それに反応するかのように父さんは母さんの居る台所へと歩み寄った。
「智子…」
「雄二さん…」
「…………」
俺の両親は近所でも知られるほどの鴛夫婦で、時々こうして周りが見えなくなることがあるのだ。
見てるこちらとしては、時々砂糖を吐き出しそうになる時もある…まぁ、実際には出んが。
ちなみにこの夫婦は親バカな所もある……さっきみたいにね。
愛されているのは分かるけど……こっちとしては恥ずかしいのだ。
だって…肉体は5歳児でも精神年齢二十歳だもなぁ……バァローを超越したな、俺。
「……ねぇ、ご飯食べようよ」
両親が桃色空間を出して、早5分。
いい加減にしないと折角の料理が冷めてしまう。
「おぉっと、そうだったな誠!
母さんの美味しい手料理が冷めてしまっては勿体無い、早く食べよう!」
「ふふふ、そうね、早く食べましょう」
「うん!」
「「「いただきます!」」」
今日のメニューはチャーハン、中華スープ、八宝菜、マーボー豆腐と中華三昧。
チャーハンはパラパラ。
中華スープは出汁が効いてる。
八宝菜は野菜が良い感じにシャキシャキ。
マーボー豆腐はほどよいトロミ感、豆腐も型崩れせずきっちりしている。
「美味しい!」
うん…やはり何度も母さんの手料理を食べたけど、そこら辺の外食店より遥かに美味い!
「さすが智子だ。
こんな美味しい手料理を毎日食べれるなんて、僕は幸せだな!」
「もぉ~雄二さんったら!
そんな雄二さんに食べてもらって私も幸せです」
そう言って母さんは、また頬を赤らめながら言った。
……何でだろう? この先の展開が読めてくる…。
「智子…」
「雄二さん…」
「(もぐもぐ)……ダメだこりゃ」
俺の家庭は父さん・母さん・俺の三人家族で海鳴市に住んでる極々普通の家族だ。
そんな神田家で新たな生活をしている俺だが……俺は訳あって毎日山に行っている
え? なぜかって?
特典の修行だよ!
基本的に俺の特典は自分の技量を上げることが必須となってくるからなぁ。
ちなみに今修行しているのは【六式】と呼ばれる自分の肉体一つで戦闘を行う事ができる武術だ。
ワンピースの世界で俺が一番憧れるのは剣技で【ゾロ】や【ミホーク】みたいに剣を活用した事もやってみたいとは考えているのだが……いざ!って時に剣が無かったら意味無くね? という弱点がある事に気づいた。
……え? 常時剣持ってればいいじゃんって?
ここ日本だから銃刀法違反で捕まるんだよ! この歳で警察に御用になるのは避けたい…
という訳で、何の制約の無い【六式】を当分は鍛えて行きたいと考えている。
「誠は明日も山に行くの?」
「うん! 昆虫や鳥が沢山居て楽しいから明日も行って来るね?
それと、お弁当を作ってほしいんだけど……大丈夫かな?」
『山の中での修行する』とは流石に言えないよな…。
ちなみに朝9時~夕方5時まで修行をするから弁当は必須だ!
「はいはい。
ちゃんとお弁当作っておくから大丈夫よ」
「やったぁ!
ありがとう! 母さん!」
これで修行に実が入るぞ!
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~時は経過し明日の朝9時~
さて……そろそろ時間だし、山に行くか!
という訳で俺は母さんに山に行く事を伝え、お弁当を受け取った。
「それじゃ行ってきまーす」
「車に気を付けるのよ」
「はーい」
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:
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という訳で山に到着した誠です。
ここの山は自然が豊かで、小鳥の囀りが耳に心地良く響く良い山だ。
俺は山の中腹に位置する所で何時も修行をしている、そこは一般人の目に触れることも無く、又その場所は山の中だと言うのに木々が無い平地が半径20メートル位あるので修行には
持って来いの場所なのだ。
では早速、六式の修行を始めるか……。
【六式】を知らない人も居ると思うから説明するぞ?
六式とはワンピースに出てくる、武術で6つの超人的な技を繰り出すことが出来るのだ
主な技は……
・指銃
指で相手の肉体を拳銃で撃ち抜いたかのように、強く突く技である。
基本的には人差し指で攻撃する。
・月歩
空気を蹴る事が可能になる技であり、宙に浮く事が出来る。
ただし空気中に停滞する場合はその場でジャンプしないと高度を保てない……。
いずれはこれを改良して、ジャンプしなくても高度を保てる様に改良するつもりだ。
・紙絵
紙のように敵の攻撃を回避できる技だ。
ペラペラな紙の状態になるので敵の攻撃の風圧や気流の乱れによって攻撃を回避する技だ。
(体が実際に紙の様になる訳ではない…体の筋肉を脱力化させ、攻撃を避けやすくしている事を補足しておく)
・鉄塊
自分の体を鉄の様に硬くする技である。
この技を出している間は基本的には身動きが取れなくなる。
だが俺の場合は特典の加護のお陰もあり、ワンピースに出てきたCP9のジャブラのように、鉄塊中にも攻撃する事も可能になってる(ただし、攻撃速度は落ちる)
・嵐脚
強力な蹴りによってカマイタチを出して攻撃する。
今の射程距離は80メートルとなっているが、練度を上げていくことで射程距離をどんどん伸ばしたいと考えている。
・剃
まるで消えたかの様に素早く移動する技である。
この技は月歩との併用が可能な技なので陸戦だけでなく、空中戦においても必須なものになるだろう。
以上が基本的な六式の紹介だ。
六式はそれぞれの技から派生した技も在るのだが、それを使うにはまず六式を極めなければ体得することはできない……。
俺は六式を扱う事は出来る、だがまだまだ練度が足りないのだ。
・指銃
・鉄塊
この2つの技ついてはそれなりに出来るようにはなっているのだが、その他は偶に不発したりするから、まづは失敗する技を中心に修行していきたいと思う。
月歩については高度2メートルの位置をキープしつつ
そこから剃による高速移動をただひたすらに繰り返し……。
紙絵につてはよくアニメとかの修行で見かける木にロープで固定し、宙刷りになった丸太を振り子の原理で自分に丸太が直撃するようにして、それをひたすら紙絵で回避する事を繰り返し……。
嵐脚については、近くの川辺にある大岩にひたすら攻撃する事を繰り返し……。
剃については、ただひたすら早く動く事を繰り返す。
という感じで、修業をやっていこうと思う。
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■~
そして半年の月日が流れた
~■
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あの修行を繰り返す内に、俺は六式の基本を極めた……だが、修行は過酷だった。
途中で捻挫したり打撲しりがあったため、家に帰るたびに親からめちゃくちゃ怒られる事が多々あった(怪我の方は何とかなったのだが……服の破損は誤魔化せなかたのだ)。
それが理由で一時期は山に行く事を禁止された時期もあったが、泣き落としでどうにか
なった……子供の涙が強いことを俺は改めて理解した。
さて、今の俺の道力は修行を通して約2900位だということが判明した。
この数値は、簡単に言えば己の戦闘力という解釈をしてくれればいい
原作でのCP9の道力は
ロブ・ルッチ(4000)
カク (2200)
ジャブラ (2180)
ブルーノ (820)
クマドリ (810)
フクロウ (800)
カリファ (630)
となっているので、対人戦において今の俺はCP9の中で考えたとしてもそれなりの実力を持っているという事になる。
だが知っている人も居るかも知れないがCP9の道力は、悪魔の実の能力を使わなかった時のもので、本気の道力はさっきの数値よりも高いというのが予想される。
そう考えると、ブルーノに勝てる位の実力と考えた方がいいだろう。
本来六式は己の肉体の強さに比例して強くなるものだから、このまま成長していけば道力は勝手に上がっていく。
なので修業を通して…無駄に筋肉量が増加してしまう事を避けたい、子供の成長を阻害したくない。と考えた俺は六式の修行は技の質が落ちない程度にして【覇気】の修行に力を注ぎたいと考えた。
【覇気】とは……。
全ての人間に存在する力であり、気配 気合 威圧、それらの人として当たり前の感覚と何ら違いはない。ただし、大半の人間はその力に気づかず、あるいは引き出そうにも引き出せずに一生を終える力の事である。
この覇気には、基本的に3種類が存在する
・見聞色の覇気
コレは相手の気配・思考を読む力であり、これを極めれば隠れた相手を発見する事や戦闘時に相手の思考を読み常に先手を打つことが出来る力だ。
・武装色の覇気
コレは自分の肉体に覇気を纏わせる事により、鎧を着た様な状態になる力である
この覇気により防御力は勿論の事、攻撃力を上げることも可能なのだ。
なぜ攻撃力が上がるのか分からない人も居ると思うから、簡単に説明するぞ?
木の棒で叩かれるよりも鉄パイプで殴られる方が痛いだろ? ということだ。
さらに凄いのはこの覇気は剣や弾丸にも覇気を込める事が可能な点だ。
これによりただの木の棒でも本物の刀に対抗出来るようにもなる
・覇王色の覇気
コレは相手を威圧する力であり
気持ちに迷いや戸惑いがある者がこの覇気を受けると気絶してしまうのだ。
この力を使えば1VS500(ザコ)、という状態に持ち込まれたとしても一瞬で勝負を附けることも出来るのだ。この覇気はコントロールする事は可能であるが鍛えることは出来ない力であり、己の成長と共に強化される。だが、ここで問題なのは俺自身が覇気の修行をする際に、何をすればいいのか分からない事る……取り合えず。
見聞色については、周りの人や動物の気配・思考を読めるように努力する。
武装色については、体に覇気を纏わせて木等を殴る様にする。
覇王色については、コントロール出来る様になる為に川の魚に覇気をぶつけてみるか?
魚が気絶して魚が水面に浮かんできたら、成功したって事だし……
それに魚を簡単に捕まえれるし、食べれるし、あれ? 俺って天才?
そんな事を考えながら、俺は日々の修行に取り組むのだった―――
後書き
冒頭の元ネタ『スーパードラゴンボールZ2』のカセットを起動させればわかる。
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