天才少年と電脳少女
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解除できないプログラム
その冷気は、まさに10年分だろうと思える寒さで、龍次の頭脳にまたまた驚かされた
「あとは、このスイッチで解除」
龍次がそういってスイッチを押すと、その立方体はどんどん小さくなって、最後にはドライアイスになってしまった
「これくらいになれば、勝手に溶けるよ。みんなは、解除できたんだろうか・・・・」
不安がる龍次に、俺はこう言った
「大丈夫だろ。なんかあったら、俺たちがすぐ行けばいいさ」
すると龍次は、ため息をついて「ならいいんだけど・・・・な・・・・・」といった
作った本人しかわからない不安がある。俺はそれを理解した
そんな時、ほかの国にいるみんなから情報が入ってきた
アメリカには3個、氷河期プログラムが設置されていた。
ダブルフィンガーとギブミーファイブが二手に分かれ、全部解除できた、日本に向かうという情報が入った
イタリアには1個、氷河期プログラムが設置されていた。機能が停止してたという情報が入った
ドイツには2個、氷河期プログラムが設置されていた。アインが全部解除したという情報が入った
日本には10個、氷河期プログラムが設置されていた。現在2個、解除したという情報が入った。それと2個、なぜか解除ができなかったという情報も入った
「これは・・・・・」
「恐れていたことが起こった・・・・・」
龍次は頭を抱え、小さく唸った。俺はその行動から、どんなことが起こったかを知った
氷河期プログラムは始動し始めたのだ。残り6つがどうなっているのかわからない。
俺たちは急いで日本に向かうことにした
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