天才少年と電脳少女
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氷河期プログラム
氷河期プログラム解除に、俺たちは世界に散らばった
ダブルフィンガーとギブミーファイブはアメリカに、アインはドイツに、ミスクアトロはイタリアに、彩華と夢人は日本に、俺と龍次は、イギリスに散らばった
のちに、8人は日本で待ち合わせをしている。龍次が言うには、日本に仕掛けたプログラムが一番多いというのだ
さすがに2人では足りないということで、後で全員集まり、解除する、ということになっている
・・・・イギリス
俺たちは車で氷河期プログラム設置場所に向かっていた。その時車内で、俺たちは車内で話をしていた
「でも、10年以上前に設置したプログラムなんだろ?間に合わないんじゃないか?」
俺は龍次に聞いた
「いや、まだ間に合うと信じている。そう信じるしかない。氷河期プログラムは、一定の冷気をためなくてはいけないんだ。その冷気がたまっていないことを祈るしかない」
「なるほどな。ところで、なんでお前だけ体が成長しているんだ?」
俺は、一番疑問に思っていたことを聞いた。実は、みんな死んだ状態の体のままで、成長などしていないのだが。なぜか龍次だけ、俺と同じ22歳の大人の体になっていた
「それは俺だけ、生きた状態で電脳世界に入ったからだ。だから、死んだはずなのに、体は成長していた。ということだ。いえば計算外だ」
「言うと思った」
そういって、俺たちは笑いあった
「着いたぞ」
龍次はそう言って車を止めた。そこには、何もなかった。だが、龍次がスイッチを押すと、そこに大きな白い立方体が現れた
「これが・・・・・氷河期プログラム・・・・・」
その大きさと、その冷気に、俺は驚き、身震いをした
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