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もう一人のアルフィミィちゃん

作者:メア
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逃げ出す準備をしますの






『起きろ』

声が聞こえる。その声に従って目を開くと、そこは真っ暗な空間。

「ここは…………」

『起きたか』

目の前には化け物が存在した。

「ひっ!?」

『お前の役目は人類の調査だ。行け』

そして、また暗転。次に気がついたらどこかのベットに寝ていた。

「俺は…………確か、トラックに跳ねられて…………神様に有って…………うん、夢か。だって、転生なんてあるはず無いし…………気のせいだな」

ベットから起き上がると、化粧台が目に入った。そして、そこに写っている姿は青髪に真紅の瞳。下はパンツ一丁の少女。どこからどう見ても、スーパーロボット対戦のアインスト・アルフィミィ。身体を触ると非常に柔らかい。

「本当に転生した? しかも、アルフィミィ? 確かに好きなキャラはと聞かれて神様にアルフィミィって言ったけど…………なりたいキャラじゃないんだけど!!」

よく考えよう。だって、アインストの女王のノイ・レジセイアが殺されたら消えるんだよ? そんなの嫌だって。しかも男から女とか…………いや、待て。まだ世界が決まった訳では無いし、大丈夫だよね?

「そうだ、スパロボの世界ならステータスが見れるはず…………」

名前:アインスト・アルフィミィ
LV:1
PP:0
格闘:140
射撃:141
技量:137
防御:124
回避:182
命中:204
SP:140
エースボーナス:無し
成長タイプ:万能系大器晩成型
正確:超強気
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:???
   ???
   ???
   ???
   ???
   ???
特殊技能:無限成長(EXP、PPアップ)
     無尽蔵の精神力(SPアップLv.10、SP回復(大)、集中力)
     転移
     吸収
     予知
     ???
     ???
     ???
     ???
     ???

「終わった…………いや、結構チートが有るけど」

色々と調べてわかった事がある。吸収はアインストを使っての吸収みたいで、知識など色々と奪えるみたい。自分の影や身体の中からアインストの触手が出せる。転移はそのまま飛んでいける。これは神様特典? 基本はルーラと同じ。予知は回避+30%。反撃時だけじゃないのでちょっと強化されてる。無限成長とか無尽蔵の精神力は特典。しかもLv.が10になっている。精神力は魔力の変わりだろう。

「しかし、この世界が何かわからない。夢の中で聞こえた声は調査だと言われたけど…………」

あれがシュテルン・ノイレジセイアの声?
まあ、現状は放置しかない。そんな事を考えていると部屋に誰かが近づいてきた。

「おや、起きたみたいだね」

「貴女は?」

「私はこの孤児院の院長をしているんだよ。アンタ、そんな格好で入口の所に倒れてたんだけど、大丈夫かい?」

「はい。ありがとうございますの」

ん? 口調が勝手に変になった!!

「今はインスペクターとの戦いのせいで、戦災孤児が多いから、良かったら少しの間だけここに住むかい?」

「はいですの」

「なら、この部屋は好きに使っていいよ。でも、うちも貧乏で、三日ぐらいが限界だからね」

「わかりましたの。おばあさん、ありがとうですの」

「袖振り合うも多生の縁ってね」

おばあさんが出て行ったので、これから色々と考えるが、住む場所も無ければ伝手もない。軍人になるのが一番かな?

「取りあえずは…………外に行って調べてみますの」

口調はどうしようも無いので放置してこの世界の事を調べる。結果、この世界はオリジナルジェネレーションの世界だった。歴史的にインスペクターが出て来て、エアロゲイターが出ていないから。つまり、ベーオウルフが存在する世界。つまり俺…………私はこの世界のアルフィミィになったと。

「なら、生き残る事に手段は選べませんの…………」

まずやる事を考える。手にい入れるべき技術は…………時流エンジン、システムXN。そして、シュウの知識や技術や念動力などが欲しい。

「あまり時間は有りませんが…………」

取りあえず、探す為には力を得ないと行けないので、日本へ飛ぶ事にする。日本へ行くのは簡単だ。何故ならテレビで見て、そこを思えば行けるのだから。

 
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