転生とらぶる
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スーパーロボット大戦OGs
0101話
「さて、色々あって結局は俺とW15、W16がお前達の相手をする事になった訳だが……今日は今までのようにあまり手加減はしてやれないが、構わないな?」
「W15、W16だと!?」
キョウスケの言葉に小さく頷く。
「そうだ。W17、つまりお前達の知っているラミア・ラヴレスのお仲間と考えて構わない」
「なるほど、お前達の組織の性格が大体分かってきたな。だが、今はここを押し通る!」
「そうだな、全機攻撃開始!」
カイの言葉に、ハガネとヒリュウ改の部隊も動き出す。
「W15、お前は組織戦には向いていない。好きに暴れて構わん」
「承知」
「W16、お前は量産型Wの指示を。ランドグリーズに関しては、後方からの援護に専念させろ」
「了解しました」
「一応、この戦闘の目的はシロガネが撤退するまでの時間稼ぎだ。シロガネの安全が確保されたら俺達も退く事になるから気をつけるようにしておけ」
エキドナとウォーダンが俺の言葉に頷くのを確認してから、深呼吸を1つ。ハガネやヒリュウ改の部隊でも、アステリオンやサイバスター、ヴァイスリッターやズィーガーリオン等の機動力が高い機体は既にこちらの射程距離へと入りつつある。
「さて、まずは開幕の1撃と行くか。T-LINKシステム、フルコンタクト! 集中、直撃……ファントム!」
全28機のファントムを射出。同時に、ビームガトリング砲とリニアレールガン、ランツェ・カノーネ2門の砲身を展開。右手にガン・レイピア、左手にハルバート・ランチャーを武器ラックから取り出す
「時流エンジン、フルドライブ……これがこのグロウセイヴァーの実力だ、フルバースト!」
その声と同時にグロウセイヴァーの背後に浮かんでいたファントムがレーザーブレードを展開して猟犬の如く敵へと向って襲い掛かる。
ビームガトリング砲の砲門からは横殴りの雨の如く細かいビーム弾が途切れる事なく撃ち出され、その隙を突くかのようにリニアレールガンの砲門から高速で弾丸が発射される。
腰で展開されている2門のランツェ・カノーネの銃口からも貫通力の高いビームが途切れる事なく幾筋も発射され、ガン・レイピアからの細長いビーム弾と、ハルバート・ランチャーからの複数の光線が発射される。
「くっ、あの武器は……ストライク・シールド!」
ファントムを見て、自分のストライク・シールドと同様の武装だと判断したのだろう、アヤがこちらに対抗するようにストライク・シールドを射出するが、念動力のLV差、レモンの開発力により、ストライク・シールドよりも高度な技術が使われている事、精神コマンドの集中による効果、そして何より数の差でストライク・シールドは抗う事も出来ないままにファントムのレーザーブレードにより斬り裂かれて地面へと墜落していく。
「きゃあああっっっっっっ!」
悲鳴を叫びながら、地面へと墜落していったのはビームガトリング砲からの細かいビーム弾を雨霰と食らったアステリオンだ。元々アイビスは技量的には他のメンバーに比べると数段落ちる。その差をアステリオンの性能で埋めていたのだが、その高機動戦闘を得意としているアステリオンに面射撃と言ってもいいビームガトリング砲は天敵だったのだろう。
そのアイビスに比べて技量的に勝っているマサキの乗るサイバスターは鳥形の形態であるサイバードへと姿を変え、ファントムのレーザーブレードを回避しながらこちらへと近づいてくるが、W15の指揮するエルアインスのツイン・ビームカノンを撃ち込まれそれ以上進む事が出来ないでいた。
「……さて」
全力射撃が一段落し、俺も展開していた4つの砲身を折りたたみ、ファントムを背後に従えながら敵部隊の様子を眺める。
ウォーダンのスレードゲルミル、エキドナのヴァイサーガやその他の機体も俺の背後で待機したままだ。
そして着弾の土煙が風で消え去った後には、殆ど全ての機体が多かれ少なかれ損傷してその足を止めていた。
「馬鹿な……なんだ、今の射撃は」
「あれが、インビジブルマン、いやアクセル・アルマーの本気だっていうのかよ」
ブリットとイルムの声が聞こえてくる。その声にはらしくない事に震えが混じっているのに気が付く。
「R-3パワードのストライク・シールドと同様の武装……いえ、武器をコントロールする精密性や念動力の強さ、そして数……全てにおいて私を上回っている? あの30機近い武装を全てコントロールするなんて、本当に私と同じ念動力者なの?」
「アヤ……」
驚愕するアヤと、姉を心配するマイ。
そんな2人の声を聞きながらも、再度ハガネとヒリュウ改の部隊へと通信を送る。
「どうした? シロガネを追うのだろう? このままではそれも出来ないぞ。そもそも、お前達はインスペクターを倒すと言っているが、俺に勝てないようでその望みが叶うと思っているのか?」
「あんなメチャクチャな攻撃が何度も出来る訳ねぇ! お前等、ブルってないで攻撃を仕掛けるぞ!」
カチーナのその激に勇気づけられたのか、再度こちらへと接近してくる機体群。
「W15、W16、好きに暴れろ」
「承知。行くぞ!」
ウォーダンのスレードゲルミルが斬艦刀を構えたまま、キョウスケのアルトアイゼンへと突っ込み。
「E1からE10はL1からL10と同時に後方からの支援射撃。残りは私に続け!」
エキドナの命令でエルアインス10機とランドグリーズ10機が後方からの支援射撃を行い、残りはヴァイサーガと共に敵へと突っ込んでいく。
「さて、なら俺は誰を狙うか……っ!?」
周囲を見回していると、唐突にT-LINKシステムに感じるモノがあった為、咄嗟にその場を飛び退く。
それと殆ど同時にレーザービームがグロウセイヴァーのいた場所を貫き、そのまま弧を描くようにして回避した俺へと向かってくる。
「ちぃっ、念動フィールド、最大出力!」
T-LINKシステムに念動力を注ぎ込み、念動フィールドを最大出力で展開する。同時に着弾したレーザーだが、念動フィールドを貫通する事は出来ないまま消え去った。
「ホーミング性能のあるレーザーだと? R-3パワードか」
レーザーの飛来した方向を見ると、そこには空中で巨大な射撃武器をこちらへと向けているR-3パワードの姿があった。なるほど、あれが念動収束式レーザーキャノンか。
R-3パワードへと向けて、ハルバート・ランチャーを向け……ようとした所で、再度T-LINKシステムに反応を感じた。
「加速っ!」
背筋にゾワリとしたものを感じた為、咄嗟に精神コマンドの加速を使用してその場から飛び退る。
「アヤはやらせない、ハイ・ツインランチャー、発射!」
2条の巨大なビーム砲がつい数瞬前まで俺がいた場所を通り過ぎていった。
R-GUNパワードか!
「ファントムっ!」
その2機を狙い、ファントムによる攻撃をし掛ける。レーザーブレードによるオールレンジ攻撃を食らうと判断したのか、R-3パワードとR-GUNパワードの2機はそのまま後方へと飛び退る。
だが……
「甘い!」
レーザーブレードではなく、レーザー弾による全力斉射をR-GUNパワードへと集中させる。
「きゃああぁぁぁぁぁぁ」
「マイ!?」
1撃の威力はそれ程高くはないと言っても、数十ヶ所に攻撃を食らってはひとたまりもなかったのだろう、R-GUNパワードはその場に擱座して停止する。
「おらおらおらおら! あたしを忘れて貰っちゃ困るな!」
そんな叫びと共に、アーマリオンに乗ったカチーナが突っ込んでくる。ハード・ヒートホーンの先端をこちらへと向けて突っ込んでくるが、機体の足の部分へと集中してガン・レイピアを撃ち込む。
「畜生っ!」
全力で突撃している時に、機体の1部分に集中して攻撃を加えるとどうなるか。その答えがバランスを崩したまま地面を錐揉み状になって転がっているこの光景だ。
「突撃馬鹿相手にまともに対応すると思ったか?」
「てめぇっ!」
十分に嘲笑を乗せた笑みをカチーナに向けた後は、相手をするまでもないと無視を決め込む。
「それで、結局はお前か」
俺の前に立ちふさがったのは、既にお馴染みとなったイルムのグルンガストだった。
「こちらとしてもそうそう何度もやられっぱなしというのは格好悪いからな」
「それに、今日こそは知ってる事を教えて貰う!」
続いて現れたのは、ブリットの乗る虎龍王。
「僕としても、聞きたい事はたくさんあるので大人しくしてください」
最後にその姿を現したのは、外骨格を纏っているようなヒュッケバイン、ヒュッケバインボクサーに乗るリョウトだ。
「いいだろう、今日の戦いでいくらかは知りたかった事を知る事は出来ただろうが、それ以上に知りたいと言うのなら今までと同じ台詞を送ろう。俺に勝ってみろ。そうしたらお前達の知りたい事を教えてやろう」
「はっ、その言葉忘れるなよ。ブリット、あわせろ! ブーストナックル!」
「はい、イルム中尉。タイガー・ナックル!」
グルンガストの右拳と、虎龍王の左手がそれぞれ分離してグロウセイヴァーへと向かい飛んでくる。
特に虎龍王のそれは何らかのエネルギーを纏っているのだろうが、そのエネルギーが虎を形作っている。
「グレイプニルの糸っ!」
T-LINKシステムを通して右手のグレイプニルの糸を起動。飛んでくる2つの拳を回避しながら、グレイプニルの糸で絡め取る。
「ちぃっ、まだあんな武器も持っていたのか。厄介な……リョウトっ!」
「はい! ターゲット・ロック、行け、ファング・スラッシャー!」
リョウトの操るヒュッケバインボクサーからグロウセイヴァーを狙って放たれたファング・スラッシャーは、不規則な軌道を取りながらもその刃を突き立てんとして向かってくる。
「ファイア・ダガー!」
右手で2つの拳を絡め取ったまま、胸部装甲をファング・スラッシャーの方へと向けファイア・ダガーで迎撃。
放たれた多弾頭ミサイルは、ファング・スラッシャーを破壊する事は出来なかったものの、その軌道を逸らす事には成功し、あらぬ方向へと飛んでいった。
「これは、お返しだっ!」
グレイプニルの糸で絡め取っていた2つの拳をそのままリョウトの乗るヒュッケバインボクサーへと投げつける。
さすがに味方機の手を迎撃する気にはなれなかったのか、単純に機体を動かして攻撃を回避するリョウト。
「甘い!」
攻撃を回避する事で見せた数秒の隙を逃さず、ビームガトリング砲とリニアレールガンの砲身を展開。狙いをヒュッケバインボクサーへとつけ、そのままトリガーを引く。
「うわああああああああああ!」
殆ど至近距離と言える場所からの、ビームガトリング砲の射撃。ヒュッケバインと名前はついているものの、小型のSRXと言っても構わないボクサーパーツを装備している為に防御力はともかく運動性能は落ちている。その状態でこちらの攻撃を回避する事が出来る訳もなく、ビームガトリング砲をまともにくらう事になった。
「ちぃっ!」
近くに転がっていた虎龍王の左腕を咄嗟に装着したブリットは、そのまま俺の方へと近づいてくる。
「ランダム・スパイク!」
どこからともなく出現させたヌンチャクを振り上げこちらへと振り下ろ……
「だから甘いと言っている!」
振り下ろす前に、虎龍王の背後へと回り込んでいたファントムがレーザー弾を撃ち込み、その動きを止める。
「甘いのはそっちだ、アクセル!」
いつの間に回り込んでいたのか、その手には既に計都羅睺剣を振り下ろそうとしているグルンガストの姿が。
「くっ、加速っ!」
咄嗟に精神コマンドの加速を使いその場から待避するが、さすがに完全に攻撃を回避する事は出来ずに、グロウセイヴァーの装甲を削られた。
「はっ、ようやく1撃入れられたぜ」
「なるほど。あの時に比べると随分と腕を上げたようだな。だが……」
アダマン・ハルパーをナイン・テールモードにしようと意識を集中したその時、エキドナからの通信が入る。
「アクセル隊長、シロガネから撤退命令が来ました」
「……そうか。全機、撤退する。今回はなかなかの戦いだった。その調子でもっと腕を上げる事だ。でなければ地球はインスペクターの手に落ちる事になる」
「待て!」
「ASRS展開!」
イルムの声を無視してASRSを展開。味方機と共にその場から離脱した。
後書き
名前:アクセル・アルマー
LV:28
PP:40
格闘:218
射撃:236
技量:228
防御:225
回避:253
命中:275
SP:366
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:B
宇:A
精神:加速 消費SP4
努力 消費SP8
集中 消費SP16
直撃 消費SP20
覚醒 消費SP32
???
スキル:EXPアップ
SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
念動力 LV.10
アタッカー
ガンファイト LV.9
インファイト LV.8
???
???
???
???
???
???
撃墜数:135
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