ソードアート・オンライン~ニ人目の双剣使い~
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ALOと少女との邂逅
前書き
短いです。まだゲームに入れませんでしたorz
俺は次の日、両親が出ていくのを確認した俺は、隠しておいた<<ナーヴギア>>を手に取った。所々色が落ちているのがわかる。あの世界で俺と一緒に戦った戦友……といったら変だが、枷ではあったがあの世界に飛ばしてくれそれを維持してくれていたのだから、あながち間違いではないだろう。俺はその<<ナーヴギア>>を鞄に入れ玄関から外に出た。軽く気分が高揚している。アスナのこともあるが、新たな世界で親友とまた戦えるのだ。気分の高揚を抑えることは無理な相談だろう。そんなことを思っていると駅前に着いた。現在時刻七時五十分。昨日同じ場所で、詩乃と待ち合わせしたんだよな……キスのことを思い出して顔を赤くする燐。そんな燐に一人の男が声をかけた
「よう、燐。待たせたか?……何顔を赤くしてんだよ」
「何でもない。よう、キリ……和人」
キリトと言い掛けるとキリトは苦笑いを漏らした
「よし行こうぜ」
キリトはバイクのヘルメットを投げ渡してくる。今どき珍しいバイクだった。俺はヘルメットをキャッチすると言った
「珍しいな。もうすぐ使えなくなるが……」
キリトは苦笑いで応える
「エギルのやろうに騙されたんだよ。それより乗れよ」
「了解」
バイクの後ろに乗る。ニケツってアウトじゃなかったっけ?
俺たちはかなり大きい病院に到着する。通行パスを発行してもらい、エレベータに入る
「何階?」
「最上階。その突き当たりだ」
最上階で降り突き当たりまで進む。突き当たりの部屋の札に結城 明日奈と書かれているのを確認し、中に入る
「アスナ……」
中にあったカーテンを開けるとそこにはSAO時代と何らかわりない……と言うと変だが……アスナがいた
「アスナ。お前は俺たちが助けだす。だから待っていてくれ」
聞こえないとはわかっていてもそう声をかけざるを得なかった。しばらく二人でアスナを見つめた
「……そろそろ行こうか」
三十分ぐらいそうしていただろうか。俺はそう声をかけた
「ああ……行こう。助けにな」
拳を軽くキリトの拳と合わせキリトの家に向かう
キリトの家に着くと一人の少女がマフィンを頬張っていた。そしてこちらに気付くと
「ふぐっ!?」
喉にマフィンをつまらせたようだ。キリトが慌てて駆け寄りジュースをその少女の口に突っ込んでことなきをえた
「ぷはっ!し……死ぬかと思った……」
「そそっかしい奴だなぁ。もっと落ち着いて食え」
「うう〜」
肩を落とす少女。そのやりとりを俺は微笑みながら見守っていた
「えっと、どなたですか?」
「鈴木 燐といいます。今後ともよろしくお願いします」
「堅いなぁ、燐。こっちは俺の妹の直葉だ」
少女の名前は直葉だそうだ
「和人の妹の直葉です。先程は見苦しいところをお見せして……」
その言葉を手で制して、俺は口を開いた
「まあ、失敗は誰にでもあるから。とりあえずお邪魔します」
そういって俺とキリトはキリトの部屋に向かった
「じゃあ、行くか」
「そうだな」
ナーヴギアをかぶって準備完了
「「リンク・スタート!」」
そう叫んだとたんに光が消える。重力が消え、音が消える。この感覚も久しぶりだなと思いながら待っていると初期設定をする場所へと入った。名前はもちろん<<Rin>>。性別は男。容姿はランダムらしい。まあどうでもいいが。選べるキャラクターは九種類。火妖精サラマンダー、風妖精シルフ、土妖精ノーム、水妖精ウンディーネ、猫妖精ケットシー、影妖精スプリガン、闇妖精インプ、鍛冶妖精レプラコーンらしい。初期装備の色からインプかスプリガンで悩んだが前情報をある程度持っていたので、俺はインプを選ぶ。全ての設定が終了し、ゲームが始まるのを待つ。しかし、突如としてノイズが走り、落下が始まる。俺は恐怖の変わりに感じていたのは、心配だった
「(いきなりバグかよ……)」
そう思いつつ落ちていった
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