チン世界の月。変態として生きていく為にー全年齢向けバージョン

Ｌの言葉で皆が凍りついた
そりゃそうだろ、キラを捕まえる為に努力してきてるのにそれを根本から覆しやがった。

「皆さん、ＭＭＲみたいな反応有り難うございます。ただこれは一応ジャンプ作品なので出来ればうすた京介的な反応して欲しかったです、ハイ」

なんか訳の分からん事言ってるが無視だ無視
第一うすた京介的な反応ってなんだよ・・・というか某海賊漫画にしたって某忍者漫画にしたってギャグの反応はうすた京介と同じじゃないか、ぶっちゃけそれがジャンプの限界だろマジで。

僕が考えるにジャンプ最高のギャグ漫画はテニスのなんとか様だ。特に跡部とかいうキャラには妙な親近感を覚える

個人的に思う。諏訪部じゃなくて宮野が跡部やっても案外いけるんじゃないか？？
いいか、よく考えて欲しい

「俺様の美技に酔いな」
「僕は新世界の神になる」

なんか似てないか？こう方向性の様な物が？
だから言おう。そんな僕にうすた京介的な反応は無理だ、だから僕はＬにこう言ってやったんだ

「バーロー」って

「月君、今はバーローは禁止です。今の私は体は大人！頭脳は子供！では無く体も頭も大人です。試しにチン毛見ます？」

Ｌ・・・お前盛大に誤爆したの気づいてないのか？
多分読んでて違和感無くスルーしそうだから一応言っておくと逆だろ、逆！身体は子供、頭脳は大人！が正解だろ

「Ｌ・・・頭を冷やすか？水でもかけてやろうか？」

「・・・言って置きますが林原ボイスにはなりませんよ？無論パンダになる父親もいません」

なんだつまらん
そういう設定でも良いじゃん、ぶっ飛んだ作品なんだから

「二人ともそろそろ良いか？話を元に戻したいんだが」

ＳＯ一郎か・・しかしこの振りとはな・・・父さん、悪いけど僕とＬの趣向を理解してないね。あとこのマニアックな重箱の隅をつつくネタの方向性を、だから僕はＬと二人でドヤ顔して答えてやった

「いいですとも！」
Ｌとのコンビネーションはピッタリだった。多分これなら二人でメテオ撃てるな

「おれは、しょうきにもどった！」
父さん・・・その反応は無いだろ？見ろ皆が悲しい顔でこっち見てるぜ

「局長・・・キャラが違います。それはガリとか言うヘタレで局長はガチムチ魔導士の中の人です。」

珍しく松田が空気を読んだ。空気を読んだは良いけどこのネタどんだけ通じるんだろうね？

「で、Lどういう事だ？なぜキラの味方になるなんて言う！？」

さすが父さんだ、顔色一つ変えずに平然としている。
こういう時は格好良いな、僕に「月」と書いて「ライト」と読む無茶な名前つけたDQNな親だけど


「私は童貞です。そしてもげた犯罪者の大半は性的に奔放過ぎる奴らです。買春、売春、強姦、は言うに及ばずロリや寝取られのどうしようも無い奴らです。スクールデイズで誠がnise boatされた時スッキリしませんでしたか？つまりそういう事です。」

「でもだからと言って・・・」

「リア充爆発しろ、そう思って何が悪いんですか？」

気まずい沈黙が部屋を支配する、同じ男としてはＬの言う事が分かるだろう、ただ刑事としてはそれを否定したい
皆の心境はそんな所だな

「私は探偵Ｌである前に一人の男なんです、そして童貞なんです。天弥さんのファンだからヤフオクに流れてる彼女のきわどい写真を使い、いつもセルフなバーニングをしています。」

僕が流した写真だろうな
結構な値段で買ってくれる奴がいるなと思ったらＬだったのか
僕たちは敵同士なのに本当に上手く共存関係ができてるな

実際趣味の話は良く合う、頭の回転も早いから会話してて楽しいのは事実だ、正直言って僕はコイツに少し友情な様な物を感じている。
出来れば殺したくない・・・

そのＬが味方になってくれるんだ、こんなに嬉しい事はない。ここは慎重に進めなければ・・・

「父さん！皆、ここは僕に任せてくれないかな？僕がＬと話してみる。なにこんなのは一時のきの迷いだ。なっそうだろうＬ？？」

Ｌは無言で僕を見つめている
Ｌも僕に話があるんだろうな
それは多分僕が話をしたい事と同じだと思う、根拠の無い直感だがずっとＬの考えを読んで行動してきたんだ。この位はわかる。

暫しの無言の後父さんが頷いた
続けて皆を連れて部屋を出た。
これで僕たち二人だな

「ワタリも席を外して下さい」
Ｌが言った。そういやパソコン爺さんもいたな、存在感が無いからすっかり忘れてたよ。

そのパソコン爺さんも席を外したらしくこれで正しく二人になった
リュークの馬鹿も居ないから正真正銘ここには僕たちしかいない訳だ

完全に二人になった後、Ｌとしっかりと目が合う
お互いが言う事は分かってる。
僕とＬが言葉を発したタイミングは全くの同時であった。

「Ｌ、僕がキラだ」
「月君、君がキラですね？」

僅かの沈黙のあとお互い微笑み合う
その瞬間僕たちは分かりあえた

Ｌ、今日から君は心の友だ
僕はジャイアンの気持ちが分かった 

あーっ！！な展開にはなりません　　多分