自由の灯り
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第一話
前書き
あまり上手くないです
それでも読んでくれたら嬉しいです
世界樹が生み出した『マナ』と『星晶』によって暮らす世界ルミナシア。
『星晶』は世界のエネルギー源とされて様々な国が争いあい多くの人々が巻き込まれました。
しかし自由のギルドアドリビトムは人々のために様々な依頼を受けたくさんの人を救っています。
そのギルドに所属しているカノンノ・グラスバレーは一人の少年と出会います。
これは少年と少女が初めて出会う話からです。
「今日の仕事はこれで終わり、船に戻らなきゃ」
少女カノンノは手に持っている依頼書を確認して、ルバーブ連山を下りようとすると一つの光がルバーブ連山の峠方面に落下していく。
「今のは・・・何?船はまだ来ないし調べに行こうかな」
カノンノは光が落ちた峠方面に向かう。
ルバーブ峠に着くと光に包まれた一人の少年がゆっくりと空から降りてきた。
「人だ!人が空から降りてきた」
カノンノは驚きながら少年を両手で支え地面に寝かせる。
(・・・・・)
「・・え・き・・」
(・・・・・)
「起きて!・君!」
「う・・・・ん・・?」
カノンノの呼び掛けで少年はゆっくりと瞼を開け辺りを見回していると、カノンノが安心しながら話しかけてきた。
「よかったぁ、ねえ君怪我とかしてない?」
「うん・・・君は?ここは何処?」
少年は上手く状況ができていないらしくカノンノが説明をして何とか納得する。
「それじゃあ僕は空から降ってきたの?」
「うん、光に包まれてフワフワ降ってきたの、あれは君の魔術か何か?」
「魔・・術?」
少年は首を傾げるとカノンノはもしかしてと思い念のため聞いてみる。
「魔術・・知らない?」
「うん」
「それじゃ君の名前を教えて、私はカノンノ、カノンノ・グラスバレー」
「名前?・・・僕の名前はなんだろう?」
少年の一言でカノンノの顔は驚きに変わってしまう。
「もしかして君・・・記憶喪失!」
「たぶん」
カノンノはいろいろ考えたが、いい考えが浮かばず、とりあえずここを下りようと思い少年を連れてルバーブ連山を降り始める。
道中青いおたまじゃくしのような生き物に出会い二人の足は止まってしまいカノンノは困った素振りを見せる。
「あちゃ~道を塞がれちゃってる、どいてくれないかな?」
「それなら僕が何とかしてみる、腰に剣があったし」
少年が腰にある剣をカノンノに見せるとカノンノはそれじゃあお願いするねといい、後ろに下がり少年は鞘から剣を抜く。
「よし・・たあ!・・あれ?・・・そりゃ!・・・うん?」
少年は力一杯剣を振るうが魔物にすべてかわされてしまい魔物は面白そうにピョンピョン跳び跳ねている。
「今度こそ!たあ・・痛い!痛い!」
少年が剣を真上に上げそのまま振り下ろそうとするが魔物が少年のお腹に頭突きをしてきて少年はバランスを崩し地面に倒れこんでしまうと魔物は追い討ちをかけるように少年の背中で飛び跳ねる。
「痛い!うう!やめて!」
30分後
「ごめんなさい・・・無理でした」
ボロボロになった少年をカノンノは心配そうに見つめた。
「大丈夫?君、戦ったことは?」
「無いです」
「あの魔物はオタオタって呼ばれていて子供でも時間がかかるけど倒せるんだけど」
カノンノは説明しながら両手を少年にあてると少年の体を優しい光が包み込みみるみる傷を癒していく。
「すごい・・もう痛くない」
「今のはファーストエイドっていう術なんだ、待ってて時間かかっちゃうけど私が倒してくるから」
カノンノは少年を後ろに下げオタオタに近づき腰から一つの両手剣を取り出すと少年は驚きながらカノンノと両手剣を見た。
「よし・・行こう!たあ!」
カノンノは素早く剣を振るうとオタオタはそれをかわしてカノンノから距離を取ろうとするが
「させないよ!空蓮華!!」
カノンノが素早く剣を地面に突き刺し三回オタオタを蹴りつけた後、地面から剣を抜きそのままオタオタを斬りつける。
「止めの、獅子戦吼!!!」
今度はオタオタに膝蹴りをすると獅子の闘気が現れオタオタを吹き飛ばしオタオタは力尽きそのまま消滅する。
カノンノは呼吸を整えるとそのまま少年のもとに駆け寄る。
「さあ、行こ!」
「う・・・うん」
少年はカノンノに促されそのままルバーブ連山を再び降り始めた。
歩きながら少年はカノンノに質問してみた。
「カノンノは何であんなに闘い慣れてるの?」
「私はギルドに所属しててよく稽古してるんだ」
「そうなんだ」
「・・・あちゃ~また道を塞がれちゃってる」
カノンノの先にはまたしてもオタオタが道を塞いでいた。
「今度こそ僕が倒すよ」
「大丈夫?危なくなったらすぐ逃げてね、また私が倒してあげるから」
「大丈夫!さっきの見たし!」
少年は自信満々にオタオタに近づくとカノンノはいつでも助けられるようスタンバイしている。
「(さっきカノンノがやったのは)空蓮華!!」
「え!?」
カノンノは驚きの声を上げると、なんと少年は先ほどカノンノが使用した空蓮華をカノンノと同じように使った。
「(よし!行ける!)獅子戦吼!!!」
またしてもカノンノの技を使いオタオタはすぐに撃沈した。
「やったー!真似したらできた!」
「すごい・・・」
カノンノが唖然としていると少年がカノンノの腕を引っ張りカノンノは我に還り先に進んだ。
二人は目的地に着くと船が来るまで待つことにした。
船を待っているとカノンノがこれから少年がどうするのか気になり訪ねてみる。
「あなたはこれからどうするの?」
「う~ん・・?いく宛がないからカノンノのギルドで働かせてもらおうかな」
「本当に!大歓迎!!それじゃ船が着いたらすぐにお願いするね!」
「うん!ありがとうカノンノ!」
少年はお礼を言うと思い出したようにカノンノにお願いした。
「それとカノンノに僕の名前を決めて欲しいんだけどいいかな?」
「え!?私が決めちゃっていいの?」
「うん!」
少年は笑顔で答えカノンノは5分間考えると思い付いたように答えた。
「それじゃあディア・ブライトはどうかな?」
「ディア・ブライトか・・うん!すごくいい名前ありがとうカノンノそれとこれからよろしくね」
「うん!こちらこそ」
二人は笑いながら船が来るまで楽しそうに話し合い夕日がちょうど傾きだした。
後書き
初めまして今日から書き始めた光龍牙ですあまり上手くないかもしれませんがこれからよろしくお願いします
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