スーパー戦隊総決戦
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第二十話 戦いが終わってその九
「わかったな」
「それでわかるかよ」
「無茶を言う奴だな」
最後にゴーオンレッドとゴーオンブラックが突っ込みを入れた。しかしであった。
「だがそういう時はな」
「ああ、一点突破だ」
「それしかないで」
炎神達が言ってきたのだ。
「一気にだ」
「そうすればどんな厚い鎧でも」
「一気に砕くことができる」
「そういうことだ」
ホエールも言う。
「これでわかったな」
「よし!それなら!
「最後のチェッカーフラッグ!」
「今ここで!」
そして出した技は。
「G12グランドファイナルグランプリ!!」
「いけえええーーーーーーーーっ!!」
その技でドレイクに一点集中攻撃を浴びせてだった。
一気に勝敗をつけた。ドレイクもそれで遂に膝をついてしまったのだ。
シンケンジャー達の相手は決まっていた。彼しかいなかった。
「ドウコク!」
「また決着をつけることになるとはな」
二人のシンケンレッドが彼に対して言う。
「覚悟はいいな」
「今ここでもう一度は」
「おう、望むところだ!」
巨大化しているドウコクは粗暴な仕草で彼等に返す。
「俺もな!国造りの前にすっきりとしておきたいからな!」
「だからこそ我等と闘う」
「そういうことかよ」
「わかりやすいな、おい」
シンケンブルーとシンケングリーン、シンケンゴールドがこう返す。
「そして建国か」
「それ自体はどうでもいいがな」
「しかし俺達もな!」
「巻ける訳にはいかないのよ!」
「そや!」
シンケンピンクとシンケンイエローも続く。
「もう因縁はなくなったっていっても」
「戦いに負けたらどうにもならへん!」
「俺達にも意地がある」
「その意地の為にも」
二人のシンケンレッドが動きを合わせていた。
「ドウコク!また貴様に勝たせてもらう!」
「それでいいな!」
「おう!意地と意地の闘いだ!」
ドウコクの今の言葉が全てを表していた。
「この俺、見事倒してみろ!」
「丈瑠、ここはだ」
「はい、義母上」
二人は顔を見合わせた。そのうえでだ。
周りの仲間達にも声をかける。そうして。
「決めるぞ!」
「この技でだ!」
「はい!」
「それじゃあ!」
こうしてだ。二人を軸として。
その剣を構える。そこから放った技は。
「ダイシンケン!!」
まずはそこからだった。
「超大回転斬り!!」
その技でドウコクに斬り掛かる。ドウコクはそれを金棒で受け止めようとする。
しかしその金棒が両断されてだ。彼は攻撃をまともに受けて吹き飛ばされたのであった。
ゴセイジャー達が闘っているのはだ。トードであった。
「何こいつ」
「何か気持ちわるーーーーい」
ゴセイイエローとゴセイピンクはこうトードを見て言う。
「前から思ってたけれど」
「蛙だし」
「そりゃトードだから」
トード自身もそれを認める。
「蛙なのは当たり前じゃないか」
「っていうか御前何か趣味がおかしそうだぞ」
ゴセイブラックがそこを指摘する。
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