ハイスクールD×D 万死ヲ刻ム者
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プロローグ
前書き
もう一つの小説です!!よろしくお願いします!!
「あなた・・・見てたのね?じゃあ・・・死んでくれない?」
その声がとある男子の耳に入ったとたんに腹に激痛が走り、跪いてしまった。その男子は慌てて右手で腹の痛みが走った場所に手を添えると急に右手が熱くなりそれが何なのか確かめた。そして見たのはの自分自身の血で赤く染まった右手だった・・・
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ガバッ!!!
「うわああああ!!!」
勢いよく起きるとそこはいつもと変わらない男子の部屋の風景だった。
「はあ・・・はあ・・・夢?」
体中から吹き出る汗を拭うと気持ちを落ち着かせた。
「何だかリアリティーがあった夢だったな・・・。不味い!!時間が押してる!!」
時計を見ると慌てて、制服に着替えた。今は午前7時30分。何時もなら慌てることはないが今日は学校に早く行かなくてはならなかったようだ。
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時は過ぎ、午前8時15分。
「おはよう。黒神君」
「おはようございます」
変な夢を見た男子。黒神闇慈。16歳は去年から共学となった高校『駒王学園』の高校2年生となった。元女子校とあっただけあってこの学園には女子の比率が男子より多い。
「あ!リアスお姉様!!」
「今日も一段とお美しい!!」
周りの女子生徒達が黄色い声を挙げ、視線を送った先には長い赤髪をなびかせ、気品のある二大お姉様の一人『リアス・グレモリー』が歩いてきていた。彼女はその気品と頭の良さから先生達も大きく評価しているらしい。『才色兼備』と言う四字熟語が如何に合いそうな3年生だ。リアスは周りに挨拶をしながら校舎に入っていった。
「なあ。見たか?いっせい一誠」
「ああ。今日も一段と大きかったな!!松田!!」
「上から、99/58/90だったな」
「相変わらずお前はそういうのは得意だよな!!元浜!!流石『スリーサイズスカウター』だぜ!!」
「ふっ・・・もっと褒めてくれて良いぞ」
黒髪に少し茶色が入ったのが『兵藤一誠』。スポーツ刈りの『松田』。メガネをかけた『元浜』。この三人はとにかくエロい。そのためなら火の中水の中・・・そのせいで学校中の女子生徒達からは『変態三人組』と呼ばれているらしい。周りに女子が居なくなったことを確認すると闇慈は三人組に話しかけた。
「兵藤君。松田君。元浜君。」
「おっ。黒神。オッス」
「相変わらず君達は懲りないね。」
「それが俺たちの生きがいだぜ!!」
「まあ。とやかく言うつもりはないけど・・・ハメを外しすぎると後で後悔するよ?」
「分かってるって!!ハーレム王に俺はなるぜ!!」
「そういう黒神も自分の気持ちに正直になったほうが良いんじゃないか?」
「元浜君!!」
そう言うと三人組は自分の教室に戻っていった。
「僕も教室に戻るか・・・」
闇慈も教室に戻ることにしたが今日で普通の日常が消えることはまだ知る余地もなかった。
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