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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光

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無名の有名人 №2

驚きましたね、まさかここまで・・するとは・・・。永久に近い時間を過ごして来ましたが、ここまで驚いたのは久しぶりです。では仕上げと行きましょう

「貴方は、何を望みますか?」


「にしても・・・なんだありゃ?」

博麗神社境内

博麗神社の境内から上に居る千冬、束、鈴、箒、蘭を見上げていた劾は、束が指を鳴らした瞬間に突如現れた無数の鋼鉄の人形達に気付いた。闇夜と魔理沙はそれに見覚えがあった。

「あれって・・・なんだっけ?閃輝に瞬殺された無人機だっけ兄ちゃん」
「ああ、閃輝に手も足も出ずにボッコボコにされた鉄屑だ。でも」

闇夜は視界に入っている無人機『ゴーレム』を凝視した。あきらかに重装甲になっている、それに加えてスラスターの数や武装も増えている。あの無人機に改良を加えて物だろう

「あんときの無人機を強化したもんだろうな。でも大した事は無い、幾ら重装甲にした所で」

闇夜は珍しく、武器を構えていた。それは光を収束させて精製した剣だった

「切り刻むか、ぶち破る。それか消し去れば良いだけだ」
「その通りだぜ!弾幕はパワーだぜ!」

それを聞いて、レミリアとフランは微笑み始めた


「なんだか楽しそうな事になりそうだねお姉さま」
「そうねフラン。でも私達は少し見学してましょう、主役は遅れて登場するのがお決まりって物よ」
「ふ~ん・・・じゃ、私お姉さまと一緒に大人しく見てる!」

吸血鬼姉妹は暫しの間戦いを見守る形を取る様だが他のメンバーは違うようだ、シャルロット、早苗も微笑んでいた。だがその中でも幽香は禍禍しく美しい笑みを浮かべている。それをみた劾、慧音は若干の寒気を覚えていた

「おいおい、フラワーマスターさんよ。落ち着けって、俺が能力で篠ノ之 束と一騎打ち出来るようにするから。それからそんな笑みを浮かべてくれ、八つ裂きにしていいから」
「おい劾、その言い方はいいのか?嫌、実際奴らは幻想郷自体を敵としか見ていない様だしな、放っておくと人里と私達の新居が被害にあう可能背が高いな。幽香、私が許す。好きなだけやれ」
「ええ、勿論そのつもりよ。私の伴侶とある闇夜を傷つけた罪をその身でじっくり体験させてやるわよ
フフフフフフフ・・・」

それを聞いていたシャルロットは若干呆れていたが、早苗はISを見て目を輝かせていた

「おおおお!!!ロボットですよロボット!!!あのロマンがありそうな肩のポッド!!あの重装甲!!
燃えてきましたぁぁああああ!!!シャルロットのラファール・リヴァイヴも素敵でしたが、あちらも良いなぁぁあああ!!!」
「さ、早苗?」

シャルロットの呼びかけで我に返ったのか、早苗は咳払いをしてキリッとした顔になるが時に既に遅し

「早苗ぇ・・・これから決戦なんだからしっかりしてよぉ・・・」
「す、すいません・・・つい興奮してしまいました・・・」

「って!あんたシャルロット!!」
「ほ、本当だ!な、何故お前がこんな所に居るのだ!!?」

鈴と箒はISの機能を使って境内に居るメンバーを見ていたら、IS学園の友人であったシャルロットが居る事に驚愕していた

「ん?あっ箒に鈴だ。お~い♪」
「ついでに私もお~い♪」

何所までマイペースなのか、シャルロットは早苗は笑顔で手を大きく振り始める。それに同調するようにフランも手を振り始めた。それを見ていたIS陣営は言葉を失った

「・・・どこまでマイペースなのだ?」
「だって妖怪だし、子供みたいに見えても実際は数百年生きている事が当たり前だよ」

束はフランとレミリアを指さしながらながらそう言った

「んで、どういう風に対戦する?」

闇夜がそう声を上げると、ルーミアが声を上げた

「闇夜闇夜~、私も手伝いのだ~」
「でもなぁ・・・ルーミアの力は弱いとは言えないけど、周りが・・・」

そう言った瞬間、ルーミアは自分がしているリボンを取った。それを見た皆は驚いた。するとルーミアの身体は闇に包まれて、次の瞬間には闇は四散した。

そこには子供の姿だったルーミアの姿は無かった。
身体は闇夜ほどまで大きくなり、背中まで届く金色の髪に、凛々しくキリッとした瞳が美しさを更に醸し出している。ルーミアは自らの封印を解き、本来の姿へと戻ったのだ

「これなら戦力になるでしょ?闇夜」

ルーミアの声は全く幼さを感じさせなかった。透き通っている様に強く凛々しい声だった。闇夜は驚きながら首を縦に振った

「ちょっと待ちなさい、貴女の封印は自分じゃ解けなかったんじゃなかったの?」

咲夜がルーミアを威嚇するような低い声を出しながら言う、目を細くして手にはナイフを構えていた。雛もスペルカードを何時でも発動出来るようにしていた。ルーミアはそれを流すように笑って言った

「覇狼にお願いしたのよ。私だって閃輝の事が好きよ、勿論異性としてね」

その言葉は咲夜と雛に衝撃を与えた、ルーミアは咲夜と雛の方を向いて、羨ましそうに見つめた

「でも、閃輝には貴方達二人が居る。羨ましいわね、だったら私は閃輝の為に戦いたい。それを覇狼に伝えたのよ。そしたら任意で封印を解けるようにしてくれたのよ、まあ妖力は全盛期には及ばないから、妖力には封印が掛けられてるとおm「んで、ルーミアの封印に関しては理解出来たけどいい加減に攻撃開始しねぇか?奴さん達、問答無用で攻撃して来てるんですけど」あら、御免なさいね劾」

ルーミアが自身の事を語っている最中も、千冬達は火器を要して攻撃を仕掛けていた。それらは全て、劾と霊夢が迎撃した。霊夢は攻撃を迎撃しながらルーミア達を怒鳴りつけた

「あんたらいつまでくっちゃべってるのよ!!ルーミアの件はお父さんがやったんだから問題ないでしょうが!!!」
「いい加減ビームやらミサイルを空間を捻じ曲げて反らすの飽きたんだけど」
「へぇへぇ解った解った。んじゃいきますか」

漸く闇夜達は博麗神社から飛び上がって、千冬達に向かっていく

「おっしゃ行くぞ!スペルカード発動!!」

劾は慧音と手を繋ぎながら開いた片手でスペルカードを宣言をした。すると博麗神社上空の空間が捻れ始めた

「『空破 ディメンカルカーテン』さあ、ご自由に戦いな!行くぞ慧音!俺達の愛を見せつけてやろうぜ!!」
「勿論だ劾!お前の愛さえあれば私は何所までも行ける!!」

その言葉と共に蘭に突撃する劾と慧音。すると、蘭と共に消える劾と慧音。箒と鈴はそれに驚愕するが、
驚いている暇は無かった。箒、鈴は咲夜と雛ルーミアと共に消えてしまった。千冬と束は混乱していた

「た、束!これは一体これはどう言う事なのだ!!?」
「わ、解んないよ!!でも、空間の捻れみたいなのが複数確認出来てるよ!!」
「空間の捻れ・・・だと?」

『空破 ディメンカルカーテン』は劾がこの日の為だけに作り上げたスペルカード。本来の弾幕ごっこでは使用価値は無いが、敵が複数人数いる場合に真価を発揮する。発動後に敵に向かって突撃し、敵と共にバトルフィールドとなる多次元閉鎖空間へと転移させ、そこで勝負を付ける。そこで勝負がついた時、通常空間に戻される。

困惑する束と千冬の前に、闇夜、魔理沙、幽香が目の前に現れる。千冬は生身の人間が何も使わずに空を飛んでいるのに驚いた。魔理沙だけは箒を使っているが、それでも十分な衝撃を受けた

「くっ・・・でも、このだけの数に勝てると思ってるの?束さんが丹精込めて改良に改良を重ねたこのゴーレム達にさ!!」

その言葉と共に無数にいるゴーレムは3人に向かって突撃した。1体のゴーレムが幽香に向かって拳を振り下ろすが、幽香は指一本でその拳を受け止めて見せた

「数だけなのね。でもこれだけの数なら少しは楽しめそうね」

幽香は自分を殴ってきたゴーレムの頭部を鷲掴みにし、そのまま手首を軽くひねると、ゴーレムの頭部は簡単に捻じり取られた、幽香ほどの妖怪とってはいとも簡単な作業の様だ。

「さて、雑魚は任せなさい。ストレス解消ぐらいにはなるでしょ」

そう言って、幽香は無数のゴーレムと共に、転移していった。それをみた闇夜は若干不安になってきた

「ぜってぇ遊ぶ気だ・・・さてと」

闇夜は頭痛がしてきたが、咳払いをして束と千冬を魔理沙と共に睨みつけた

「お前らの相手は俺達だ・・・っと言いたい所だが、来たようだな」
「来た・・・だと?」

千冬は闇夜の言葉に疑問を覚えた。何が来たというのだ?一体何が

「お前さん達の目的さ。まったく私をここまで待たせるなんて後でお仕置きだぜ?閃輝」
「「!!!?」」

魔理沙がそう言った瞬間、人里の方向から一筋の光が向かってきた。それは魔理沙の正面で止まり、そこから閃輝とラウラが現れた。閃輝の姿を見て、千冬は様々な感情が湧きあがってきた

「お仕置きは勘弁してくれよ魔理沙姉、これでも急いできたんだからさ」
「ですが実際に時間が掛かったのはお兄様の集中力が散漫だったと覇狼さんは仰っていましたが?」
「ウグッ!それを言うな・・・それより・・・」

閃輝は千冬達の方を向いた。その眼には怒りと憎悪が渦巻いているのが明らかだった。だが千冬にはその様には見えていなかった。愛しい弟が助けを求めているように見えた

「ああ・・・一夏、待っていてくれ。今すぐお前を正気に戻して、妖怪共の手から解き放ってやるからな。そしたらもう何も怖い物なんてなくなる。さぁ家へ帰ろう」
「何をほざいてやがるんだ?織斑 千冬、俺は自らの意思でここに居るんだ。俺はここで生きてここで死ぬ、それを望む」

完全なる拒絶、だが千冬にはそうは聞こえていなかった

『千冬姉ぇ・・・助けて・・・ここから助けて・・・』

っと変換されていた。正気ではない寧ろ千冬の方だ、既に正常な思考をする事も出来ないほど狂っているようだ。

「待っていくてくれ一夏、今私が、行くぞ束。一夏を救う!」
「まっかせといてよちーちゃん!(それにここで暴れれば、あの男が出てくるかもしれないしね)」

千冬は雪片を、束は銃を持って臨戦態勢を取る。閃輝は既にラウラと共に戦闘態勢を取っていた。手にはスカーレット・ロンギヌスが握られており、ラウラの手には重力を歪めて生成した球が浮いていた。

「行くぞラウラ、敵を殲滅する!」
「了解です、お兄様!!」 
 

 
後書き
ゆ「さあ、ハイパー次回予告タイムだよ!
遂に切って落とされた決戦の幕、勝負のカギを握るのはだれか?
五反田 蘭対月方 劾&上白沢 慧音

篠ノ之 箒&鳳 鈴音対十六夜 咲夜&鍵山 雛&ルーミア

無数のゴーレム対風見 幽香

そして、織斑 千冬&篠ノ之 束対霧雨閃輝&ラウラ・B・霧雨

この戦いの結末はいかに!!?」

ル「次回、IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光

無名の有名人 №3


次回は私の力を皆に見せてあげるわ」

ゆ「やりすぎ注意!」

ル「解ってるって」 
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