先生と助手が仲良すぎて嫉妬されるお話
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第四話 アビドスのメンバーにも敵視される
~~~ユウカ宅~~~
ユウカ「ぐすっ...」
あれから先生に何度も連絡するが一向に返信が来ない。既読はついているのになんで?
ユウカ「ごめんなさい...ごめんなさい!」
ユウカ「ぐすっ...」
なんでっ!なんでいきなり拒否されるんですか?
その時1つの説が頭をよぎる。それは今の私を納得させて行動させるにはあまりにも都合が良かった。
~~~シャーレ~~~
「はぁ...」
先生「お疲れ様っ」
先生は横から私を労う言葉をかけコーヒーを淹れてくれて、デスクワークの上に置いてくれた。
「あ、ありがとうございます」
先生「いやー、君が来てくれてからだいぶ楽になったよ」
「それはなによりで...」
私は忙しいし生徒たちから敵視されて心に余裕が無いんだがな?
先生「明日のスケジュールなんだけどさ...」
「はい」
私はメモをとる準備をする。
先生「明日はアビドスに行くよ」
「はい... ...アビドス?」
先生「うん」
アビドスか前キヴォトスの地図を見せて貰って何となく位置は把握している。だけど何となく程度だから...
なにせキヴォトスが広すぎて広すぎて...
~~~ミレニアム~~~
ノア「ユウカちゃんどうしちゃったんでしょうか」
コユキ「にははは!ノア先輩!今度の商談先の株買って成功率あげてましょう!」
ノア「コユキちゃん?それ犯罪ですよ?怒」
コユキ「に、にはは...」
ノア「反省部屋、行きたいんですね?」
コユキ「な、なんでぇー!!」
~~~夜 シャーレ~~~
先生「じゃ、私は帰るね」
「はい!お疲れ様でした!」
先生はいつも通り帰る。その後は私の自由時間だ。
「さっさと風呂入って寝よ...」
「...ん?」
「気のせいか...」
その時、何処からか視線を感じたが気のせいだと言うことにしといた。しかしこの選択が後で後悔を産む。
~~~深夜 助手の部屋~~~
「すー...すー...」
「うーん?」
視線を感じ目が覚める。いつもはこんなに敏感じゃないのに... 時計を確認する01:37と表示されていた。
「なんだか気味が悪いな...」
そう思いながら再び眠りにつく
ユウカ「...」
~~~翌朝 シャーレ~~~
先生「おはよっ!」
「はい、おはようございます...」
先生「んー?どした?」
「いや、ちょっと寝れなくて...」
先生「大丈夫?」
「はい、大丈夫です...」
昨日の真夜中、あの後も結局視線を感じ起きるを何回か繰り返した。
先生「そう?ならアビドスに行こっか!」
「はい」
先生はいつも以上に元気だ。何か待ちわびたように嬉しそうだ。
~~~アビドス高等学校~~~
ガララ!
先生「こんにちは!」
ホシノ「うへー、いらっしゃい」
アヤネ「おはようございます!」
セリカ「あ、先生おはよう」
ノノミ「おはようございます」
シロコ「ん、寂しかった」
先生「いやー、ごめんね!最近来れなくて」
ホシノ「おじさん寂しかったよー」
ホシノ「...所で後ろにいる人は?」
先生「あぁ!紹介するよ!」
先生「彼は新しく私の助手になった三隈勇吉君!」
「よろしくお願いします」
アヤネ「こちらこそ!よろしくお願いします!」
セリカ「また、怪しい大人」
シロコ「ん、よろしく」
ホシノ「うへー、助手ならおじさんが務めてあげたのにー」
先生「いやいや、生徒に助手なんて申し訳ないよ笑」
ピンク髪の生徒の発言に私はすべての辻褄が合う。
そうか、皆先生の助手を務めたいんだ。それなのに私が務めてしまったから、敵視されているんだ...
先生「さ、今日は何すればいいかな?」
ホシノ「うへー、今日は特にすることは無いよー」
先生「え?じゃあ何のために...」
ノノミ「それは私たちとショッピングする為です!」
先生「え?ショッピング?あぁ!なるほどね!」
ホシノ「うへー、じゃあ早速行こうかー」
ショッピングか...久しぶりだな... まぁ私は先生の助手として先生の補助をするだけなんだが
~~~ショッピングセンター~~~
先生「あの、ホシノさん?さっきから距離が近いような...」
ホシノ「おじさんだから支えが必要なのさ」
先生「あはは...」
アヤネ「もう!ホシノ先輩!先生困ってるじゃないですか!」
ホシノ「うへー、おじさんに厳しいよぉー」
やっぱり先生はモテているんだと再認識する。
しかし彼女らには可哀想だが先生はその好意に気づいていない。
先生「さ、みんな好きな所に行っていいよ」
セリカ「アヤネちゃん!あっち見に行こ!」
アヤネ「あ、待ってください!」
ノノミ「シロコちゃん、あっち行きませんか?」
シロコ「ん、行こう」
先生「みんな元気だね」
ホシノ「うへー、そうだねぇー」
私はイチャついている先生とホシノさん?の1歩後ろに付いて歩いている。
はぁ、本当に見せつけられる立場も考えてくれ...
と切実に思うのだった
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