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ドリトル先生の長崎での出会い

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第七幕その一

                第七幕  ハウステンボスでの出会い
 先生は動物の皆と一緒にハウステンボスに入りました、するとそこは先生達がかつて慣れ親しんだ世界がありました。
「石造りの街だね」
「欧州の建物だね」
「懐かしいね」
「バトルビーを思い出すよ」
「ここはオランダの街を再現したんだ」
 先生はハウステンボスの中に入って目を微笑まさせた皆にお話しました。
「港町をね」
「そうなんだね」
「道も建物も奇麗だね」
「そして落ち着くわ」
「昔の応酬の街みたいでね」
「そうだね、こうした街はね」
 本当にと言う先生でした。
「日本にはないからね」
「日本は土の道でね」
「そして瓦と木の建物だからね」
「お部屋の中は畳と障子でね」
「また違うのよね」
「それはそれでいいし落ち着くけれど」
 それでもというのです。
「やっぱりね」
「僕達はイギリス生まれでね」
「長い間あの国で暮らしてきたから」
「お家があったから」
「こうした街が落ち着くんだよね」
「そうだね、ここはオランダの街を再現したけれど」
 それでもというのです。
「欧州の石造りの街だからね」
「いいよね」
「しっくりくるわ」
「自分達のお家にいる様な」
「そんな場所だね」
「そうだね、じゃあこの街を巡って」 
 そうしてというのです。
「満喫しようね」
「そうしよう」
「皆でね」
「そうしましょう」
「是非共ね」
 笑顔で言ってそうしてでした。
 先生は皆と一緒にハウステンボスの中を歩いてでした。
 美術館になっている宮殿の中に入って沢山の美術品を観てチューリップ畑に咲き誇る様々な色のチューリップ達を観て運河を船で進んで、です。
 運河添いの居酒屋に入って赤ワインをチーズやサラミ、クラッカーで楽しみます。先生はそこでなのでした。
 赤ワインを飲みつつです、皆に言いました。
「今日の午前のティータイムはね」
「これだよね」
「赤ワインね」
「サラミやチーズを食べて」
「そうしながら飲むのね」
「そうしようね、そしてお昼はね」
 その時はといいますと。
「レストランでランチをいただこうね」
「上のレストランで」
「そのコースを楽しむのね」
「そうするんだね」
「そうしようね、長崎だからね」  
 ハウステンボスもこの県にあるからだというのです。
「だからだよ」
「それでだよね」
「イタリア料理だね」
「お店の名前もだしね」
「いいよね」
「長崎は出島や中華街や幕末や原爆のことも有名で」
 そうしてというのです。 
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