ポケットモンスター 転生者は憧れとともに進む
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1 5歳と友達!
アサヒSide
俺がポケットモンスターの世界に転生してから5年、俺は5歳になり、ポケモンスクールなる学校に通っている。
そのスクールでは、取り敢えずこの世界の字やらポケモンの世界の地図に分布、タイプと相性、技などの項目を軽く頭に叩き込んでいた。
「(少しは頭に入れとかないとな。)」
「ねぇねぇ!」
「ん?」
本を読んでいると、黒髪の男の子が話しかけてきた。
「なに読んでるの?」
「ポケモンの本、これ読んで勉強してるの。」
「そうなんだ。面白い?」
「まぁ面白いよ。あ、良かったら一緒に読んでみる?」
「良いの!ありがとう!あ、僕サトシ!」
サトシ?どっかで聞いたことあるけど……まぁ良いか。
「宜しくサトシ、僕はアサヒ。」
俺はサトシという少年と一緒に本を読みながらポケモンの事を学んでいき、その中で互いに話をしていった。
「サトシは何タイプが好き?」
「う〜ん……僕はポケモン全部が好き!炎もかっこいいし!水も!草とかも!」
「そうか……僕は炎かな。炎って燃え盛ってる感じがして良いかなって。あとはエスパーとか電気とか。」
「アサヒって物知りなんだね!」
「まぁ多少はね。そう言えば、サトシって何か夢とか有るの?」
「ポケモンマスター!色んなポケモンをゲットして、ポケモンマスターになるのが夢なんだ!」
「それ……いい夢だね。」
ポケモンマスター、か。夢を持つのは大切だな、確かに。何か夢があるのと無いのとじゃ違うからな。
「アサヒは!?」
「僕は……まだ見つかってないんだ。だから夢を見つけるのが先かな。」
「変なの!」
「そうかな?」
そんな事を話しながら、俺とサトシは本を読みながら互いに仲良くなっていた。
その日から俺はサトシと一緒に遊ぶことが多く、退屈しない時間が増えていき、さらにポケモンについても話せる時間が増えていた。
サトシは若干子供っぽいところがあるが、ポケモンに関しては純粋であり、どんなポケモンにも目を輝かせて接する優しい子という事が分かり、俺もそんなサトシと仲良くなれて嬉しかった。
その中でセレナという可愛い子とも仲良くなれたし、何だか友達増えていくのが嬉しく感じながら、読書と筋トレを続けていく。
何でも10歳とかそこらになった旅に出るというのが、ポケモン世界では当たり前らしい。というか、10歳の子供に旅させるとか鬼だなこの世界!
だが、旅をする上でなんでもパートナーのポケモンを一体選べて、そこから自分好みのポケモンをゲットしてポケモンリーグに挑むらしい。
異世界って恐ろしいわぁ……。
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