ポケットモンスター 転生者は憧れとともに進む
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第0章
0 始まりと転生
前書き
書き直してばかりですみません。
???Side
「(はぁ……短い人生だったなぁ……。)」
俺は黒川 朝陽、都内某所にある会社に務めている会社員なのだが、残念なことに俺はトラックと電信柱に挟まれて、死んでしまったのだ。
あまりに突然のことに戸惑ったし、状況を飲み込むのに焦ったが、死んでしまった現状では受け入れるしか無かった。
ただ心残りなのは、明日には同僚の結婚式があってそれに出れたらなぁと思っていた事だが……。
「(はぁ……これからどうなるんだ?)」
『おぉい!』
「ん?誰だ?」
『良かった、ここにいたか!見つからなくて焦った!』
「えっと、どちら様?」
慌てた様子で俺を見て駆け寄ってきて、魂だけの俺を見て安堵している頭に角の生えた20代後半と思われる黒服の青年がいた。
頭に角って……まさか鬼か?いや、鬼というか鬼人か。
『はぁ……良かった。無事に見つけることが出来て。私は鬼火っていう鬼人でね。君を探してたんだ。』
「何で俺を?」
『いや、その……君が死んだのは私のミスでね。責任取って見つけて後始末してこいって言われたんだ。あはは…申し訳ない。』
「おい……笑いながら言う事じゃないだろ。というか、責任って、何するんだ?」
『うん、それについてなんだが……朝陽さん、あなたには転生をしていただきます。』
転生って……二次創作とかで出てくるアレか。
確か特典とかを選んで、好きな世界に転生するっていう……まぁでも本当は輪廻転生とかでその人の善行悪行で判断するとかそういうモノだった気がする。
というか、俺の中での転生って……何か知識偏ってるかな?
『転生には善行が多くあることが条件なのだが……あなたの場合なら問題ないと思いまして。その為、転生しても問題ないとの事です!』
「(転生ってのは随分緩いな。)まぁでも転生するのは悪くないかな。んじゃ、その転生ってのさせてもらおうかな。」
『それは良かった!それじゃあ早速……。』
鬼火はそういうと、懐からどうやって出したのか大きな箱を取り出してきた。中には沢山のボールが入っていて、ガチャのようになっている。
その箱をよくを見ていると、鬼火は俺に一枚の銀貨を出して渡してきた。
『この銀貨を投入口に入れて、ガチャを回してください。そうすれば転生先が決まりますので、その後はコチラで転生に必要な用意をしておきます!』
「転生って、こんな感じでやるのか?」
訝しげに思いながらも、銀貨を投入口に入れてガチャを回していくと、ガラガラっと中からカプセルが出てきて、カプセルを開けて中に入っている紙を見てみると、そこには“ポケットモンスター”と書かれていた。
「ポケットモンスターって……あのポケモンか?」
『ポケモン!!これは良いですね!ラッキーくじです……では、ここをこうして、コレを捻れば!』
「え?ちょっと待って、俺、ポケモン」
『よし出来た!それじゃあ、早速転生させますね!いってらっしゃーい!』
「俺、ポケモンの知識ほとんど無いんだけど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?」
足元に出来た穴に落ちながら叫ぶ俺は、真っ暗な暗闇の中で意識を失ったのだった……。
◆◆◆
「(んで、目が覚めたらベビーベッドの上ですか。しかも名前が“アサヒ”って。それに、何か卵まであるし、大きなやつ。)」
目が覚めると俺は赤ん坊になってて、隣には同じくらい大きな茶色の柄付き卵がある。
これは、どうやら本当に転生したらしく、外には見たことの無い鳥……恐らくポケモンが飛んでいったし、目の前には微笑んでいる両親がいる。
「(ここが俺の第二の人生か。何が起きるか分かんないが、こうなりゃあ楽しんでやるとしますか!!)」
後書き
本当に安定しなくてすみません。
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