ハッピークローバー
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第百五十二話 化学と科学その十六
「だからね」
「それでよね」
「企業は嫌いだよ」
「搾取してるとか言ってね」
「うちのグループ新聞社も出版社もあるけれど」
「ずっと北朝鮮批判してるのよね」
「そのこともあってね」
「この学園運営している八条グループとね」
「北朝鮮は仲悪いから」
「在日でも北朝鮮の人は入らないわね」
「だからね」
「北朝鮮の人だけはいないわね」
「そうだよ、まあ別にあの国と仲悪くてもね」
「いいしね」
「絶対に仲良くしたらいけない国だから」
そうであるからだというのだ。
「何もない国で悪いことばかりする」
「そんな国だからね」
「お付き合いなくてもね」
それでもというのだ。
「別にだよ」
「いいわね」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「あそことはね」
「ああした国だし」
「そうだよ、問題しかないから」
「多いどころかね」
「あそこだけはね」
「お付き合いなくてもいいわね」
「うん、あっちも嫌ってるし」
北朝鮮の方をというのだ。
「うちの学園を」
「運営しているグループ単位で」
「もうそれならね」
「いいわね」
「お互い嫌いなら」
それならというのだ。
「もうだよ」
「お付き合いしなくていいわね」
「そうだよ、しかしね」
「しかし?」
「あそことも仲よくしろっていう人いるね」
その北朝鮮とだ。
「そうね」
「いるわね、そんな人」
「何がいいのか」
「ヤクザ屋さんとお付き合いする様なものよね」
「それもとびきり悪質な」
そうした者達の中でもというのだ。
「悪いことしかしなくてね」
「大体ヤクザ屋さんって悪いことするけれど」
「その中でもだよ」
特にというのだ。
「悪質な部類なのに」
「普通ヤクザ屋さんと付き合わないし」
「その中でもどうにもならないレベルなのに」
「お付き合いしなくていいわね」
「大体付き合わなくて困るか」
日本が北朝鮮とだ。
「国益ってあるけれど」
「国益を考えてもね」
「それでもだよ」
全くというのだ。
「何もないし」
「本当にお付き合いしなくていいわね」
「むしろ拉致した人返せ」
「全員ね」
「そう言うべきだよ」
「それだけね」
「他にも色々言いたいことあるけれど」
北朝鮮にはというのだ。
「テロだの核兵器開発だの止めろってね」
「韓国に何もするなとか」
「人権のこともね」
「色々あるわね」
「けれどそういうことよりも」
「拉致のことね」
「それを言って」
そうしてというのだ。
「拉致した人皆返す」
「そうさせるべきね」
「絶対にだよ、そしてもうね」
「お付き合いなんてしない」
「それでいいよ」
こう言うのだった、そうした話もして化学部のコーナーも観た、それは二人にとって安全に気を使っていることもわかるいいものだった。
第百五十二話 完
2024・10・1
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