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第百五十二話 化学と科学その八

「北朝鮮って」
「口では平和とか人権とか平等とか言うけれど」
「あの国に全部ないものね」
「そういうこと言う先生って自衛隊嫌いだけれど」
 そうであるがというのだ。
「北朝鮮って軍隊異常に大きいしね」
「核兵器とか持ってね」
「それで人権なんてね」
 それはというと。
「世界一ないかも知れないし」
「言論弾圧に強制収容所にね」
「収容所ないとか言う始末だし」
 沖縄のとある大学教授が言っていたことだ、主体思想研究センターという北朝鮮系列の組織に所属しアメリカ軍基地にも反対している。
「そういうの見たらね」
「嘘よね」
「人権を守れと言っても」
「平和だってね」
「あそこ戦争仕掛けたし」
 朝鮮戦争である、尚日本のこうした界隈は長きに渡って韓国が先に攻め込んできたと北朝鮮の主張をそのまま行っていた。
「テロもやるしね」
「何でもやるわね」
「平和なんてね」
 それこそというのだ。
「全くね」
「ないわね」
「そうであってね」
 それでというのだ。
「ふざけるなだけれど」
「本当に」
「けれどね」
 それでもというのだ。
「平和を言って平等もね」
「北朝鮮って階級社会だしね」
「そうそう、無茶苦茶な」
「将軍様と家族を王様にした」
「封建制みたいなね」
「そんな国だから」
「全然平等じゃないわね」
 理虹もこう言った。
「どう見ても」
「その北朝鮮の教育が理想だったりする先生がいるんだよ」
「怖いわね」
「それで生徒にあの国がどれだけいい国か言うんだよ」
「病院に送ったら?」
 理虹は本気でこの言葉を出した。
「その先生」
「酷過ぎるからね」
「あの、何処がいいのよ」
 それこそというのだった。
「北朝鮮の」
「そう思ってもね」
「そんなこと先生もいて」
「部活でも顧問でね」
「おかしなことやらかしているのね」
「何かとね」
「先生って大事ね、どんな楽しいことしても」 
 理虹はそれでもと言った。
「顧問の先生が酷いとね」
「入っても碌なことにならないよ」
「そうよね」
「生徒を虐待する先生なんかが顧問で」
「危険なことさせて責任も取らない」
「そんな先生が顧問の部活はね」
 それこそというのだ。
「すぐに辞めるべきだよ」
「何かある前に」
「そう、まさにね」 
 それこそというのだ。 
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