ハッピークローバー

「大惨事になったそうだよ」
「そんなことあったの」
「それで何人もお亡くなりになって」
　そうなりというのだ。
「夜にね」
「出るの」
「何でも長い間爆発した後がそのままで」
　修復されずに置いておかれてというのだ。
「生首だけでね」
「そうしたお話あるの」
「そんな噂があるみたいだよ」
「本当のことかしら」
「その時救助にあたった幹部の人が大火傷して」
　古田は真剣な顔で話した。
「もう助からないって言われて」
「どうなったの？」
「何とかね」
　古田は心配する顔になった理虹に話した。
「助かったらしいよ」
「それは何よりね」
「こうしたこともあったし」
「自衛隊は安全に厳しいのね」
「もう何といってもね」
　それこそというのだ。
「安全第一で」
「やっていってるのね」
「訓練で事故が起こったりもするしね」
　そうしたこともあるというのだ。
「爆発事故じゃないけれど溺れたりとか」
「あるのね」
「陸自さんの訓練で大勢の人が溺れて」
　そうなりというのだ。
「大騒ぎになったこともね」
「あるのね」
「軍事組織では事故はね」
「付きものね」
「だから尚更だよ」
　理虹に真面目な顔で話した、いつもの軽さはなかった。
「気を付けてるんだ」
「そうなのね」
「そうじゃないとね」
　さもないと、というのだ。
「そうした大事故がしょっちゅうね」
「起こって」
「とんでもないことなるからね」
「自衛隊は気を付けてるのね」
「安全にはね」
「何処よりも」
「そうだよ」
　実際にというのだ。
「そうしているんだ」
「いいことね」
「それで学校の先生って自衛隊嫌いな人多いけれど」
「そうした先生こそ安全にはおろそかよね」
「責任取らなくてね」
　そうであってというのだ。
「暴力もセクハラもするんだよ」
「最低与よね」
「最低な人達が」
　まさにというのだ。
「多いよね」
「学校の先生ってね」
「情緒不安定だったりもするし」
「それでヒス起こしたりね」
「本当に暴力振るう人もいて」
「それもとんでもない」
「おかしな人が多過ぎるよ」
　こう言うのだった。
「北朝鮮の教育が理想って言ったり」
「それ冗談抜きでやばいでしょ」
　理虹は古田の今の言葉に眉を顰めさせて言った。