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ハッピークローバー

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第百五十一話 お気に召すままその十三

「成長した分のいいものを得られなくて」
「幸せにもなれないのね」
「そうだよ、だからね」
「文句を言うよりも」
「お説教に熱心になるよりも」
 それよりもというのだ。
「もうね」
「素直に受け入れることね」
「いいものはいいってね」
 その様にというのだ。
「それがいいと思うよ」
「一番いいのね」
「いいものはいいってね、まあよくないって思ったら」
 その時はというと。
「離れてね」
「それで終わりね」
「あれこれ言わないで」 
 それでというのだ。
「離れたらいいんじゃないかな」
「自分に合わないと思っても」
「そうだよ、あと本当にわかりやすいなら」
 それならというと。
「もうそれがね」
「真理ね」
「そう、真理はいつも単純明快で」
 そうしたものでありというのだ。
「難しいことを長々と書いて言ってるなら」
「真理じゃないわね」
「そういえばネットでもおかしな人や団体の擁護ってそうだよ」
「難しいことを長々と書いてるの」
「それで実は嘘を言ってるんだ」
「そうなのね」
「うん、どんなことでもね」
 それこそというのだ。
「不思議な位いるんだよ」
「そんな人が」
「難しい聞いたこともない単語を羅列して」
 そうしてというのだ。
「文章もわかりにくくて」
「長々としてるのね」
「そうなんだ、けれどね」
 そうであってもというのだ。
「書いていることはね」
「嘘なのね」
「中身がなかったりね」
「擁護していても逆効果ね」
「おかしな人や団体が犯罪とかの疑惑があっても」
「そんな風に擁護するの」
「ディープステートとかね」
 こうした訳のわからない存在もというのだ。
「出したりしてね」
「擁護するけれど」
「嘘だったりするから」
「難しいことを言うのなら」
「もうね」
 まさにその時点でというのだ。
「完全に嘘だよ」
「ディープステートって何?」
「何でも世界を裏から操るね」
「影の政府?」
「そんなのが実はあるって言っていて」
 そう嘘を吐いていてというのだ。
「そうした人や団体が戦っているって」
「昔ゥユダヤ系の人がどうかとかね」
 留奈は子供のころ効いた話を思い出して言った。
「陰謀論言ってる人いたのよね」
「それと全く同じでね」
「嘘吐いてるのね」
「それでその嘘にね」
 まさにというのだ。 
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