八条学園騒動記
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第七百七十八話 大地主でもその六
「もう定着していたわ」
「それでそれを見てね」
「韓国もなのね」
「熱心に入る様になったのよ」
「そうなのね」
「日本を真似て日本人に臭いとか不潔とか言われるのがね」
そうしたことがというのだ。
「凄く嫌で」
「入るのね」
「物凄くね」
韓国人はというのだ。
「日本、日本人が自分達をどう思っているか」
「そのことが大事なのね」
「もう絶対なのよ」
そこまでだというのだ。
「日本人が自分達をどう思っているか」
「それが絶対で」
「それでね」
そうであってというのだ。
「臭いとか汚いとか言われたら」
「凄く嫌なのね」
「だから入るの」
「それって」
ここで彰子は気付いた顔になって言った。
「好きな相手にどう思われるか」
「どう言われるかね」
「気にしているのと一緒?」
「そうなのよね」
アロアも否定しなかった。
「これが」
「やっぱりそうなのね」
「だからね」
そうであるからだというのだ。
「韓国実は日本がかなりね」
「好きなの」
「そうかも知れないってね」
「言う人いるの」
「そうなのよ」
こう彰子に話した。
「実はそうじゃないかってね」
「そうなのね」
「それだけね」
韓国はというのだ。
「日本にご執心ってことよ」
「もうね」
彰子はアロアに日本人として答えた。
「そんなに日本のことばかり見て言わないで」
「他の国に言って欲しいっていうのね」
「そう思う時あるわ」
「兎に角日本のこと言うからね」
「韓国はね」
この国はというのだ。
「それでね」
「そう思うわね」
「正直言ってね」
そうだというのだ。
「そう思う日本人多いと思うわ、大体韓国って連合の中にあるから」
「日本と一緒にね」
「お仲間だし」
同じ連合の構成国同士だというのだ。
「敵じゃないし。敵ならね」
「連合の敵っていうとね」
「もうね」
それこそというのだ。
「エウロパだしね」
「あいつ等よね」
「もうお風呂なんて一生に数える位しか入らない」
実際はエウロパでも毎日入るのが普通である、だが連合では偏見で十八世紀位のフランスから言うのだ。
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