スーパー戦隊超決戦
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三十九話 首里城にてその十二
「紳士である方がいいな」
「そうだよ」
ヨドンナはその通りだと答えた。
「まさにね」
「そうだよな」
「だからそんなことはね」
「しないことだな」
「それに尽きるよ」
「もてるには紳士か」
「誰でもね、僕も最近はね」
今度はトロピカルドリンクをストローで飲みながら話した。
「人間が好きになってきたしね」
「声をかけられてもか」
「一緒に飲んだりする位ならね」
「いいんだな」
「そうなってるよ、けれど気分じゃない時は」
「断るな」
「それか誰かと一緒にいてね」
そうしてというのだ。
「その人と楽しくやるよ」
「仲間のか」
「そうするよ」
「それでいいですね」
ナリアも今はくつろいでいる、ヨドンナの様に安楽椅子に座ってパラソルを立ててその下で冷えたワインを飲んでいる。
「休憩、休暇の時は」
「人間の世界に出てもね」
「遊ぶ場所も多いですし」
「そうそう、遊べるのがね」
まさにというのだ。
「いいよね」
「人間の世界は」
「もう戦いよりもね」
それこそというのだ。
「遊ぶ方がね」
「いいですね」
「平和に内政をしてね」
「豊かになり」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「遊びもしてね」
「楽しく過ごすことですね」
「それが一番だってね」
その様にというのだ。
「今は思うよ」
「左様ですね」
「ゼットさん達も言っているけれど」
「そうして暮らしていくことが」
「これからの僕達だろうね」
「戦いよりも内政でな」
ドレイクは烏賊を食べながら言った、よく焼けていてアニサキスの心配はない。
「そしてな」
「遊びもね」
「していくことだな」
「そう考えるとね」
戦いよりも内政、そして遊びだとというのだ。
「クレオン達は正しいね」
「楽しく過ごすことはな」
「実際ああして生きて」
クレオン達はというのだ、ここで言うのは彼とワイズルーのことである。
「悪いところがあるか」
「ないな」
「だからね」
それでというのだ。
「僕達もね」
「そうして暮らしていくことだな」
「戦いはあくまで自分を守る為で」
「戦隊の連中と同じだな」
デレプタはその言葉を聞いて言った。
ページ上へ戻る