スーパー戦隊超決戦
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第三十九話 首里城にてその十一
「あんまり休んでいるとな」
「そうしているとね」
「不安になるな」
「働いてばかりだと嫌になってね」
「どちらも程々でないとな」
「駄目だね」
「人間はな」
まさにというのだ。
「そうなるな」
「そうだね、そして今の僕達も」
「そうした考えだしな」
「人間になってるね」
「そうだな」
「考えがね」
「だからですね」
メタルエーはそれでと言った。
「人間の中にいても」
「問題ないよ」
「そうですね」
「ただね」
ヨドンナは人間の姿のメタルエーが自分と同じ様なラフな夏の服を着ているのを見てそのうえで彼女にこうも言った。
「君もよくナンパされるよね」
「この姿で街を歩くと」
「奇麗だからね、君」
「人間の姿になりますと」
「人間の美意識から見たらね」
そうすると、というのだ。
「だからね」
「もてますか」
「うん、だからね」
それでというのだ。
「注意してね、断るべきでも」
「トラブルは避けることですね」
「一番いいのは一人じゃなくて」
「他の方と一緒に歩くことですね」
「そうしたらいいよ」
「ああ、この前一緒にいたらな」
筋ゴグンが言ってきた。
「それでな」
「誰も声をかけてこなかったね」
「そうだったぜ」
「女の子一人だと声をかけられるんだよ」
ヨドンナは指摘した。
「けれどね」
「それでもだよな」
「うん、誰か特に男の人が一緒だと」
「声をかけてこないな」
「人間はね」
「まあ誰かいても声をかけてくるならな」
膜インは缶ビールを飲みながら言った。
「相当なもんだな」
「徒党を組んでだったらな」
ドレイクは焼いている魚を食べつつ言った、見れば彼等は魚介類を焼いてそれを肴にビールを飲んでいる。
「下種だな」
「全くだな」
ターゲイトは蛸を食べ名がら同意した。
「そうなるな」
「全くだな」
「俺達はそんなことしたくないな」
「美人でも断られたらな」
「それで終わりだよ」
「そうしたいな」
「乱暴な男は嫌いだよ」
ヨドンナはアイスクリームを食べてから話した。
「下品な男もね」
「もてるにはだな」
シードンが応えた。
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