八条学園騒動記
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第七百七十五話 露天風呂その三
「肩凝り解消してるの」
「そういうことね」
「それにお風呂って気持ちいいでしょ」
「入るとね」
「だからね」
このこともあってというのだ。
「尚更ね」
「来たのね」
「そうなのよ、お風呂は最高の娯楽の一つよ」
「それね。お風呂を楽しめたら」
それならとだ、アロアも応えた。
「幸せよね」
「そうでしょ」
「ええ、それだけでね」
「ギャンブルとかホストとかね」
「変な遊びするより」
「こうしてね」
今の自分達の様にというのだ。
「お風呂楽しんで満足したら」
「それでよしね」
「身体にもいいしね、それにね」
「それに?」
「お酒飲んでもね」
彰子は笑ってこちらの話もした。
「美味しいし」
「お風呂入った後は」
「だからね」
このこともあるからだというのだ。
「本当にね」
「お風呂はいいのね」
「最高よ」
こうまで言い切った。
「ギャンブルしてもね」
「何にもならないわね」
「儲かるのはお店とかやってる方で」
親と言われる立場の者達でというのだ。
「お客さんはね」
「損するわね」
「ギャンブルで儲ける人なんてね」
「お店やる人達で」
「そうであってね」
それでというのだ。
「お金減るだけの」
「無駄なことよね」
「それでね」
彰子はさらに話した。
「ホストなんてね」
「のめり込んだらね」
「どんどんね」
そう言っていい感じでというのだ。
「お金吸い取られる」
「そんなものよね」
「男の人でもね」
「一緒よね」
「ホステスの人達にね」
「お金吸い取られるわね」
「そうした遊びだってわかって」
そのうえでというのだ。
「やるならね」
「いいけれどね」
「そうでなくてね」
「本気でね」
「恋愛と勘違いして」
「プレゼントとかして」
「ボトルも空けて」
それも高級な酒のだ。
「破産するのよね」
「そういうのってね」
「無駄遣いよね」
「本当に無駄よね」
アンネットも言ってきた。
ページ上へ戻る