| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハッピークローバー

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百四十七話 文化祭開催その二

「寝るわ」
「そうするのね」
「ご飯こっちにも来るし」
「寮にも出て」
「そうだしね」
 食事のことも問題がなくてというのだ。
「文化祭の間は基本ね」
「学校にいるのね」
「そうするわ」
「そうなのね」
「いや、けれどね」
「けれど?」
「お風呂入って」
 そうしてというのだった。
「すっきりしたわ」
「実は私も入ったわ」
 富美子は笑って自分もと話した。
「シャワーだけれどね」
「何処のシャワー?」
「部室の近くにあるシャワー室でね」
「ああ、部室の近くの」
「そこに入って」
 そうしてというのだ。
「奇麗にしてきたわ」
「それは何よりね」
「やっぱりね」 
 富美子はケニアの娘に何と言ってもという口調で話した。
「お風呂かシャワーはね」
「毎日入らないとね」
「駄目よね」
「日本だとね」
 今自分達がいる国ではというのだ。
「湿気多いから」
「それでよね」
「毎日ね」
 富美子に笑って話した。
「入らないとね」
「汗かいてね」
「匂うからね」
「ケニアも暑いけれど」
「それでも湿気がね」
 これがというのだ。
「日本よりはね」
「ないのね」
「そうなの。暑いのは事実でも」
 それでもというのだ。
「日本よりはね」
「湿気がないから」
「そこまで汗かかないわ」
「そうなのね」
「まあ水浴びはね」
「毎日するのね」
「そうしてるわ」
 富美子に笑って話した。
「いつもね」
「ケニアだと」
「けれど日本みたいに意識してかっていうと」
 それはというと。
「違うわ」
「日本は汗かくから」
「そう、それで冬は冬で」
 この季節はというと。
「寒いからね」
「お風呂で温まるのね」
「この神戸なんてね」
 自分が暮らしている街はというのだ。
「服寒いでしょ」
「六甲から風来てね」
「それで寒いから」
 だからだというのだ。
「お風呂でね」
「温まるのね」
「そうしたいから」
「冬は冬でなのね」
「お風呂に入ってるの」
 そうしているというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧