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八条学園騒動記

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第七百七十二話 三人で入浴その八

「そのうえでね」
「一件落着」
「そうなるのよね」
「女の子は」
「男子だとね」
 ベッカはそれならと話した。
「シャンプー位でね」
「終わる子多いみたいね」
「リンスまではね」 
 とてもというのだ。
「あまりね」
「使う子いないみたいね」
「どうもね、リンスとかコンディショナーとかね」
「面倒に思う時あるわよね」
 アロアはまさにと言った。
「そうよね」
「そうそう、時々ね」
「その時の調子とかでね」
「そう思う時あるわよね」
「髪の毛洗うことは絶対でも」
 それでもというのだ。
「時々でもね」
「わずらわしく思って」
「シャンプーだけにしようって」
「思うわね」
「けれどね」
 そう思ってもとだ、アロアは話した。
「やっぱり女の子だとね」
「身だしなみ大事で」
「髪の毛はその最重要ポイントの一つだから」
「お顔と並んでね」
「だからね」
 それでというのだ。
「どうしてもね」
「コンディショナーまでしないとね」
「そう思って」
「いつもするわね」
「そうなのよね」
 身体や髪の毛の泡を落としつつそんな話をした、そうして二人もナンに続いて湯舟に入った、するとだった。
「お酒がね」
「抜けてくのわかるわね」
「物凄い勢いでね」
「さっきまであんなに酔ってたのに」
「それがね」
「そうよね、本当はね」
 ナンは一緒に入っている二人に話した。
「飲んですぐ入るの駄目なのよね」
「心臓に悪いからね」
「それでよね」
「湯舟もそうで」
 そうであってというのだ。
「特にサウナがね」
「駄目なのよね」
「お酒飲んだ後入ったら」
「だからね」
 それでというのだ。
「朝に入るのがいいのよ」
「お酒飲んだらね」
「お風呂はね」
「本来はね、けれどね」
「今は入ってるわね」
「三人でね」
「身体奇麗にする為にね、それで湯舟に入ったら」
 今そうすると、というのだ。
「お酒抜けてくわね」
「これでよ」
 アロアは湯舟の中で酒が急激に抜けていっていることを感じつつナンに顔を向けてそのうえで話した。
「熱くなったらね」
「冷水シャワーよね」
「お風呂屋さんだと水風呂に入って」
「身体冷やすけれどね」
「お家のお風呂だとね」
 今の様ならというのだ。 
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