星河の覇皇
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第八十七部第三章 港の整備その四十一
「是非です」
「娯楽も必要です」
「人がいますから」
「それは避けられないですから」
「その様にしていく」
「それも我々の仕事です」
士官である自分達のというのだ。
「それなら」
「そちらも進めましょう」
「是非共」
こうも言うのだった。
「将兵の士気の為にも」
「進めていきましょう」
娯楽の設置もというのだ。
「是非共」
「そうしていきましょう」
こうした話をしていた、そしてこのノール星系を領土にしているノルウェー政府の者達も話していた。
彼等は今は無人のこの星系について話していた。
「軍が基地にするなら」
「艦隊も駐留するそうですし」
「それならですね」
「人が集まりますね」
「軍事都市もです」
これもというのだ。
「出来ていきますね」
「軍人がいれば当然そこに人が集まります」
「そうなることが不思議です」
「それも基地になると」
それならというのだ。
「艦隊規模にもなると」
「およそ百万人が常にいます」
「それならその百万に合わせてです」
「人も必要になります」
「それならです」
「我々もです」
ノルウェー政府としてもというのだ。
「是非です」
「あの星系の開拓を進めていきましょう」
「そして開発も」
「極端に寒冷な地域の多い星系ですが」
「居住可能な地域もありますし」
「エウロパで惑星の開発、開拓技術も用いれば」
惑星に対してのそれをというのだ。
「かなり開発、開拓が出来ます」
「そうして居住可能な地域を増やし」
「国民を移住させましょう」
「そうしていきましょう」
「またあの星系は今は領主は有名無実になっていますが」
無人星系だからである、エウロパも無人星系でしかも産業が存在しない星系には領主がいても有名無実になるのだ。
「ですが」
「それでもですね」
「これからは確かな領主に入ってもらいましょう」
「今領有している領主家の分家の人にお願いして」
「領主になってもらいましょう」
「ノール男爵家になるでしょうか」
「いえ、星系の規模では子爵家では」
統治する星系の規模において爵位も変わる、それで今度はそちらの話になったのだ。
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