ハッピークローバー
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第百四十五話 文化祭が近付いてその十四
「それでね」
「いいことを言うことね」
「どんなことでもね」
「どんな人についても」
「あれが駄目これが駄目じゃね」
そういうことではというのだ。
「聞いていてもね」
「嫌になるわね」
「殆どの人は悪口嫌だし」
そうであるからだというのだ。
「本当にね」
「悪口よりもいいこと」
「それを言って」
「生きていくことね」
「それがいいと思うわ」
「その通りね」
理虹もそれはと頷いた。
「それはね」
「そうでしょ」
「ええ、やっぱりね」
何といってもというのだ。
「いいことを言うことよ」
「そうでしょ」
「何に対してもね」
「そう。あと肥満もね」
「過ぎないことね」
「それが一番よ」
何と言ってもというのだ。
「それで文化祭終わったら」
「ちょっとダイエットね」
「それ位で済むから」
食べ過ぎてもというのだ。
「いいし実際に太っても」
「ダイエットね」
「理虹ちゃんは部活出るとね」
「陸上部いつも走るからね」
「すぐに痩せられるわね」
「皆脂肪率少ないわよ」
理虹はかな恵に笑って話した。
「それはね」
「いつも走ってるからよね」
「あれ程痩せる部活ないわね」
「じゃあ安心ね」
「そうね、じゃあお互い文化祭はね」
「頑張ろうね」
「ホットドッグもコロッケもね」
「一緒にね」
こうした話をしてだった。
二人は文化祭の話もしていった、その間悪いことは言わずお互いに気持ちよく時間を過ごすことが出来たのだった。
第百四十五話 完
2024・8・8
ページ上へ戻る