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博士の挑戦状

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第百八十四話

               第百八十四話  包囲網
 ブリーフ13は神戸市長田区八条町にいる、目撃例が非常に多くそこに潜伏することは間違いなかった。
 それでだ、その町にだった。
 多くの警官が集まった、それを見て華奈子は家で美奈子に言った。
「何かお巡りさん多いわよ」
「そうね」 
 美奈子もこう応えた。
「何かね」
「何かあるのかしら」
「あれじゃない?」
 美奈子は華奈子に一緒に牛乳を飲みつつ話した。
「最近街に変質者出てるっていうでしょ」
「あっ、そうね」
 華奈子もそれはと応えた。
「何かパンツ一枚の」
「白いね」
「その男の人が街を歩いてるってね」
 その様にというのだ。
「言われてるわね」
「だからね」
 それでというのだ。
「その人を捕まえるんじゃない?」
「そうするの」
「そう、そしてね」
「お巡りさん多いのね」
「そうじゃない?」
 こう言うのだった。
「それは」
「そうなのね」
「まあ変質者が捕まったら」
 美奈子はそれならと言った。
「それでね」
「いいわね」
「そうでしょ」
 こう華奈子に言った。
「それなら」
「そう、そしてね」
「そして?」
「私達はね」
 二人はというのだった。
「警察のお話ならね」
「あたし達のことじゃないわね」
「だからね」
 それでというのだ。
「見ていましょう」
「それだけね」
「ええ、博士のお話でもないし」
 天本博士だというのだ。
「ここはね」
「私達は何もしないで見ているだけ」
「警察にお任せしましょう」
 こう話してだった、二人も他の魔女の娘達も見ているだけだった。その間にも警察は動いていっていた。


第百八十四話   完


                   2024・7・11 
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