同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
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第11話
前書き
サイト管理者です。第11話になります。どうぞ、ご覧下さい。
現在、アンドロメダ銀河系外縁部のとある星系、…アルタイル宙域のアルタイルにて宇宙を泳ぐ生物を遠く離れた所より観察している。この生物のフォルムは楕円形の扁平な胴体にタコのような脚を持った宇宙生物である。
先日までは「サナキ」とか「ありの〜」といった名称であったがつい先程、『宇宙アメーバ』と改名したところである。今更であったがWSO世界で似ているようであったから、改名した。
先程までは近くにて観察していたのだが、何故かいきなり攻撃を行ってきたものだから驚いてしまったが、そういえばこの生物はWSO世界と色々と似ていたので攻撃はされないだろうと思ったのが始りであったな。
だがこの星系に進入の時は反応も無くただじっとしていたようだったということはその”程度”であれば問題は無かったというか。宇宙アメーバの索敵範囲は分からんがもしWSO世界と同じであると仮定するならば例として地球から火星までの索敵範囲内。…コレって普通にヤバいな。
宇宙アメーバは此方の(艦の)シールドを貫通する力があるようだ。エリスフィールドでも貫通するだろうか?…あ、不貫通。後者は不貫通という結論に。
宇宙アメーバは防御面においてはシールドは無いものの装甲に関しては強力である。
しかしながら、…改めて見るが凄くデカい。アークワイズ級フリゲートを余裕に超えるくらいの全長を持っているし全幅も大きい。
飼い慣らすことは出来ないだろうか?一体はサヨナラ(意味深)してしまったから出来ないが多数居ることにはやってみたい気持ちはある。やることに関してだが軍事用として使っていきたい。宇宙アメーバにて得られ研究が成功した場合、まだ理論上であるが『船体再生細胞』という技術が手に入るかもだし、成体として成長したアメーバをそのまま軍艦として活躍も出来るかもしれない。
素晴らしい有効活用を思いついたものだ。すぐにでも準備し飼育段階に移行出来るように願う。
さて、引き続きやっていくか。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ーーーー
・アンノウンの生物を外縁部より進入を観測ステーションが捉えた。突如として波を打つようにしその場から消えた。おそらくワープ能力を持つ生物だと思われる。
・未知の文明とのファーストコンタクト発生。
・”同”未知の文明が我が支配領域に侵入し、この宙域にて我が偵察艦及び哨戒艦隊(1セクション)が攻撃ないし撃沈された。その後、近隣の星系への破壊行為。
・アンドロメダ銀河内外縁部に”同”未知の文明の本拠地と思われる惑星を確認。解析した中で判明した唯一の情報は国家名、…デ・ブラン。
・”同”未知の文明(デ・ブラン)より宣戦布告が発生。これより我がミドガルドはデ・ブランを排他主義と断定、同時に戦争状態に移行する。…荒らし許さん慈悲は無い。
ーーーー
「それで、状況は?」
ソフィアは自身が乗る軍艦の艦橋へ通じる通路を足早で歩きながら補佐官に起こっていることを質問を投げる。
「はっ、デ・ブランと名乗る国家より宣戦布告を受けており、宣戦布告がされたと同時に我が領域に多数の戦闘艦艇と思しき艦船が確認されました。侵犯してきた領域付近に居る調査船及び非戦闘員はその宙域より隣の宙域にある要塞基地へ避難しました。2個哨戒艦隊がその付近を航行している為、哨戒艦隊は駐留艦隊と合流予定となり防衛に当たります。既に他の方々はこの事態を確認済みです」
「了解したわ。一刻の猶予も許さない状況ね。これより独自の防衛行動を開始する旨を伝えなさい」
そう言ってソフィアは目の前の艦橋に入る扉を開けて入る。
「ソフィア将軍が入ります!」
護衛兵の声と同時に艦橋内で各自やるべきことに集中していたクローン達は立ち上がり敬礼し監督するクローン中将は振る帰り敬礼する。
「各自、自分の仕事に戻りなさい」
ソフィアがそう言った後、クローン達は各自、やるべきことに集中しソフィアは広々とした艦橋の豪華な司令官席にマントを翻して座る。
「ソフィア将軍、全艦発進準備完了しました」
クローン中将がそう報告した。
「ありがとう、…これより我が艦隊は目標時点へ急行する。全艦発進せよッ!。目標、外縁部のインダク宙域へ!!」
プロテクト級航宙戦闘艦をより強力にし建造された『ロジャー級航宙戦艦』1番艦《ロジャー》が飛翔し、ミドガルドを後にする。
その後を追うのはソフィア旗下の艦艇多数。
そして、某外縁部方面に続くハイパーレンゲートに…ミドガルド艦隊は集結した。艦艇数は、5,000隻にのぼった。
後書き
『ロジャー級航宙戦艦』
全長1200m
最高速度(大気中)時速850km
ハイパードライブクラス1.0
機関:エリスドライブ
統合エネルギー変換システム
防御:発展型シールド発生装置6基、エリスフィールド、試作型『重力防御リングフィールド』
装甲:チタン装甲、対ビームコーティング
武装
・『大型バスターレーザー』(下部格納型)X1
・3連装大型エリスレーザーキャノン(550mm)x9
・3連装中型エリスレーザーキャノン砲塔(490mm)x14
・XX-9重ターボレーザー砲塔(330mm)x4
・ミサイル発射装置20門
・近接対空防御レーザーCIWSx60
・司令塔近接防御x7
・両舷魚雷発射管50門
・艦首魚雷発射管12門
・後尾魚雷発射管12門
概要
プロテクト級の戦艦バージョンとして設計・建造された。プロテクト級と同じく艦の上面甲板には火力を集中するように連装主砲が装備されているが艦体下面には少数の迎撃兵器が装備されるばかりとなっている為、装備は貧相ともいえた。
そこで設計・建造されたのがロジャー級だ。上面は勿論のこと、下面も主砲が装備されており、側面部においても魚雷の装備が強化された。
更に試作型でもある『重力防御リングフィールド』と『バスターレーザー』は前者においては某咆哮兵器を無力化出来る性能を保有しているがあくまでも理論上である。後者は敵艦隊を薙ぎ払う戦略兵装である。
指揮能力に関してもプロテクト級より数倍向上している為、旗艦として運用される。
現在は一番艦のみが就役している。ロジャー級は高価であるため、少数のみでの建造を予定している。
ーーーー
「ミドガルドに勝てるだろうか?…」
「フフフ、弱気になるな。我らが送り出した艦艇数は5000だ。対し今相手しているのは100にも満たぬ存在では無いか。我らが保有する半分以上を投入したのだ。勝てるのだから問題はないのだ。…負ける事などありえぬよ。ミドガルドという劣等な種族共を倒し、この銀河を我らの手で掴もうぞ」
「そのとおりだな!」
「「ハーハッハッハッ!」」(フラグ?)
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