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夢幻水滸伝

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第三百六十四話 賭けの攻勢その八

「いいですから」
「だからですね」
「全力で戦いますね」
「列車砲も全て使い」
「他の兵器もまた」
「予備戦力は全て動員し」
 彼等のことも話した。
「戦います、ではいいですね」
「はい、戦いましょう」
「このまま」
「そうしていきましょう」
 将兵達も応えた、そうして実際に列車砲の砲撃が火を噴いていった。そのうえで敵軍を攻撃するが。
 敵軍即ち西軍も負けていなかった、彼等も多くの列車砲を擁しているが稼働出来る全てが砲撃を行っていた。
 ヘミングウェーはその砲撃を観つつだ、将兵達に言っていた。
「このままです」
「砲撃を行いますね」
「他の砲と共に」
「列車砲もですね」
「撃てるだけ撃ちますね」
「そうしますね」
「敵も砲撃を行っています」
 東軍の列車砲部隊もというのだ。
「それならです」
「こちらもですね」
「負ける訳にはいきません」
「砲撃を行い」
「我々が勝ちますね」
「そうします、そして」 
 そのうえでというのだ。
「勝つのです、今日も引き分けですと」
「もう戦えません」
「何もかもが限界です」
「物資もですが」
「我々自身も」
「矢尽き刀折れ」
 ヘミングウェーもこの言葉を出した。
「その状況が目の前に迫っています、そうですさかい」
「そうなるまでにですね」
「何としても勝つ」
「我等が」
「そうします、そやから砲撃です」
 列車砲部隊もというのだ。巨大な車両達がそれぞれ線路の上で動きそうして果敢に砲撃を行い通付けている。
 その砲撃を見つつだ、ヘミングウェーは言うのだった。
「このまま」
「わかりました」
「では続けていきましょう」
「そうしましょう」
「撃てなくなるまで」
「そうして下さい」
 こう言って砲撃を行わせ続けた、そしてだった。
 空でも激しい死闘が展開されていた、戦闘機も爆撃機も攻撃機もそれぞれの役割を果たそうしており。
 攻撃も爆撃も行われていた、ルイスは空で爆撃隊に命じていた。
「絨毯爆撃を敢行して下さい」
「敵軍に対して」
「そうしていくことですね」
「そして爆撃を終えれば」
「即座に基地に帰り」
「それからですね」
「再び爆弾を搭載し」 
 そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「再びですね」
「爆撃を行いますね」
「そうしますね」
「そうです」
 まさにというのだ。 
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