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スーパー戦隊超決戦

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第三十一話 襲撃その七

「ここは」
「それじゃあだね」
「皆巨大化しようか」
 ダグデドはバスコの言葉を受けつつ仲間達に提案した。
「そうすれば勝てるよ」
「そうだね、俺達の巨大化は普通の巨大化じゃないし」
 バスコはダグデドに笑顔で応えた。
「大きくなってさらに物凄く強くなるし」
「今より遥かにね」
「だったらね」
「大きくなろうか」
「そうしよう、しかし」
 ここでダグデドはこうも言った。
「すぐに大きくなっても面白くないね」
「確かに」
 バスコは笑って応えた。
「あっさり負けると思ってなったら」
「そうだよな」
「面白くないよ」
「俺達だって切り札あるしね」
「そうそう、それも切ろうか」
「今からね」
 こう言ってだった。
 ダグデド達はあるものを出した、それはというと。
「あれは確か」
「ああ、先輩達のフィギュアだな」 
 ツーカイザーは白いゼンカイザーに応えた。
「あれはゴーグルファイブか」
「ダイナマンもあるよ」
「あれを出してきたってことはな」
「やっぱり」
「そうだよ」
 バスコは実に楽しそうに応えた。
「俺達の切り札だよ」
「やっぱりそうか」
「それを出して」
 そうしてというのだ。
「戦ってもらうよい」
「そうするか」
「これからね」
 ツーカイザーに余裕がある様に見える笑顔で言った、それを出したのはバスコだけでなく他の者達もだった。
 戦隊のフィギュア、多くのそれを空に投げると地面に落ちた時に人間の大きさになった、しかも動いていた。
「うわ、本物そっくりだな」
「というか本物と変わらないだろ」
 パトレッドは黄忍者に言った。
「もうな」
「そうですね、言われてみると」
「ああ、まさかな」
 パトレン一号は今度は忌々し気に言った。
「こんなの出してくるなんてな」
「思わなかったですね」
「しかも多い」
 パトレッドはこのことについても言った。
「俺達と同じだけだ」
「いますね」
「ダグデド達を入れるとな」
「そうですね」
「それがどうかしたのか」
 だがここでパトレン三号が言ってきた。
「一体」
「戦力が違うか」
「今出て来たのは只の動く人形だ」
 こう一号に言うのだった。 
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