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スーパー戦隊超決戦

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第三十一話 襲撃その六

「ここはですぞ」
「すぐにそっちに行くよ」
「お願いします」
「それじゃあね」
「今にも来るからか」
 アラタがスマートフォンを切るとだった、パピヨンオージャーはハチオージャーに対して言った。既に皆身構え陣形も取っている。
「呼んだか」
「最初から戦力が集結している方がよいですな」
「その通りだ」
 まさにという返事だった。
「それはな」
「左様ですな、ではです」
「これよりだな」
「はい、ラクレス殿の言う通りです」 
 今度はオオクワガタオージャーを見つつ話した。
「間もなく来ます」
「それならだな」
「敵は強いのですから」 
 このこともありというのだ。
「我々だけでは足りないかも知れませぬ」
「それでだな」
「皆さんを呼びました、すぐにでも来られます」
「それではな」
「皆さんと共に戦いましょう」
 戦隊の仲間達と共にと言うのだった、そして実際に即座にだった。
 まずはドンモモタロウが輿に乗り多くの舞姫達を周りに舞わせて登場した。
「やあやあやあ、来たぞ!」
「おい、何だよその出方は」
 トンボオージャーがその彼に言った。
「派手過ぎるだろ」
「これが俺の出方だ」
「だからいいのかよ」
「そもそも悪いか」
 ドンモモタロウはトンボオージャーに問い返した。
「この出方で」
「いや、そう言われるとな」
 トンボオージャーは否定せずに答えた。
「別にな」
「いいな」
「むしろあんたらしいな」
「そうだな、お共達も来ている」
 見ればドンブラザースの他の者達も来ていた。
「ではだ」
「このままだな」
「奴等が来たら戦うぞ」
 こう言って腕を組んで座っていた輿から飛び降りた、そして他の戦隊の面々も来てだった。
 南極の平原に出た、すると前にダグデド達が出て来た、しかし彼等は目の前にいる戦隊の面々を見て仰天した。
「えっ、嘘でしょ」
「全ての戦隊がいるぞ」
 リーチにモウズが応えた。
「既に」
「物凄い戦力じゃない」
「これは読まれてたかな」
 バスコは表面上は飄々とした様子を崩さず言った。
「俺達が来るって」
「その様だな」
 プラジアは実に忌々し気に言った。
「これは」
「くっ、数が多過ぎるか」
 ローザリアも忌々し気な口調だった。
「これは」
「これだけ多いと難しいか」
 ロコディウムはこう考えた。
「今回は」
「切り札を切るべきか」
 ウンクはそうすることを真剣に検討した。
「今は」
「そうだね」
 ダグデドはウンクのその考えを受けて言った。 
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