神々の塔
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第八十話 最強の天使その十
「我々はな」
「そうですか」
「世界の為にな」
「公の心ですね」
「世界を護る、そしてだ」
「その世界を救う力を得る為に」
「そなた達がな」
まさにというのだ。
「それでだ」
「これからですね」
「戦ってもらう、いいな」
「はい、それでは」
「行くぞ」
こう言ってだった。
メタトロン達との戦に入った、そしてだった。
メタトロンと戦いだ、綾乃は言った。
「特にや」
「強いな」
「天使さん達の中でも」
「これが天使の中の天使であり」
リーが応えて言った。
「天使長の中の天使長や」
「そういうことやね」
「それ故にや」
「これだけの強さやね」
「そや」
まさにというのだ。
「この方はな」
「そういうことやね」
「それでや」
リーはさらに言った。
「光の力もな」
「特に強いね」
「迂闊に攻撃を受けたら」
メタトロンのそれをというのだ。
「ほんまな」
「大きなダメージ受けるね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ここはな」
「これまで通りやね」
「頭を使ってな」
そうしてというのだ。
「戦うで」
「そうするね」
「これまで天使さんとの戦はな」
リーは考える顔で話した。
「光に対して闇やったが」
「趣向を変えるん?」
「どないやろ」
「そやね」
綾乃はその話を聞いて言った。
「ここはどないするか」
「光に対して闇やなくてな」
「他の属性やね」
「光に弱くない」
そうしたというのだ。
「それぞれの属性をや」
「皆が備えて」
「そしてや」
「戦うんやね」
「そうしたらどないや」
「今回は」
「そうや、どうやろ」
綾乃に対して問うた。
「ここは」
「そやね」
綾乃は確かな声で応えた。
「ここはね」
「そうしていこな」
「いつも通り戦ってたら」
「こっちもな」
どうにもというのだ。
「それがええって固定観念になってな」
「決まった戦しかせえへん様になるね」
「それはな」
「よおないで」
綾乃はリーに答えた。
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