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ドリトル先生と奇麗な薔薇達

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第九幕その四

「だからね」
「いいものが出るね」
「それじゃあね」
 トートーはにこりとして先生に言いました。
「じっくりと考えてね」
「僕達はいつも通りね」
 まさにと言うチーチーでした。
「その先生をフォローしていくよ」
「じゃあそろそろティータイムだから」
 ガブガブは研究室の壁の時計で時間を確認しました。
「お茶を出すわね」
「もうお茶は紅茶を出しているから」
 ホワイティはミルクティーを見ています。
「それでいいね」
「今回はイギリス風だね」
 チーチーはそちらと言いました。
「スイーツは」
「オーソドックスにそうしよう」
 老馬はスイーツ達が入っている研究室の中の冷蔵庫を見て言います。
「今日はね」
「そうしましょう」
 ポリネシアも言いました。
「今日のティーセットはね」
「いつも有り難う」
 先生は早速ティーセットを出してくれている皆に笑顔でお礼を言いました。
「嬉しいよ」
「いやいや、先生あっての僕達だから」
「家族だからね」
「先生と一緒でどれだけ幸せか」
「その幸せに応える為に」
「フォローさせてもらってね」
「先生に笑顔になってもらうわ」 
 こう言うのでした。
「是非ね」
「だからだよ」
「遠慮は無用だから」
「けれどお礼を言ってもらって」
「やっぱり嬉しいわ」
「本当にね」
「お礼、感謝の気持ちは忘れないよ」
 先生はです。
「何かをしてもらうとね」
「嬉しいよね」
「それだけで」
「そうなるよね」
「嬉しいと思う気持ちは大事で」
 そうであってというのです。
「人に良くしてもらうことに対してね」
「嬉しいと思う」
「その気持ちを忘れないことだね」
「絶対に」
「自分一人じゃ出来ることは限られていて」
 そうであってというのです。
「そこでよくしてもらって助かる」
「世の中いつもそうよね」
「誰でもね」
「僕達もそうで」
「先生だって」
「そのことも忘れないで」
 そうしてというのです」
「それでね」
「いつも感謝して」
「そしてお礼を言う」
「そうすることだね」
「絶対に」
「僕はそう思うよ、そしてね」
 そのうえでというのです。 
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