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夢幻水滸伝

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第三百六十二話 戦のタイムリミットその十二

「そう言うんや」
「そういうことですね」
「そんな教師のとこで人が育つか」
「その筈がないですね」
 オニールもまさにと答えた。
「絶対に」
「その通りや、命もものも大事にする」
「そうであってこそですね」
「満足に戦える、そうなってな」
 そのうえでというのだ。
「人もモンスターも育つ」
「そうなりますね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「わい等もな」
「将兵も使役してるモンスターも大事にして」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「武器や兵器もや」
「大事にしますね」
 今度はミニーが応えた。
「そうしますね」
「これからもな」
「左様ですね」
「この戦だけやなくてな」
「これからもですね」
「そうしてく、それはメルヴィル達も同じでや」
 そうであってというのだ。
「他の勢力も同じやしな」
「何でも大事にしてますね」
「そうしてる。確かなモンはな」
「命もものも大事にしますね」
「兵士は畑から生えへんわ」
 トウェインはこうも言った。
「代えは幾らでもおるとかな」
「そういうのやないですね」
「断じてな」
「そやからですね」
「死傷した将兵はちゃんと治療、復活させる」
 その様にするというのだ。
「モンスターかてな」
「それは同じですね」
「そうして武器も兵器もな」
「壊れてもですね」
「修理してや」
 そうしてというのだ。
「どうにもならん様になるまでな」
「用いますね」
「簡単には捨てん」
 絶対にというのだ。
「ほんまな」
「最後の最後までですね」
「使う、スクラップになってもな」
 それでもというのだ。
「それはそれでや」
「使えますね」
「一見もうあかんと思われる自動車でもな」 
 そうしたものでもというのだ。
「レストアして使えるからな」
「そやからですね」
「ほんまな」
「何としてもですね」
「最後の最後までな」
「ものも使いますね」
「一片までや」
 それこそというのだ。 
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