ドリトル先生と奇麗な薔薇達
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第七幕その四
「言ったら怨まれて」
「それが一生だったりするね」
「一生怨まれるね」
「その人が生きている限り」
「怨みを馬鹿にしてはいけないよ」
先生は忠告する様に言いました。
「その人が幾ら力がないと思っていても」
「その時点だけで」
「将来はわからないしね」
「その時点でもね」
「だから怨みを馬鹿に出来ないね」
「よくいじめの話があるけれど」
先生は暗いお顔でそちらのお話もしました。
「その現場を動画で撮られたり録音されたらどうなるかな」
「それで警察に通報出来るわよ」
「ネットに出したりね」
「それで終わりだからね」
「いじめっ子達は」
「そうだよ、いじめで怨まれると」
そうなると、というのです。
「こうしたことも有り得るよ、ましてインターネットに出たら」
「すぐに飛びつく人いるよね」
「それで大々的に拡散してね」
「いじめっ達を追い詰めようとするね」
「破滅させようとするね」
「幾ら顔や声を隠しても」
動画や録音でというのです。
「制服とかですぐわかるからね」
「それで終わりだよね」
「どの学校の誰がやったか」
「それでそうしたの攻撃する人って微塵も容赦しないで」
「集中的に攻撃してね」
「人生潰しにかかるからね」
「そうした攻撃する人も怨みを持ってるんだよ」
そうだというのです。
「そしてそのうえでね」
「攻撃するからね」
「怨みは怖いよね」
「誰からも怨まれるべきじゃないね」
「本当に」
「若し嫌いな人は徹底的に嫌って嫌いな人に話しかけず見ただけで嫌な顔をする人がいたらもうね」
そうした人はといいますと。
「かなり人を怨むからね」
「そうした人がどんな人でもだね」
「怨まれたら駄目ね」
「絶対に」
「そう、こうした人はね」
絶対にというのです。
「表立っては何もしなくても」
「裏でだね」
「何するかわからないね」
「ネットで拡散するとか」
「そうしたことするね」
「だから特にだよ」
こうした人からはというのです。
「怨まれないことだよ」
「全くだね」
「怨みって怖くて」
「特にそんな人は何するかわからないから」
「怨まれない」
「そうしないと駄目ね」
「本当にね、だから失恋のことはね」
そうしたことはというのです。
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